2013年10月17日
日本電気株式会社
NECは、ブラジルでサッカースタジアムを中心としたスマートシティ開発やスタジアムのICT化に関するプロジェクトを相次ぎ受注し、着実に構築を進めています。このほど、名門サッカークラブであるアトレチコ・パラナエンセ(パラナ州クリチバ市)のバイシャーダスタジアムのICT構築を受注しました。本受注は、2012年5月のポルトアレグレ市(グミオスタジアム)、9月のレシフェ市近郊(ペルナンブッコスタジアム)、2013年4月のサルヴァドール市(フォンテノバスタジアム)に続いてブラジルで4件目となります。(
注)
本プロジェクトは、最先端のICTを駆使したスタジアム構築プロジェクトであり、館内のIPネットワーク、無線ネットワーク、セキュリティシステム、大型スクリーンを含む映像・音響・照明・空調などの各種制御システムを総合的に構築するものです。特に、140台の監視カメラネットワークによるセキュリティ強化を図っています。
ブラジルでは2014年6月にFIFAワールドカップが開催されます。これに向けてサッカースタジアムの建設が進められていますが、周辺施設を含めた都市開発、都市整備も順次計画されています。
NECは、本年4月に発表した「2015中期経営計画」において、人が豊かに生きるための安全・安心・効率・公平な社会の実現に向け、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」に注力し、社会の様々な課題解決への貢献を目指しています。当社は、世界30ヶ国に導入実績のあるパブリックセーフティの他、ビッグデータ、センサ・認証技術、スマートエネルギーなどのソリューション等を活用し、今後も新興国を中心に構想が進んでいるスマートシティに対し、ブラジルのスタジアムICTのように、地域ニーズに即した提案活動を展開していきます。
以上
(注) これまで受注したプロジェクトの概要
- 2011年6月に、建築・石油化学・エネルギー・不動産・環境エンジニアリング等を手がけるブラジル大手企業グループ「オーデブレヒト」と協力し、レシフェ市近郊で計画されているスマートシティ開発プロジェクトに参画する覚書を締結し、その中核となるスタジアムのICTを構築。今後、「クラウドを活用した電子政府」「スマートエネルギーシステム」「様々な大規模イベントに耐えるICTインフラの構築」などをテーマに、観光、物流の中核拠点として継続的に発展できるICTを駆使した次世代都市インフラを提案。
- 2012年5月に受注したポルトアレグレ市(グレミオ)のプロジェクトでは、中南米地域の大手ゼネコンOASグループと協業し、グレミオスタジアムのICTインフラ整備プロジェクトに参画。ネットワーク、監視カメラ246台によるセキュリソリューション、ビル管理システム等と、これらを総合的に管理する統合ICTインフラの設計・構築を担当。
- 2012年10月に受注したサルヴァドール市(フォンテノバ)のプロジェクトでは、音声、データ、映像を取り扱えるIPネットワーク、と無線ネットワーク等のICTインフラや大型スクリーン等の全体的なシステム構築を担当。これらのICTインフラを利用してスタジアム内の必要な情報伝達や表示、監視カメラを集中制御するセキュリティシステム、スタジアム管理システムや防災システムなどを実現。更に同スタジアムでは、大型のスクリーンや数十台規模のデジタルサイネージを配備し、屋外広告や様々な情報表示に使用。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
*ブラジルのプロジェクトについて
NEC 米州・グローバルプラットフォーム本部
TEL:03-3798-9984
私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
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