NUA WORLDトップ > 全NUA > 海外研修 > 第50回海外研修(西欧)レポート
海外研修

第50回海外研修(西欧)レポート

研修テーマ: EU諸国のビジネストレンドとグローバルマーケティング戦略を探る
研修期間: 平成19年11月9日(金)〜17日(土) [9日間]
訪問国: スペイン、ポルトガル
[主な訪問先:NECヨーロッパSIMO国際データ処理・マルチメディアショーTELEFONICAJERONIMO MARTINS、ポルトガル日本通運株式会社]
研修コース: 成田 → スペイン〔マドリード〕 → ポルトガル〔リスボン〕→ イタリア〔ミラノ〕 → 成田
研修内容: マルチメディアショー視察、セミナー、企業視察
写真
第50回海外研修 西欧研修を終えて
岡崎 敏和 団長 岡崎 敏和
(明治乳業株式会社)


 全NUAのグローバル研修の1つである海外研修は、本年度「EU諸国のビジネストレンドとグローバルマーケティング戦略を探る」をテーマに、スペイン・ポルトガルの企業・展示会視察及び市内視察を中心に、高成長が続くEU諸国の勢いを体感できる研修となりました。

 記念すべき50回目の全NUA海外研修の詳細な内容は本報告書をご覧頂くこととして、ここでは、私がこの研修を通じての所感を簡単に述べさせて頂きます。

 今回訪問したスペイン・ポルトガルは1986年にEUに加盟し、EU統合を実現しながらも、各国の文化や歴史を踏まえた独自の価値観を持ち続け、個性的で多様な進歩を遂げているともに、歴史的には16世紀半ばから日本と南蛮貿易を行なうなど関係が深く、私自身非常に興味深い地域でありました。

 最初の訪問国スペインでは、マドリードを中心に周辺都市の企業及びマルチメディア展示会の視察を実施致しました。最初の視察となりました「SIMO・TCI国際データ処理・マルチメディアショー」は、スペイン最大のマルチメディア展示会であり、コンピュータ、プロフェッショナル・ソフトウェア、消費者向けコンピュータ技術、通信技術など世界各国のベンダーが出展し、急速に加入者が増え続けるインターネットの最新情報や、業界各社の新技術、関連製品などの情報が提供されており、ITへの関心の高さを伺い知ることができました。
またNECヨーロッパブリュッセル事務所長の安孫子様によるオリエンテーションでは、「欧州の最新事情」を題材に、EU発展の歴史・現在抱える問題や国別の状況、経済・IT領域の現状について、実体験を交えた貴重なお話を伺うことができ、現地企業訪問時に大いに役立たせて頂きました。
 スペイン最後の視察先、TELEFONICA社はスペインの元国営電話会社で、世界で5番目に大きい携帯電話会社であり、スペイン語及びポルトガル語圏におけるワイヤレスサービスプロバイダのリーダー的地位を確立するために国際的な活動を行っており、技術だけではなく環境にも配慮した取組を積極的に行っており、ステークホルダーに十分に配慮した企業経営を行っている印象を受けました。
 二つ目の訪問国ポルトガルは、リスボンを中心とした企業及び市内視察となりました。ポルトガル流通最大手のJERONIMO MARTINS社は、国内だけでなく中・東欧への事業展開の他、事業計画の再評価、物流、ネットワークなど、多岐に渡る興味深い講演内容で、今後の事業拡張に対する戦略と活動に対する意気込みを感じました。
ポルトガル日本通運(株)では、EU加盟27ケ国内での人・物・金・サービスの自由な移動についてと、世界最大の単一市場における通商政策や、EU・シェンゲン協定・ユーロの関係などについての説明を受け、様々な課題はあるもののEUは一つの国であり、輸配送の観点からも今後も継続して拡大・成長を続けていくことを実感致しました。

今回の研修は9日間という日程でしたが、企業訪問の合間にトレド・エボラ・シントラなどの世界遺産の見学や、Prado美術館・REINA SOFIA美術館での絵画・彫刻の鑑賞など、歴史と文化を存分に堪能することができました。
またスペインのフラメンコ、ポルトガルのファドといった大衆文化にも触れることができ、業種・業態を超えた参加メンバーの皆さんとの交流も含め、大変印象深く良い想い出となりました。

 今回の記念すべき第50回目の全NUA海外研修が、全行程晴天の中、全員無事故で初期の目的を達成し、予想以上の成果によって成功裏に終えることができましたことをこの場をお借りして心より御礼申し上げます。


研修内容
■NECヨーロッパ
http://www.neceurope.com/
 
欧州の最新事情(EU,ユーロ,EU憲法など)、欧州と日本との関係、ビジネス、文化、生活などの面での欧州と日本の違いについて、NECヨーロッパスタッフより解説。

■SIMO TCI 国際データ処理・マルチメディアショー
http://www.ifema.es/ferias/simo/default.html
 
マドリッドで毎年開催されスペインを代表する大規模なコンピューター技術展。
近年、スペイン労務省が情報テクノロジーの普及に力を注いでいることから、大変注目されている。
IT全般/プロフェッショナル・ソフトウェア/エンターテイメント技術/テレコミュニケーション/オフィステクノロジー/eビジネス/コンピューターグラフィックス/印刷などの展示を中心に視察。

■Telefonica
http://www.telefonica.es/particulares.shtml
 
1924年設立、1997年に民営化された元国営企業で、携帯電話事業やインターネット事業、通話事業に力を入れ、ラテンアメリカを中心に企業買収を勧めている。日本のNTTドコモとも企業提携。
傘下のTelefonica Moviles(スペイン最大の携帯電話会社)には、NECのシングルサインオンシステムが導入されている。
最先端ICTが導入され、環境にも配慮されたTelefonicaの新社屋を見学するとともに、Telefonica社の事業内容、ターゲット分野について聴講。日本のサービス事情との比較を交えたディスカッションも実施。

■JERONIMO MARTINS
http://www.jeronimo-martins.com/en/homepage/index.html
 
ユーロの国内導入に伴い、スペイン、ブラジル、英国、中国にも進出し、独自の国際化路線にて成長を続けるポルトガルの国内流通大手企業 JERONIMO MARTINS社 を訪問。
国情や関連諸国との関係性を交えながら事業展開の経緯を説明頂くとともに、自社システム(SAP等)についても解説頂いた。今後の展望や日本での活用事例等、活発な意見交換も実施。

■ポルトガル日本通運株式会社
 
日通グループは欧州において主要国17ヵ国、44都市を中心に、欧州全域にネットワークを展開。この拠点網に同グループの全世界に広がるグローバルネットを組み合わせて、顧客のニーズにあわせたロジスティクスサービスを提供。
SPC社を視察し、リスボン港のコンテナヤードにおける物流管理状況を視察。
また、欧州物流事情、欧州での事業展開などについて、ポルトガル日本通運株式会社 三国社長より講演頂いた。

pagetop