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NEC、テレビ朝日の「ゴーちゃん。スクエア」にSDNを活用したネットワークシステムを納入

2013年11月12日
日本電気株式会社



NECは、10月25日に竣工したテレビ朝日の「ゴーちゃん。スクエア」に完成した多目的ホール「EX THEATER ROPPONGI」と17階建てのオフィスビル「EX TOWER」のネットワークシステムを構築し、本システムが10月21日より稼働開始しました。

本ネットワークシステムは、放送業界特有のフレキシブルなネットワーク運用に対応するSDN(Software-Defined Networking、注1)を実現した先進的なネットワークシステムです。

「EX THEATER ROPPONGI」は、ライブイベントなどのコンテンツ発信基地、また「EX TOWER」は、放送業界におけるワークスタイルを考慮したビジネス環境を提供するオフィスの基盤となることを目的に建設されました。

「ゴーちゃん。スクエア」においては、各種イベントにも利用できる「EX THEATER ROPPONGI」向けネットワーク、社員が利用できる一般業務向けネットワーク、映像伝送などにも利用できる広帯域のネットワークなど、様々なニーズに応える必要がありました。今回のネットワークシステムは、「NEC SDN Solutions」(注2)を構成するOpenFlow(注3)対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」を導入することにより、こうした多様なネットワークを一つのインフラとして構築したものです。 

本ネットワークシステムの特長は以下の通りです。

  1. 多様なネットワークの共存
    「UNIVERGE PFシリーズ」の導入によりネットワークを仮想化することで、一つのネットワークシステム上に、利用用途に応じて最適化された独立した論理ネットワークを作ることが可能になりました。これにより、各論理ネットワークに流れるデータのセキュリティを確保するとともに、それぞれのネットワークのトラフィック干渉の回避など、物理ネットワークを最大限に有効活用することが可能になりました。


  2. 導入・運用時における自由度の向上
    従来はネットワーク構築の初期段階で詳細な要件定義を行ったうえで、物理ネットワークと論理ネットワークの設計・構築を進めていく必要がありましたが、「UNIVERGE PFシリーズ」の導入により、物理設計・構築を先行させつつ、並行して新規要件の追加や論理設計の変更に対応できるようになりました。これにより、早期着手が必要であった要件定義・設計フェーズを短縮し、約3か月という短納期での稼働を実現するとともに、運用フェーズへの移行後も、要件の追加や変更に迅速かつ柔軟に対応できる環境を実現しました。


  3. 一時的なネットワークの利用
    「EX THEATER ROPPONGI」は、音楽ライブイベントや演劇、ミュージカル、番組収録、一般向け各種イベントなど、利用用途が多彩な多目的ホールです。イベント主催者が求めるネットワークの速度や規模、期間といった目的や用途に応じて柔軟に仮想ネットワークを提供することが可能です。

こうした多様なネットワークが共存している環境に強いSDNによる柔軟なネットワークシステムの導入は、OpenFlow対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」の特長を十分に活かし構築したことにより実現したものです。

また、NECでは今回の導入実績を活かし、NEC独自の技術・製品・サービスやパートナーの製品等を組み合わせた「NEC SDN Solutions」を軸として、企業・官公庁・通信事業者・データセンター事業者向けにグローバルにソリューション提案を行い、ビジネスや暮らし、社会に貢献するICTシステムを実現します。


【参考】

「UNIVERGE PFシリーズ」の特長
UNIVERGE PFシリーズは、SDNを実現する技術であるOpenFlowに対応した世界初の製品として、2011年3月に発売しました。ネットワークを「仮想化」、「可視化」、「シンプル化」するという特長があります。

  • ネットワークを仮想化:
    単一の物理ネットワーク上に複数の仮想ネットワーク(Virtual Tenant Network、以下VTN)を構築することができます。これにより、従来ネットワークでのVLAN数の制約に縛られることなく、独立した仮想ネットワークを構築できます。


  • ネットワークを可視化:
    通信経路、統計情報などを、物理ネットワークとVTNの両方で視覚的に把握することが可能です。これにより、ネットワークの運用状況が容易に把握でき、メンテナンス時や障害時などに迅速な対応をとることができます。


  • ネットワークをシンプル化:
    ファイアウォールなどのアプライアンス機器をプール化しておき、必要に応じて追加・削除できるため、ネットワークをシンプルにすることができ、効率的な運用と、設置スペースや消費電力の削減が可能です。


  • ネットワークの運用管理負荷を低減:
    以上の特長に加えて、コントローラからネットワークを集中管理することで、機器の追加や構成変更が容易です。また障害発生時には、通信経路を自動的に切り替えることができます。


以上



(注1) SDN(Software-Defined Networking):ネットワークをソフトウェアで制御する新しい概念。

(注2) NEC SDN Solutions http://jpn.nec.com/sdn/

(注3) OpenFlow:ネットワーク制御機能をスイッチから分離し、コントローラに集約することで、ネットワークを集中制御できる方式の標準でSDNを実現する技術の一つ。NECはOpenFlowの非営利標準化団体であるOpen Networking Foundation (ONF)の設立メンバー。

※ 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。


UNIVERGE PFシリーズに関する情報


「NEC SDN Solutions」に関する情報


本件に関するお客様からの問い合わせ先

UNIVERGEインフォメーションセンター
E-mail: univergeinfo@usc.jp.nec.com

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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