マネジメントフォーラム2005in名古屋〜異業種交流で広げよう新しいネットワークとビジネス〜【開催報告】

全NUAマネジメントフォーラム2005 in名古屋

「全NUAマネジメントフォーラム2005 in名古屋」が、6月3日(金)、4日(土)の2日間にわたって、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催され、全国から約900名の参加者が集まりました。マネジメントフォーラム運営委員長・中務正士氏(エヌティーシステム(株))が「日本で一番元気なところと言われる名古屋で、大いに交流の輪を広げてください」と開会宣言し、全NUA会長・涌井裕(株)フジクラ)のご挨拶、NEC代表取締役 執行役員副社長・川村敏郎の祝辞があり、引き続きNECの取り組みについてのプレゼンテーションも行いました。続く記念講演ではカレーハウス「CoCo壱番屋」でお馴染み(株)壱番屋 創業者特別顧問 宗次徳二氏が登場。基調講演では評論家・ジャーナリスト 田原総一朗氏が「時代を読む」と題して、マイコン黎明期から今日に至る経営のポイントを解説されました。その後は分科会となり、3つのセッションが同時開催。そのうちの一つ、グループセッションでは、3グループに分かれて、個人情報保護・災害対策・プロジェクトマネジメントについて意見交換が行われました。「ネクストジャパン発信地・名古屋で体感、現代に活きる歴史の底力。」の惹句に相応しいプログラムを堪能した後は交流会。 同会場では、地元の子どもたちによる太鼓パフォーマンスが披露され、雰囲気を盛り上 げました。翌日はユーザー交歓ゴルフや愛知万博見学などを通して親睦を深めました。

田原総一朗氏

「自分の会社はどういう会社か知ることが大事」
と田原氏

「マネジメントフォーラム運営委員長

「マネジメントフォーラム運営委員長
中務正士氏(エヌティーシステム(株))

全NUA会長 涌井裕氏(潟tジクラ)

全NUA会長 涌井裕氏((株)フジクラ)

NEC代表取締役 執行役員副社長 川村敏郎

NEC代表取締役 執行役員副社長
川村敏郎

【記念講演】

「繁盛させたければお客様の声を聞け」
〜世界一のカレーハウス「CoCo壱番屋」成功の経営哲学〜
(株)壱番屋 創業者特別顧問 宗次徳二氏

活番屋 創業者特別顧問 宗次徳二氏

(講演要旨)
社長が本当に本気で取り組んだら、経営は必ずうまくいきます。よそ見をするからダメになる。あるいは、下手にうまくいくからよそ見をしてしまう。30年前に夫婦で店を始めた時は苦労の連続でしたが、不幸ではありませんでした。経営に取り組めるだけで幸せなのです。経営者は誰よりも早く出社して、店のこと、お客様のこと、地域のこと、社員の幸せを考えるようでなくてはいけません。私は社長時代、毎朝4時55分には出社していました。毎日、お客様からいただいたアンケート葉書1,000通を拝見するには3時間くらいかかるからです。夜はお酒を飲みに行ったりせず、遅くまで働く社員と一緒に仕事をしました。休みなど基本的に必要ありません。
よく、経営の相談を受けますが、社長が変わらなければ会社は変わりません。私は有志と共に朝早くから会社の周りを掃除しました。気がつけば、女子社員が進んで用水路のドブさらいをしている会社になっていました。壱番屋は凄い会社に育ったものだなと、幸福感を味わいました。売上の数字など問題ではありません。社長が率先垂範で姿勢を見せれば、役員や社員の2割は同じ気持ちでついてきてくれます。私は3年前に役員も返上して53歳で引退しましたが、それは自分たち夫婦を超える後継者が育ってくれたからです。人は育てようと思って育てられるものではありません。私たちの背中を見て、育ってくれたのです。引退した現在は、NPOを設立して、慈善事業や音楽の普及活動に取り組んでいます。福祉のことが考えられないようでは経営者は失格です。


 

【分科会】

ホーユー(株) 代表取締役社長 水野新平氏
開催地セッション
「COLOR YOUR HEART」<心に彩りを>
〜創業100年、新たなる夢の実現に向けて〜
ホーユー(株) 代表取締役社長 水野新平氏
(講演要旨)
当社は創業100年を機に、今年、新しいVI(ビジュアルアイデンティティ)を導入しましたが、これは単に100年の区切りにロゴを変えたのではありません。長年、売上のほとんどを占めてきた白髪染め「ビゲン」は、使用を気づかれないことが望ましい商品でしたが、ここ10年くらいのうちに、若者向けのヘアカラーが認知され、染めたことを他人に知られたい商品も扱うようになってきました。そうした変化の中で、当社の在り方を問い直し、今後の事業領域拡大を目指していくためにVIが必要と考えたのです。私は経営について、「戦略」「自立」「協働」「変革」「変化」の5つのキーワードで考えています。時代の激しい「変化」に対応していくために「変革」が必要です。変革を成功させるためには「戦略」を持たなければなりません。そして、戦略の実行には「自立」と「協働」を行動指針とした取り組みが求められます。結局、そうした取り組みのできる人材を育てることが最も大切ではないでしょうか。
パネルセッション
パネルセッション
「名古屋流」が日本を変える 〜流通・小売にみる独自戦略〜
パネリスト (株)ポッカコーポレーション
相談役名誉会長 谷田利景氏
  (株)スギ薬局 代表取締役副社長 杉浦昭子氏
コーディネーター シンクタンク・ソフィアバンク 副代表 藤沢久美氏
パネルセッションでは、独創的な戦略で大きな成功を収めている名古屋の有名企業2社の創業者を招いて開催。司会の藤沢氏が、(1)名古屋という独特の商圏への取り組み、(2)経営手法に関する持論、(3)人材をどう生かすか、などの切り口で経営のヒントを引き出しました。「名古屋はモノ作りの土地。原点はモノ作り」とおっしゃる(株)ポッカコーポレーションの谷田氏は、出来たばかりの名神高速道路を走り、「24時間いつでもドライバーがコーヒーを買って飲めたらいい」と発想し、機械メーカーを粘り強く口説いて回ったと、缶コーヒー自販機開発の経緯などを紹介。「町の相談薬局」として評判の(株)スギ薬局の杉浦氏は、従業員の高度な教育のために、現在、2箇所に薬事研修センターを設立しており、今後、ますます高まると予想される地域医療の必要性に対応していきたいと抱負を述べられました。合理的に考え、大胆に先行投資する両氏の経営姿勢が印象的でした。




グループセッション
Aテーマ: 「災害対策とビジネス継続性について」
Bテーマ: 「個人情報保護法施行に伴う、企業の対策と取組み」
Cテーマ: 「プロジェクトマネジメント成功への取組み」
グループセッションでは、上記の3テーマに分かれて、活発な討議や情報交換が行われました。

Aテーマでは、災害対策とビジネス継続に対する各社の取り組み、課題について意見交換を行い、ネットワークの災害対策をどう考えるか、災害対策といってもどこまでのリスクを想定した対策をとるべきなのか、また実際の復旧作業を確実に行うためにはどうするべきか、といったテーマで活発な議論が行われた。

Bテーマでは、参加者各社の個人情報保護法への課題や取組みについて意見交換がなされました。プライバシーマークについては、取得プロセスの中で社員の個人情報に対する意識を変えることが重要であり、取得しなければ仕事の受注が減るなどの現実的な意見が見られました。本日の議論の総括として、情報の洗い出しと社員の意識を 変えるための具体的な対策こそが重要であるとの結論に達しました。

Cテーマでは、参加者各社の意見交換を通し、プロジェクトマネジメント成功への4つのポイントが紹介された。
  (1)プロジェクト計画立案・調整
  (2)プロジェクトマネージャー育成
  (3)IT基盤・AP開発技術
  (4)品質システム整備

 

【交流会】

第1日の締めくくりは、きしめんや櫃まぶしなど名古屋名物に囲まれての交流会。舌鼓を打ちつつ、異業種交流の輪を広めました。途中、地元「瀬戸子供太鼓こまいぬ座」の子どもたちがアトラクションに登場。欧州諸国で公演の経験もある見事な腕前で陶器の太鼓を叩き、威勢の良いリズムで場内を盛り上げました。また、中締めの前には、次回開催地区の沖縄NUAの与儀前委員長がPRを兼ねて空手の演武を披露しました。


山本運営委員

乾杯のご発声をされる山本運営委員

交流会会場

参加者の熱気あふれる交流会会場


「瀬戸子供太鼓こまいぬ座」によるアトラクション

「瀬戸子供太鼓こまいぬ座」によるアトラクション

沖縄NUAの与那嶺運営委員

中締めの挨拶をされる次回開催地区
沖縄NUAの与那嶺運営委員




 
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