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NEC、「サイバーセキュリティ・ファクトリー」が本格稼働 ~ 官公庁や企業のサイバー攻撃対策向け支援を強化 ~

2014年6月16日
日本電気株式会社




NECは、お客さまの情報資産を守るために、サイバー攻撃対策の導入・運用を支援する「サイバーセキュリティ・ファクトリー」の本格稼働を開始しました。

NECは、サイバー攻撃対策システムの設計・構築からセキュリティシステムの運用監視、異常検知時に緊急対応を行う「サイバーインシデント駆けつけサービス」等を一貫して提供する、「サイバーセキュリティ総合支援サービス」(注1)を提供しています。
「サイバーセキュリティ・ファクトリー」は、このサービスの中核拠点として、お客様の情報システムのセキュリティ監視やサイバーインシデント発生時の詳細解析、進化するサイバー攻撃に対応するためのサイバーセキュリティ技術開発などを、NECグループのセキュリティ専門企業である株式会社サイバーディフェンス研究所(以下CDI)、株式会社インフォセック(以下インフォセック)及び、国内セキュリティ専門会社である株式会社FFRI、株式会社ラック、エヌ・アール・アイ・セキュアテクノロジーズ株式会社、S&Jコンサルティング株式会社、トレンドマイクロ株式会社などと連携して行います。

NECは「社会ソリューション事業」を推進しており、その注力領域のひとつである「サイバーセキュリティ事業」の強化を進めています。今後より幅広い事業にサイバー攻撃対策のソリューションを提供する事によって、安全・安心な社会の実現に貢献していきます。


背景


昨今、標的型攻撃などを中心としたサイバー攻撃による情報流出の被害が拡大しており、特に公的機関の機微情報、企業の最新技術、個人情報などが組織的なプロ集団に狙われています。こうした被害によって、企業の社会的信用の失墜、事業停止、場合によっては企業活動の継続が困難になるなど、情報セキュリティ対策強化の必要性がますます高まっています。

NECはこれまで、サイバー攻撃からお客さまの情報資産を守るために、「標的型攻撃検査サービス」(注2)をはじめ、サイバー攻撃への対策を支援するシステムやソリューションを開発し、導入から運用支援まで総合的にお客様のサイバー攻撃対策を支援してきました。
さらに、2012年には国際刑事警察機構(以下インターポール)と提携し、複雑で高度化するサイバー犯罪を調査・分析し、インターポール加盟各国へ情報を提供する最先端のサイバーセキュリティ対策の開発に取り組んでいます。

NECは今後、これまで官公庁をはじめとしたお客様のサイバー攻撃対策を支援してきたノウハウを基に、総合的かつ高度なソリューションを提案することで、2017年度にサイバーセキュリティ・ファクトリー関連で260億円の売り上げを目指します。



「サイバーセキュリティ・ファクトリー」の特長


サイバーセキュリティ・ファクトリーサイバーセキュリティ・ファクトリー
  1. セキュリティオペレーションセンター機能(以下SOC、注3
    お客様のネットワークやウェブサイトをセキュリティ監視のプロフェッショナルが24時間365日体制で監視。不正な通信やマルウェア(悪意のあるソフトウェア)への感染が疑われる場合には速やかに報告。
    お客様の緊急時に初動対応を行う「サイバーインシデント駆けつけサービス」やマルウェアの感染源や情報漏洩の調査を行う各種デジタルフォレンジックサービスは、SOCと連携して提供。


  2. 人材育成機能
    巧妙化するサイバー攻撃に対応できるセキュリティ人材の育成を行う拠点(サイバーレンジ、注4)として、サイバー演習サービスなどを提供。お客様のCSIRT(シーサート、注5)等におけるセキュリティ要員の技術レベルの底上げに貢献するとともに、日本で慢性的に不足するセキュリティ技術者の育成に寄与。
    また、CDI、インフォセックのセキュリティ要員をサイバーセキュリティ・ファクトリーに集結し、実務経験や蓄積した知見の共有などにより、NECのセキュリティプロフェッショナルを育成。


  3. サイバーインテリジェンス機能
    サイバー攻撃の証跡を収集し、最新の攻撃手法やマルウェア等の動向を調査。調査で得られた知見を新たな製品開発や、お客さまシステムに対して攻撃者視点で疑似攻撃を試行して脆弱性を診断するペネトレーションテストなどの情報提供サービスに活用。日々攻撃の脅威が増し、標的も多様化しているサイバー攻撃に柔軟に対応。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、世界の人々と協奏・共創しながら、人々がより明るく豊かに生きる、より効率的で洗練された社会を実現していきます。



以上



(注1) 2013年12月25日発表。『NEC、サイバーセキュリティ運用支援サービスの提供を開始~NRIセキュアとの協業により新たなサービスを開発~』
サイバーセキュリティ・ファクトリー本格稼働に合わせて、サイバーセキュリティ総合支援サービスに改称。
http://jpn.nec.com/press/201312/20131225_03.html

(注2) 2012年1月16日発表。『NEC、標的型攻撃検査サービスを提供開始』
http://www.nec.co.jp/press/ja/1201/1602.html

(注3) Security Operation Center(SOC)
顧客に代わりセキュリティデバイスのログ等の監視を行うためのセンター。

(注4) サイバーレンジ
典型的なITシステムの模擬環境を用意し、サイバー攻撃を受けた際の適切な対処方法を一連の流れとして実践するサイバー演習を実施したり、サイバー攻撃に対する自社および他社製品の攻撃耐性や有用性の評価・分析を行う場所。評価・分析結果はセキュリティシステムの設計・構築を行う要員の知見としてフィードバック。

(注5) Computer Security Incident Response Team(CSIRT)
企業内に設置する、コンピュータセキュリティの専門チーム

※ 各社の所在地、代表者名
株式会社サイバーディフェンス研究所(本社:東京都中央区、代表取締役:久保田 誠)
株式会社インフォセック(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:廣中 憲司)
株式会社FFRI(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鵜飼 裕司)
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙梨 輝彦)
エヌ・アール・アイ・セキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:増谷 洋)
S&Jコンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 信雄)
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ チェン)


本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC ナショナルセキュリティ・ソリューション事業部
社会セキュリティグループ
E-Mail: cyber_nec@nss.jp.nec.com



NECは、社会ソリューション事業を推進する企業としてのグローバルブランドを構築するため、
新ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」を策定しました。
本ブランドメッセージのもと、世界の人々と協奏・共創しながら、社会の様々な課題解決に貢献していきます。 Orchestrating a brighter world 世界の想いを、未来へつなげる。


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