NUA WORLDトップ > 全NUA > 海外研修> 第47回海外研修 欧州研修チームレポート
海外研修

第47回海外研修 欧州研修チームレポート

研修日程: 平成15年10月13日(月)〜25日(土)(13日間)
研修コース: 東京→ベルギー[ブリュッセル]→スイス[ジュネープ、ローザンヌ]→ドイツ[ハイデルベルグ、ミュンヘン]→フランス[パリ]
→東京
テーマ: 「EUの現状と欧州ビジネスの最新動向を探る」
image

第47回海外研修 北欧研修を終えて

image
団長 濱田 弘豊
(住友セメントシステム開発 株式会社)  
第47回欧州研修チーム
 
副団長 山本 尚史
(近鉄情報システム 株式会社)
image

平成15年10月13日から13日間にわたり「EUの現状と欧州ビジネスの最新動向を探る」というテーマで研修してきました。TELECOMの開催と合わせた4年に1度の研修ですが、参加者は例年の米国研修に比べると少なめの21社 23名で、少数精鋭の研修チームになりました。

当初、団長、副団長を仰せつかった時には、何をすべきか色々と考えておりましたが、最終的には参加者全員が楽しく、健康で、安全に帰国できることを祈り、成田での結団式と慌しい出発を迎えたように思います。その祈りが通じたのか、天候にも恵まれて大きなトラブルもなく、予定のスケジュール通り、全員無事帰国することができました。

欧州研修では、「NECヨーロッパ、NECISのセミナー」「TELECOM視察」「EU本部、SAP社、BMW社、レーベンブロイ社、カルフール社、フランス国立科学研究所計算センター訪問」と5都市8ヶ所を訪問するハードなスケジュールにもかかわらず、各訪問先では団員各位が積極的に質問され、毎回、予定の時間をオーバーしてしまうほど精力的な活動をしてまいりました。詳細な内容は本報告書をご覧いただくこととして、ここでは、我々がこの研修を通じて感じたことを、簡単に述べさせていただきます。

渡航前の欧州に対しての認識は、EU(欧州連合)が発足して10年が経ち、国境コントロールの廃止、通貨(ユーロ)統合などの規制緩和を行い、米国の対極を為すための準備を着々と進めているものだと考えていました。しかし、まだまだEUは政治的なまとまりに欠け、来年には現在の15カ国から25カ国の加盟国となるEUの発展に向け、色々な枠組みや法律を見直している最中とのことでした。そして政治的に強くなるために、ヨーロッパ憲章を策定し、「スーパー大国を目指すのではなく、世界平和を求めていく」というEU本部での講演は、EUの進むべき方向性と、今後の発展に向けた力強さを感じさせられました。

また、TELECOM視察の折には、NECの金杉社長との面談、川村専務との会食、展示会場内での市場リレーション推進本部の岩間統括マネージャー、海外事業推進本部の鈴木マネージャーによるご案内などと、お忙しい中研修チームのためにわざわざ時間を割いてご対応いただいたことに、団員一同とても感謝しております。

SAP社、BMW社、レーベンブロイ社、カルフール社など欧州の民間企業を訪問し、各企業がそれぞれの地域に根ざしながらも、グローバル企業に飛躍する為の各種の取り組みを行っている様子はとても参考になりました。

企業訪問以外にも、ロマネスク・ゴシック建築を初めとする欧州の歴史・文化・芸術の深さを肌で感じることができたのは、少し駆け足だった感もありますが、有意義なものでした。また、ここでは詳細の報告が出来ないのが残念ですが、我々を含めた団員各位、事務局、添乗員の笑えるエピソードの数々が今回の研修に十分な安らぎを与え、メンバー間のコミュニケーションをより良いものにしたことも、成功裏に研修を終えることができた一因であったと考えております。

出発時に初めて顔を合わた個性豊かな23人のメンバーが、帰りのシャルルドゴール空港を飛び立つ頃には、意気投合から一致団結へと進化した研修チームとなり、「また皆で集まりたい」と言われたことが、何よりも喜ばしいことでした。ただ、当初は研修「団」だったはずが、最後には「組」に変わっていたのは何故なんでしょう?

最後になりましたが、団員のみなさまのご協力、NECの奥副事業本部長をはじめとする事務局員の皆様とNECツーリストの家高ベテラン添乗員様の現場での臨機応変な対応によって、第47回欧州研修を成功裏に終了することができました。皆様には、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
 


研修内容
【展示会視察】

●TELECOM2003視察(スイス/ジュネーブ)
http://www.itu.int/WORLD2003/homepage.html(英語)
 
TELECOMは、4年に一度開催されており、情報技術・電気通信関連では世界最大級の展示会であり、今回は9回目の開催となりました。この展示会には、世界のメーカおよびベンダが出展参加し、最先端のコンピュータ/ネットワークのソリューションの紹介や製品などが展示されており、ビジネスチャンスや今後のシステムを考える上で、参考となる最新の情報を得るにはまたとない機会でした。http://www.nec.com/telecom2003/(英語、NECブース)

【企業訪問&セミナー】

●EU本部訪問(ベルギー/ブリュッセル)
http://europa.eu.int/euro/entry.html(英語)
 
欧州連合(EU)は、1951年にパリ条約により欧州石炭鉄鋼共同体ECSC、1957年のローマ条約により欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(ユーラトム)が設立され、1986年の単一欧州議定書の下で3つの共同体はすべての域内国境を徐々に廃止し、ついには単一市場を完成。1992年にマーストリヒトで調印された欧州連合条約(マーストリヒト条約)により、特定の分野で政府間協力を図りつつ経済通貨同盟を目指す欧州連合が誕生しました。また、1999年1月1日には単一通貨ユーロが導入され、ユーロ圏の金融政策は欧州中央銀行制度(ESCB)に一元化されました。現在15加盟国から成り、共同体として発展を続けております。
その機構の中心となるEU本部を訪問し、EUの現状と今後の展開についてお話を伺いました。

●NECセミナー(ベルギー/ブリュッセル)
・NEC Europe社より http://www.neceurope.com/(英語)
 
欧州の最新事情(EU、通貨統合など)および、欧州と日本との関係について、NECヨーロッパよりお話し頂きました。特に日系企業のビジネス展開をサポートするロビー活動を中心に、ビジネス、文化、生活における欧州と日本の違いを交えて、実際に欧州政府と折衝されている現地スタッフの方から紹介頂きました。

・NEC Industrial Solutions(NECIS)社より
http://www.necis.be/(英語)
 
欧州において2001年3月新会社を発足させてから、現在に至るまでの苦労談をはじめ、現在の状況を含めて欧州におけるビジネスの進め方や日本とのビジネス習慣との違いおよび、NECの欧州の製造業に対するビジネス戦略などを、現地にて奮闘しているスタッフよりお話し頂いた。

●SAP社訪問 (ドイツ/ハイデルベルグ)
http://www.sap.co.jp/(日本語)
 
SAP R/3で世界的に有名な、統合基幹業務システム(ERP; Enterprise Resource Planning)ベンダ最大手のSAP社の本社を訪問し、欧州におけるERPの動向とSAP社の戦略などについてお話しを伺いました。

●BMW/ミュンヘン工場見学(ドイツ/ミュンヘン)
http://www.bmw.com/(英語)
http://www.bmw-werk-muenchen.de/(英語)
 
日本でも人気が高く、高い技術力とお客様へのサービスが評判の自動車会社BMW社の工場を訪問しました。数ある工場の中で、今回はBMWの本社ビル隣接の、3シリーズを中心に製造していますミュンヘン工場を訪問し、その製造工程などを視察させて頂きました。

●レーベンブロイ社訪問(ドイツ/ミュンヘン)
http://www.loewenbraeu.com/0_start/index.htm(英語)
http://www.asahibeer.co.jp/worldbeer/f_lowenbrau.htm(日本語)
 
600年の歴史をもつレーベンブロイ社は、伝統を重んじつつ最新の技術を取り入れビールを製造。バイエルン地方の代名詞でもある同社は、ドイツ屈指のビール会社へと成長し、現在輸出、ライセンス生産を合わせて、世界50カ国以上で広く愛飲されています。同社を訪問し、伝統と最新技術の融合で生まれるビールの製造工程を視察させて頂きました。

●カルフール社訪問(フランス/パリ)
http://www.carrefour.co.jp/(日本語)
http://www.carrefour.com/(英語、仏語)
 
カルフールは、1959年設立から4年後の1963年には、パリ郊外に巨大なセルフサービス店を開業し、「ハイパーマーケット」の元祖と言われるようになりました。2000年にはネット販売のための新会社「@カルフール」を設立、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、eリテイルの複数のチャネルを持つ企業へと転身。グローバルに事業を展開する同社を訪問し、会社概要および物流システムをはじめとした同社の戦略について、お話を伺いました。

●フランス国立科学研究所計算センター[IDRIS]訪問(フランス/パリ)
http://www.idris.fr/(英語、仏語)
 
IDRISは、1993年フランス国立科学研究所より分離独立したコンピュータセンターです。研究者にコンピュータリソースを提供し、より高度な研究活動を可能にしております。現在同センターではNECのスーパーコンピュータも導入され、その研究活動の一環を担っています。同センターを訪問し見学をするとともに、現在の活動概要と今後の展望などについて、お話しを伺いました。
pagetop