2012年10月5日
日本電気株式会社
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Android端末で社内システムを利用 |
透明キーボード |
NECは、Android(TM)OSが搭載されたタブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスから、企業などの組織内に設置してあるパソコンに接続し、社内システムの利用を実現するリモートデスクトップ・ソフトウェアを本日から販売します。
本ソフトウェアはクライアント型の製品であり簡単に設定できるため、外出先から社内業務システムにアクセスする環境を短時間で構築することが可能になります。また、スマートデバイス端末には、社内業務システムのデータは転送されず、パソコンの画面イメージのみ転送されるため、外出先での紛失や盗難発生時でも、情報漏洩することはなく、セキュリティを確保しながら、社内業務システムへの接続が実現します。
さらに、新しい画面操作機能を搭載し、かな入力を含めた日本語入力の操作性を高めています。特に、タップやピンチなど、スマートデバイス特有の画面操作性を実現するとともに、アプリケーション画面のサイズ変更のための専用ボタンや、画面四隅の操作などの細かな操作を簡単に行えるソフトウェアマウス(左記2点は特許出願中)、さらに画面上の資料全体を把握しながら文字入力が行える透明キーボードなど、先進的なスマートデバイス用ユーザインタフェースを設計しています。
本ソフトウェアの価格は、100ライセンス30万円~(税別)です。NECは今後、iOSやWindows(R)など対応OSを拡大し、3年間で5万ライセンスの販売を目指します。
リモートデスクトップ・ソフトウェアの主な特長は次のとおりです。
- 短時間で利用が可能
- ネットワーク環境とタブレット端末があれば最短15分でセットアップが完了。クライアント型の製品のため、サーバの設置・設定などが不要(注1)。
- 外出先のタブレット端末から社内業務システムへのアクセス環境を迅速に実現。
- 使いやすい操作性
- アプリケーション画面のサイズ変更のための専用ボタンや、指でタッチすることが難しい画面四隅の操作などの細かな操作を簡単に行えるソフトウェアマウス、さらに画面上の資料全体を把握しながら文字入力が行える透明キーボードなどを独自開発。
- タップやピンチ、フリックなどスマートデバイス特有の操作ができるほか、Windowsのマウスやキーボードの機能など、業務システムで使い慣れた操作性もスマートデバイス上で実現。
- プロトコルとしてRDP(注2)を使用した画面転送型アプリケーションであるため、端末側にはデータが残らず、端末を紛失しても情報漏洩を防止可能。
- 低価格での提供
- 年間保守サービスも含め100ライセンス30万円~(税別)。
- セキュリティを確保しながら、Android OS搭載のスマートデバイス上でWindowsの業務利用を低価格で実現。
なお、本ソフトウェアは、NECシステムテクノロジー株式会社が開発しています。
昨今、タブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスが、企業においても普及し始めています。スマートデバイスを利用して、外出先から社内の業務システムへ接続したいというニーズは多く、セキュリティを確保しながら、低コストで実現することが期待されています。NECは、本ソフトウェアを広く拡販することで、これらの期待に応え、企業におけるスマートデバイス活用による業務効率化に貢献していきます。
リモートデスクトップ・ソフトウェアの設定イメージおよび操作イメージは別紙をご参照ください。
【別紙】 設定、操作イメージ
以上
(注1)お客様のネットワークが社外からの接続環境(VPN)をお持ちの場合。VPN環境をお持ちでない場合は、別途設定が必要となります。
(注2)RDP・・Remote Desktop Protocol リモートデスクトッププロトコル
※ 記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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