2013年9月10日
日本電気株式会社
NECは、現地法人のNECアルゼンチン(所在地 ブエノスアイレス、社長 MARTINANGELI CARLOS ERNESTO)を通じて、アルゼンチンのサンタフェ州政府から、サンタフェ州の首都・サンタフェおよびサンタフェ州最大の都市であるロサリオに導入される映像監視システムを受注しました。
サンタフェ州政府は、サンタフェとロサリオ市内の中心部に、254箇所のモニタリング地点を設け、合計600台のカメラを設置、映像データをセンターに集約・解析することで、市内の治安向上を目指します。サンタフェ州政府は、本システムを2014年6月から運用開始予定です。
NECは、アルゼンチンにおいて映像監視サービスを提供している同分野のトップ企業Global View社を昨年買収し、カメラによる映像取り込みからネットワークを介した映像送信、映像監視、さらには映像のデータセンターでの保管と活用など、映像監視に関するトータルソリューションの拡販を進めており、今回の受注はその成果となります。
撮影された映像データは、市内数か所の都市安全センターに集約されるとともに、その映像データは、市のプライベートクラウド環境に保存されます。NECは、プライベートクラウド環境の構築および、都市安全センターとモニタリング地点をつなぐ総延長200kmに及ぶ光ネットワークや無線ネットワークの整備を行います。
また、映像の解析には、NECの独自技術である人や物の動きを自動で検知するビデオ解析システムを利用します。さらに、254箇所のモニタリングポイントのうち、78箇所においては、自動車のナンバープレートを自動的に検知する仕組みも導入します。これらの技術により、映像データから通常と異なる人の動きを捉えることや、探したい自動車を瞬時に見つけることが可能となるなど、より迅速な安全対策・保安活動に貢献します。
NECは中期経営計画において、社会ソリューション事業への注力および、現地主導型のグローバル事業の拡大を目指しています。NECは、今回の実績を活かしながら、今後も最先端のICT技術による安全・安心・効率・公平な社会の実現に貢献します。
以上
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