マネジメントフォーラム2004in四国開催〜異業種交流で広げようあたら新しいネットワークとビジネス〜【開催報告】

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日時: 7月9日(金)〜10日(土)
場所: 全日空ホテルクレメント高松

「全NUAマネジメントフォーラム2004 in 四国」が、7月9日(金)、10日(土)の2日間にわたって、全日空ホテルクレメント高松にて開催され、全国から620名の参加者が集まりました。
「流れを変える、ビジネスを変える。ベンチャーマインドを四国の地で学ぶ。」と題した今回、マネジメントフォーラム運営委員長・上野 準一氏(潟Gースシステム)による「独創性溢れる企業を次々と世界へ送り出している四国で、大いに情報交流をしてください」との開会宣言で幕を開けました。
続いて、全NUA会長・涌井 裕氏(潟tジクラ)にご挨拶いただき、NEC代表取締役副社長・川村 敏郎氏から祝辞がありました。同氏は続けてNECの取り組みについてプレゼンテーションを行いました。
記念講演では、「讃岐うどん“巡礼ブーム”を作り出したマーケティング事例」と題し、讃岐うどんブームの仕掛人、
四国学院大学教授・田尾 和俊氏が登場。
その後、基調講演では政治評論家・森田 実氏が「時代を斬る! −日本再生のために何が必要か?−」を演題に、参議院選挙を目前に控え、日本が抱える政治的問題に鋭いメスを入れました。その後は分科会となり、3つのセッションが同時に開催されました。
初日を締めくくる交流会では、徳島の芸能「阿波踊り」が披露され、運営委員の方々も飛び入り参加されました。
翌日はユーザー交歓ゴルフで親睦を深めました。
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【記念講演】
「讃岐うどん“巡礼ブーム”を作り出したマーケティング事例」より
四国学院大学 社会学部 カルチュラル・マネジメント学科 教授 田尾 和俊氏
image 讃岐うどんがブームになった理由は、ブームの前後で何が変わったかを見れば明らかです。それは安さでも旨さでもありません。注目される店の種類がそれまでとは一変したのです。
どういう店かというと、もともと製麺所で、食堂や学校、病院などに麺を卸したら基本的に仕事は終わりなんですが、そこへ近所の人が「残った麺を食べさせて」とやってくるので、間に合わせのどんぶりとダシでうどんを提供する──これがあり方として非常に面白いんです。近所のおばちゃんが持参してきた梅干しをうどんに入れて食べていたりする。生活感が溢れていて、とっても心地良いんです。
僕は香川県のタウン情報誌をずっとやっていたのですが、こういう店に初めて出会った時、これを紹介すれば絶対当たると直感しました。僕の経験則では、企画は「誰を」「どうしたいのか」の2つを強く意識することが大事です。この場合は「香川の若者を面白がらせたい」となりますが、それには、自分が店に出会ったときの感動体験と同じ体験を読者にもしてもらえばいいと考えました。では、どうしたらいいか。通常の情報誌のスタイルだと、店紹介では店の写真や地図が載るわけですが、あらかじめ写真を見てしまったら、僕らが初めて納屋のような店構えを目にしたときの驚きが味わえません。
僕らは噂を頼りに店を探したわけですから、地図もいい加減なものしか載せないことにしました。代わりに本文に僕らが探し歩いた道中のことを全部書いたので、それを読めばなんとかたどり着けます。やっとの思いで店を見つけたとき、もうその時点でその店は読者にとって「旨い」のです。そこで、細かな文字でびっしり埋まったうどん探訪記を書くことにしました。1989年にこの連載が始まると、県内の若者たちに大いに受けて、これが最初の讃岐うどんブームとなったわけです。
 
【分科会】
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開催地セッション
「調味料を通して『世界の食文化の開拓』に挑戦 〜社員数3,000名を擁する企業に育てた大沢社長の企業観、人生観を聞く〜」
講師: 日本食研 代表取締役社長 大沢 一彦氏
開催地セッションでは、大沢氏の暖かいお人柄とユーモアの滲む講演が、約350名の参加者の心を掴んで離しませんでした。
お話はご自身の生い立ち、日本食研創業時のご苦労や事業内容の紹介から始まりました。同社は業務用調味料でトップシェアを誇る無借金経営の優良企業ですが、グループの事業は多岐に渡り、ホテル経営や広告制作にまで及んでいます。お話の後半は、大沢氏のルーツである農業から経営のヒントを得るお話。
以下はその部分からの抜粋です。
「企業経営は農業経営から学ぶことがたくさんあると思います。
農家は自給自足が基本ですが、企業経営も自分の実力にあった経営をすることです。株式投資等には手を出さず、無借金経営で堅実にコツコツやっています。また、豊作貧乏という言葉があります。大根などの野菜は年によって値段が何倍にも変わりますが、私の父は種問屋を回って調べ、種が売れていない年に種を買いました。同業者がたくさん作らない時に作ると儲かるのです。また、いま売ることばかりに気をとられて安売りに走ると長続きしないのではないでしょうか」
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パネルセッション
「ベンチャーマインドが日本企業を変える
 〜企業の独創性とオンリーワン戦略〜」
パネリスト: 日プラ(株) 常務取締役  敷山 靖洋氏
  ドリームゲート 編集長  野村 滋氏
コーディネーター: (株)ソフィアバンク 取締役  藤沢 久美氏
パネルディスカッションでは日プラ鰍フ独創的な企業展開が注目を集めました。納入先での接着を可能にする技術を開発し、搬送サイズの限界を超えるそれまでにない大型アクリル水槽への道を拓いた同社。
「ベンチャーマインドはどうやって生まれるのですか?」と藤沢氏が尋ねると、敷山氏は「創業当時、大手の下請けをやっていたが、そこからどうやって脱却するかを考えた。 資金もマンパワーもない。大手と勝負できるのは技術だけ。だから、他社にやれることは引き受けないと決めた」と答えました。
同社は近年、アクリルパネルの技術を用いて、世界初の300インチ・シームレススクリーンの開発に成功しました。これについて、「新しい事業のアイデアはどうやって育てるのですか?」との質問には、「アクリルパネルの加工という点では同じ。当社の技術の枠内で発想している。実験は、通常の生産ラインが稼働する中でスキマを見つけてやっている」とのこと。野村氏が「新規事業はいきなりの飛躍では生まれない。縦に飛ぶだけでなく、横に飛ぶことも必要」とコメントしました。
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Aテーマ会場
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Bテーマ会場
グループセッション
Aテーマ: 「システム開発 〜運用一括アウトソーシングにおける情報システム部門の役割〜」
Bテーマ: 「個人情報保護に関する動向と対策への取り組み」
グループセッションでは、左記の2テーマに分かれて、活発な討議や情報交換が行われました。Aテーマでは、アウトソーシングを行う上での戦略が話題となり、「アウトソーシングを行う前に自部門のリソースを明確化すること、人材育成も含めたマクロな戦略を持つことが必要である」といった意見が検討されました。
また、Bテーマでは、個人情報保護に万全を期するための体制作りや、社内教育の方法などについて情報交換が行われました。
 
【交流会】
マネジメントフォーラムの大きな目的は異業種交流。
最先端の話題の飛び交う日中のビジネスモードでの交流のあとは、四国各地の名物料理の用意された交流会会場にて、和やかな雰囲気の中で親睦を深めました。
冒頭では、特別に来賓の高松市長 増田氏の挨拶がありました。
また、途中で、徳島名物「阿波踊り」のアトラクションがあり、運営委員の皆さんも連の踊り手たちに混ざって練習の成果を披露。陽気なお囃子に乗って、場を大いに盛り上げました。

中締めのご挨拶をされる、次回開催地区
中部NUAの中務 正士 副委員長


乾杯のご発声をされる
岡本 治夫 運営副委員長



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