2013年10月11日
日本電気株式会社
テレフォニカとNECは、ブロードバンドアクセスネットワークの簡素化とサービス提供の迅速化のために、仮想CPE(Virtualized Customer Premises Equipment:顧客宅内通信機器、以下 vCPE)ソリューションの商用化に向けた共同実証実験の実施につき合意しました。
ブロードバンドネットワークの普及に伴い宅内通信設備の機能が増大し、テレフォニカが家庭内に設置する通信設備に対する修理や保守への負荷が高まってきています。このため、宅内通信設備の機能を簡素化できる仕組みに対する期待が高まっています。
本実証ではNECのvCPEを導入し、これまでユーザの宅内にあった端末側の各種IP機能をテレフォニカの局舎内に収容することで端末側機能を仮想化し、ブロードバンドアクセスネットワークサービスの運用及びメンテナンスを強化すると共に、ネットワークの簡素化を実現します。
これらの機能実現に向けて、テレフォニカとNECは、ブラジルにおいてテレフォニカの個人及び企業のお客様向けにvCPEのフィールドトライアルを実施します。
テレフォニカとNECが今回実施する実証実験は、SDN(
注1)/NFV(
注2)コンセプトに基づいています。ネットワーク機能の仮想化を進めることにより、通信事業者は、ネットワークのハードウェア使用率を低減させ、運用の効率化を実現できます。また、ネットワークの運用を簡便化することで、事業者は新サービス開発や提供を迅速化でき、エンドユーザが多様なサービスを享受できるようになるため、利便性の向上につながります。
NECは今後も、技術・製品・サービスの開発、パートナー連携、顧客への積極的な提案を進め、SDN事業を一層強化し、顧客の新たな価値創造と高度な社会インフラの構築に貢献していきます。
以上
(注1) SDN:Software-Defined Networking、ネットワークをソフトウェアで制御する概念、社会・事業の環境変化に迅速・柔軟に対応する高度なICTシステムを実現可能
(注2) Network Functions Virtualization:仮想化によりネットワーク上で機能を実現すること
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NEC テレコムキャリア企画本部
TEL:03-3798-6141
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