NECとEMCジャパン、「SAP HANA テーラード・データセンター統合ソリューション」を提供
~ SAP HANA環境の効率的な構築・運用を実現 ~
2015年4月20日
日本電気株式会社
EMCジャパン株式会社
日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤信博、以下 NEC)とEMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚俊彦、以下 EMCジャパン)は、SAP社のインメモリーコンピューティングプラットフォーム「SAP HANA」環境の効率的な構築・運用を実現する「SAP HANA テーラード・データセンター統合ソリューション」を本日から提供開始します。
本ソリューションの提供価格は3,000万円から(税別、注)であり、NECとEMCジャパンは、本ソリューションについて今後SAP HANAの導入を予定しているお客様を中心に、3年間で20セットの提供を目指します。
従来、SAP HANAを利用するには、SAP社の認定を受けたアプライアンスサーバのハードウェア構成をそのまま利用する必要がありました。その後、自社で保有する既存ハードウェア資産の利用ニーズの高まりに応え、SAP社は認定ハードウェアの制限を緩和する「SAP HANA テーラード・データセンター統合(TDI: Tailored Data Center Integration)」を定義し、第一弾としてストレージの認定(SAP HANA Enterprise Storage認定)を開始しました。
本ソリューションは、同認定を取得したEMCのユニファイドストレージ「EMC VNXシリーズ」と、NECのSAP HANAアプライアンスサーバ「NEC High-Performance Appliance for SAP HANA」を組み合わせて提供するものです。これにより、お客様は1台のEMCストレージを複数台のSAP HANAアプライアンスサーバで共有することによる運用の効率化が可能となります。また、自社の既存EMCストレージを利用したSAP HANA環境の短期間での構築や現行のストレージ運用の適用が可能となります。さらに、EMCストレージが有するデータ保護などの運用機能を利用することで、より信頼性・可用性の高いSAP HANA環境の構築が可能となります。
なお、「SAP HANA テーラード・データセンター統合」のシステム構成においては、SAP HANAのインストールや、SAP社が定める性能・可用性など各種要件の基準値達成をお客様自身が行う必要があります。
今回、EMCジャパンの最上位パートナー「プラチナパートナー」であるNECとEMCジャパンは本ソリューションの提供にあたり、環境構築手順や各種要件の基準値達成、以下の運用機能に関する事前検証・評価を共同で実施しています。
運用機能の事前検証・評価内容
- 無停止バックアップソフト「EMC SnapView Snapshot」を活用したバックアップやデータ復元
- SAP HANAのデータコピー機能「SAP HANA System Replication」とNECの高可用性クラスタリングソフト「CLUSTERPRO」を活用した障害時自動切り替え
- 「NEC High-Performance Appliance for SAP HANA」の将来のスケールアップを想定したデータやログの領域拡張
- 「NEC High-Performance Appliance for SAP HANA」と「EMC VNXシリーズ」の組み合わせにおけるハードウェアリソースやプロセス、ログなどの統合監視
以上
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC グローバルプロダクト・サービス本部
E-Mail:nssc-cs@sap.jp.nec.com
EMCジャパン マーケティング本部
Tel:03-5308-8888(代表)
E-mail: japanpr@emc.com