ページの先頭です。
サイト内の現在位置を表示しています。
  1. ホーム
  2. プレスリリース
  3. 1人1台のタブレットPCを活かした「持ち帰り学習」と「学習データ分析」を行う「京都ICT教育モデル構築プロジェクト」を開始
ここから本文です。

1人1台のタブレットPCを活かした「持ち帰り学習」と「学習データ分析」を行う「京都ICT教育モデル構築プロジェクト」を開始

~ 日々蓄積する自宅学習等の学習ビッグデータ分析を将来の学びに活用 ~

2015年6月2日
京都大学学術情報メディアセンター
京都市教育委員会
日本マイクロソフト株式会社
日本電気株式会社

京都大学学術情報メディアセンターは、京都市教育委員会と連携し、京都市立西京高等学校附属中学校において、情報化社会に対応した1人1台学習環境を見据えた持ち帰り学習でのICT教育モデルを構築するために、大量の学習データから生徒の学びの変化を検証する実証研究(プロジェクト名「京都ICT教育モデル構築プロジェクト)」、以下「本実証研究」)を開始しました。

本実証研究の開始にあたり、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下「日本マイクロソフト」)、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:遠藤 信博、以下「NEC」)が、協力パートナーと連携して、学習データ分析等に活用するデジタル小テストシステム等を提供します。また、生徒が利用するタブレットPC、電子黒板、クラウドプラットフォームといったICT環境整備もあわせて提供します。

京都市教育委員会は京都大学の実証研究に賛同するとともに、西京高等学校附属中学校を実証研究校に指定します。本実証研究の成果を踏まえて、平成28年度以降の市立学校におけるICT活用授業をいかに推進していくかを研究したいと考えています。

京都市立西京高等学校附属中学校では、日々の自宅学習の記録やデジタル小テストの結果等の大量の学習データを貯め、分析した後、分析結果を指導に活かす教育を実践します。また、各教科、総合的な学習、部活動等において、生徒が自分の意見を電子黒板で発表したり、生徒同士がグループで議論しながらタブレットPCでレポートを作成したりするといった、思考力・判断力・表現力といった「情報化で役立つスキルの向上」に主眼を置いた授業に取り組みます。

京都市立西京高等学校附属中学校の授業風景

1. 実証研究の概要

■研究テーマ: 持ち帰り学習でのICT教育モデル構築
~完全1人1台のタブレットPCを活かした「持ち帰り学習」と「学習データ分析」~
■研究趣旨: 完全1人1台のタブレットPCを活かし、持ち帰り学習することで、学校と自宅での生徒の日々の学習の変化を捉えて分析し、持ち帰り学習でのICT教育モデルを構築する
■期間: 2015年4月~2016年3月31日(予定)
■研究実践校: 京都市立西京高等学校附属中学校 (全119名、3クラス)
■研究者: 京都大学 学術情報メディアセンター 教授 美濃 導彦
京都大学 学術情報メディアセンター 准教授 飯山 将晃
京都大学 学術情報メディアセンター 助教 森村 吉貴
京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター 教授 村上 正行
■ICT環境整備: タブレットPC「VersaPro J タイプVT」(Windows 8.1 Pro搭載) 140台
電子黒板「BrainBoard 65型」(Windows 8.1 Pro搭載) 3台
その他 無線LAN環境、充電保管庫、サーバー、デジタル小テストシステム、授業支援システム、技術・運用サポート 等
詳しくは[PDF]【別紙】西京高等学校附属中学校の導入システム図を参照

2. 役割分担

■京都大学: 学習ログデータの分析手法を開発し、学習ログデータから生徒の学びの変化を分析する研究を行います。
■京都市教育委員会: 実証研究に必要な環境や情報を提供し,研究成果を踏まえて、市立学校におけるICT活用のあり方を検討していきます。
■日本マイクロソフト: 支援企業の取りまとめを行うとともに、教育機関向けの統合型情報共有クラウドサービス「Office 365 Education」と、クラウド基盤「Microsoft Azure」を提供します。
■NEC: NECフィールディング株式会社と連携して、学習データ分析に関わるICT基盤の整備を行います。また、生徒が利用するタブレットPC、電子黒板等のICT機器の提供や、システム構築をトータルに行っています。また、ICT機器の保守を行うとともに、ICT機器に関わるヘルプデスクを開設し、必要に応じて要員派遣も含めた技術・運用サポートを行います。

3. 今後の展望

教育関係者等に向けた公開授業と、実証研究成果の公表を予定しています。

第一弾として以下の通りに公開授業を開催いたします。また、公開授業後の全体会では本プロジェクトの概要について説明いたします。

日付: 2015年6月12月(金)
場所: 京都市立西京高等学校附属中学校
時間: 6限 14時20分~
科目: 3-A(社会)、3-C(数学)
申込み: 京都市立西京高等学校附属中学校のWebサイトより
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/saikyofuzoku-c/

[PDF]【別紙】 西京高等学校附属中学校 導入システム図

以上

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
http://jpn.nec.com/profile/solutionsforsociety/index.html
Orchestrating a brighter world 世界の想いを、未来へつなげる。

Top of this page

×ボタンまたはEscキーで閉じる 閉じる