NEC、大規模仮想化統合基盤に最適なIAサーバ「Express5800シリーズ」2機種を発売
2015年6月25日
日本電気株式会社
NECは、プライベートクラウドやサービス提供基盤など、大規模な仮想化統合基盤に適した「Express5800シリーズ」の新製品2機種を本日から販売開始します。
ラック型サーバ「Express5800/R140f-4」は、最新CPUの搭載による最大20%の処理性能向上(注1)に加え、システムダウンにつながるメモリ障害回避機能の搭載により、可用性を強化しました。また、ブレード型サーバ「Express5800/B120f-h」は高速処理に特化し、最新CPUを搭載することで最大40%の性能向上(注2)を実現するとともに、基板設計を見直すことで、メモリ最大搭載容量を576GBに向上させました。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、企業や官公庁に対し、高性能で可用性の高いサーバ製品を提供することで、情報通信基盤の高度化と安心で安全な利用に貢献していきます。
Express5800/R140f-4
Express5800/B120f-h
背景
昨今、企業や官公庁のICTインフラにおいては、複雑化した業務システムや部門ごとに自由に設置されたファイルサーバなどの集約や統合を目的に、大規模な仮想化基盤を構築と、仮想化基盤上での複数システムの運用形態が増加しています。
サーバの性能向上に伴い、従来よりも多くの仮想サーバを運用することが可能になる一方、各仮想サーバに割り当てられるメモリ容量や、万が一の障害時の影響範囲が拡大するなどの課題がありました。
新製品は、メモリ領域の障害対応機能強化や、メモリの最大容量を向上させることで、これらのニーズに応えるものです。
価格、出荷開始日
製品名 | 価格(税別) | 出荷開始日 |
---|---|---|
Express5800/R140f-4 | 1,454,000円~ | 7月31日 |
Express5800/B120f-h | 661,000円~ | 6月26日 |
特長
- 処理性能を従来機比最大20%向上させたラックサーバ「Express5800/R140f-4」
最新CPUインテルXeonプロセッサーE7-8800v3/4800v3製品ファミリーを採用することで、従来機比で性能を最大20%向上(注1)させました。また、物理障害に対応するメインメモリのスペア領域設定範囲を拡大することで、メインメモリ領域が複数回の障害に遭った場合でもシステムを継続して稼働させることが可能(注3)です。さらに、万が一のI/Oエラー発生時も、リトライ処理の実施や、対象のI/Oカードをシステムから切り離すことで、直ちにシステムを停止することなく業務を継続することが可能な、I/Oカードに対する耐障害性も備えています。 - メモリ最大容量を576GBに強化したブレードサーバ「Express5800/B120f-h」
最新CPUインテルXeonプロセッサーE5-2600v3製品ファミリーを採用することで、従来機比で性能を最大40%向上(注2)させました。また、基板設計の見直しにより、メインメモリスロットを2個増加させ、メモリの最大容量を576GBまで向上させました。これにより、各仮想サーバへ割り当てるメモリ容量や将来の拡張性を確保することが可能で、ERPシステムなどの業務基盤やデスクトップ仮想化環境の運用基盤等の安定利用を実現します。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
新製品に関する情報
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ファーストコンタクトセンター
TEL:03-3455-5800
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