会津大学の授業でNECがビッグデータ関連講義を実施～ 高度なIT人材を育成し、福島県の新産業の創出や産業活性化に貢献 ～

会津大学とNECは、福島県における新産業の創出やIT産業の集積、雇用創出などの産業活性化を目的に、本年10月から開講される会津大学の授業「ベンチャー基本コース」の中で、履修学生約200名を対象に、NECの講師によるビッグデータ関連の講義を7回にわたり実施します。

ビッグデータとは

ビッグデータは大量のデータを高速に分析することで、これまで分からなかった規則性や関係性を発見・活用し、より付加価値の高い事業・サービスを実現するものとして注目されています。
今回、会津大学とNECが連携してビッグデータの講義を実施することにより、今後重要性が高まるビッグデータアナリストやコンサルタントなどの人材・専門家を育成し、福島県を起点とした産業の活性化や起業支援などに貢献していきます。

ビッグデータ関連講義の概要

本講義は、ビッグデータの活用事例・効果、データ活用手順、システム構成、様々なデータ分析手法、ビッグデータを支える最新技術などについて実施されます。
なお、「ベンチャー基本コース」の期末試験に合格すれば卒業に必要な単位を修得することができるため、そのような授業の一端を企業が担うのは大変注目される取り組みです。

• カリキュラム開発及び講師派遣
  NECラーニング株式会社（本社：東京都港区、社長：萩原 卓）

会津大学の取り組み

会津大学は、本年1月の「会津大学復興支援センター（仮称）」構想発表以降、県内外のIT関連企業と雇用創出としてIT人材などの育成や新たな産業創出、産業集積に向けた取り組みを進めてきました。
本年3月には、NECと「東日本大震災からの復興支援のための連携協力基本協定」を締結し、具体的な施策実現に向けて取り組んでいます。今回の講義の実施は、こうした取り組みの一環となります。

NECの取り組み

NECは昨年、全社横断的組織として「復興支援推進室」を設置し、強固な情報通信インフラの構築や、地域コミュニティの活性化や社会に役立つICTの仕組み作りなど、復興支援の提案を行っています。一方、ビッグデータ関連事業の強化として、技術開発、新製品・サービスの販売、顧客との実証実験などを加速しており、各種業務と分析スキルに長けた専門要員を2014年度までに200名体制にする計画です。また、NECラーニングでも、本年5月よりお客様向けに基礎講座「ビッグデータ概説」を開講しており、こうした経験・ノウハウを会津大学の講義に反映していきます。


会津大学とNECは今後も、「震災復興に向けての産学官連携推進」「IT関連産業等の人材教育・育成」「共同研究の推進及びベンチャー育成に関する諸課題への対応」を柱に、福島そして日本の復興と災害に強い安心・安全な街づくりに寄与していきます。

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