NECは、国土交通省土地・建設産業局が一般向けに公開している「土地総合情報システム」を構築し、本ホームページが8月1日にリニューアルオープンします。 新ホームページは、不動産取引価格情報検索や都道府県の地価公示情報が閲覧可能で、データ表示のレスポンスを大幅に向上させました。また、新機能として地図表示時には航空写真表示を可能としました。

国土交通省土地・建設産業局が運用している本システムおよびホームページは、安定的な不動産投資の促進や市場の活性化、安心・安全な不動産取引のための、土地に関する情報の把握と提供を目的として2006年4月より運用されています。
従来のホームページでは、地価公示公開の際にアクセスが集中し、利用者が閲覧するページの表示までに時間がかかることがありました。また、土地情報に関わる地図データなど、データサイズが大きい地図などのスクロール表示のレスポンスにも課題がありました。
新ホームページでは、これらのレスポンスの向上に加え、直感的に目的とする場所や周辺の現況を把握したいといったニーズに応えるために、国土交通省国土地理院が無償で提供する地理院地図と連携し、航空写真の表示も可能にしました。
本ホームページを支えるシステムは画面表示にあたり、アクセス集中時のシステム負荷を分散させるため、従来、システム側で利用者が選択した「行政区画情報」や「駅の座標・属性情報」を画像化して配信していた仕組みを、非常に軽量なデータであるJSON形式（注1）で配信する仕組みとし、また、地図のスクロール表示に関しても、スクロールの差分の読み込みに対応するJavaScript（Ajax）の地図API連携方式を採用することで、高速な処理を行うことが可能になり表示速度を向上させました。
さらに、航空写真の表示については、地理院地図の電子国土基本図（航空写真）を活用するためオープンソースのWeb地図表示ライブラリ（注2）を活用し、地理院地図と連携させることで実現しました。

なお、本システムおよびホームページは7月24日から試験的に運用され、8月1日より正式に稼動開始します。

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