全NUAユーザー事例論文
最優秀賞・特選受賞者インタビュー

お知らせ−最新情報

2013/3/4
ユーザー事例論文の応募期間を4月26日(金)に延長しました。
 
2013/2/22
平成24年度 受賞者座談会を掲載いたしました。
 
2012/12/18
論文書き方セミナー 開始いたしました。
 
2012/11/8
平成25年度ユーザー事例論文の募集を開始しました。
 
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全NUAユーザー事例論文 受賞者座談会

ユーザー事例論文を執筆された方々から聞かれるのは、大変貴重な体験ができたという声です。この座談会では、受賞者の皆様に、執筆の動機やポイント、アドバイス、そして執筆を通じてどのような成果が得られたのかなど、実体験に即したお話を伺いました。受賞された方々の熱い想いや喜びを感じとっていただき、ぜひユーザー事例論文にご応募ください。

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出席者

加賀 亨 氏(最優秀賞)帝人株式会社 IT企画室
前野 仁 氏(特選)株式会社大林組 本社防災情報センター担当課長
辻 裕里氏 氏(特選)サンデン株式会社 生産管理・IT本部システム管理部 部長

 

司会

古川 正紀 氏 論文審査委員長 株式会社イーアイティー 常務取締役 COO

 

論文執筆のきっかけは

古川氏
本日お集まりいただいたのは、受賞者の皆さんから体験談を伺い、次年度に論文執筆を考えている方の参考にしていただくためです。まず最初に、論文があることを知っていて、読んだことがあったか。また執筆のきっかけは何だったのかについて伺います。

加賀氏
正直、論文があることは知りませんでした。上司の勧めで論文を書くことになり、初めて過去の受賞論文を読みました。

辻氏
論文があることは知っていましたし、今回書いたのは2度目になります。前回はいろいろな人の知恵を借りましたが、今度は自分一人で書きたいと思っていました。

前野氏
論文があることは知っていました。当社では、机の上に過去の受賞の楯が置いてあります。かつて私も、提出前の論文査読を依頼され、じっくり読んだことがあります。今回のテーマは防災情報センターの話ですが、3.11のあとだけにタイムリーな内容になりました。NECと関係がないと書いてはいけないと考えがちですが、他社の参考になる事例であれば大丈夫です。

古川氏
執筆のきっかけや動機を詳しく聞かせてください。

加賀氏
帝人グループのIT子会社のインフォコムから帝人のIT企画室に異動し、最初に携わったプロジェクトについてユーザー事例論文としてまとめるようにと上司から言われました。ベンダ視点からユーザーの視点でシステムを見るようになりますから、良い機会だと思い執筆準備に時間をかけました。

辻氏
書こうと考えたのは、社内広報の意味が大きく、製造業の中のITのステータスを上げたいと考えたからです。長期的に考えると、社員も経営層も変わっていきます。そこで、読み物としてまとめておけば、システムの意味を伝えることができます。

前野氏
今の本社防災情報センターに異動してから6年。過去のことはよく知りませんでしたが、阪神淡路大震災の教訓を生かして作られた総合防災情報システムなので、そこからひも解き、自分の知識を整理したいという思いがありました。

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▲論文審査委員長
古川氏

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▲帝人株式会社
加賀氏

 

論文執筆に要した時間と周囲の協力について

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▲株式会社大林組
前野氏

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▲サンデン株式会社
辻氏

古川氏
執筆の期間や時間、特に就業時間内や時間外かについて教えてください。また周囲のフォローや協力はありましたか。

加賀氏
構想は2011年5月から2012年3月くらいまで時間をかけて考えました。2月にNUAの「論文書き方セミナー」に参加し、3月にタイトルを決め、5月のゴールデンウィーク中に集中的に書きました。
IPAのITストラテジスト試験の論文の書き方を参考に、ユーザー視点で記載することに重きをおきました。5月の中旬には、社内外の方々に校正してもらいました。

辻氏
申し込みが遅くなりましたが、構成は頭の中にできていたので、土日に家にこもって集中して書きました。掲載する数字などは広報にチェックしてもらいました。

前野氏
執筆は就業時間帯の隙間をぬったり、土日も利用しました。
構成などは通勤時間中に考え、テキストエディタでラフな本文を打ち込み、その後ワープロで図の貼り付けと全体の体裁を整え、締め切りギリギリに間に合わせました。上司の作成した資料を参考にし、チェックもしてもらいました。

加賀氏
執筆段階では上司が励ましてくれ、プロジェクトの情報は、帝人、インフォコム、NECの協力ですぐに集められました。

辻氏
私が論文を書いていることは、部内も部外も誰も知りませんでしたが、資料は提供してもらいました。

前野氏
書くためのネタ探しや図版の転用などには協力してもらいましたが、その他のことはすべて任されていました。

 

受賞の感想や周囲の評価、受賞で得たものとは

古川氏
受賞の知らせを聞いたときの率直な気持ちや社内での評価がどうだったかを聞かせてください。

加賀氏
知らせを聞いたときは嬉しかったです。受賞によって、帝人グループ内で、皆に名前を覚えてもらえる効果がありましたし、インフォコムのステータス向上に寄与できたと思っています。

辻氏
とても嬉しかったのですが、思いの丈のみを書いたという感覚があり、もっとちゃんと書けばよかったという反省もありました。IT子会社は受賞を知っていましたが、プロジェクトが大変な時期だったので一応報告だけしました。また、経営のキーマンにはペーパーで受賞報告をしました。

前野氏
メールで特選を受賞したことを知りましたが、最初は特選の位置づけがよく分かりませんでした。位置づけを知ると、ちょっと想定外で、上司や部長からも「おめでとう」と言われました。特選ならば内々だけのものにせず、社内にアピールし、自分の看板にすることで、業務がスムーズに進められればよいと思っています。今後は、継続して論文が出せるように部下を指導していこうと考えています。

加賀氏
ベンダ側でネットワークを担当していましたが、論文執筆によって、ユーザー側からの視点でシステムと接することができるようになったのが大きな収穫でした。

辻氏
前回に書いたときと違い、今は部長職になっています。あらゆる意味で、自分の視点が上がっていることに気づきました。今後は、高い視点で論文が書けるような人材を育てていきたいと考えています。

前野氏
論文を書くことは、システム開発に似ていることが分かりました。シナリオをきちんとしておけば、論文もスムーズに書けます。だから、論文が書けるようなシステムになっているかどうかが大切です。
これは重要なスキルにもなります。

執筆を考えている方へのアドバイス

古川氏
これから書こうと思っている方へのアドバイスをお願いします。

加賀氏
最初は面倒と思うかもしれませんが、実際は内容を考えていても楽しく、書いていても楽しいものです。せっかく書くのであれば、自分のために目的を定め、自分も会社もステップアップすることを目指してください。

辻氏
大きい仕事をまとめたとき、整理するのに最適ですし、自分のために書いて自分の宝物にするとよいと思います。論文は、プロジェクト終了後に作成する最大のドキュメントになりますから。

前野氏
論文はあくまでも自分のために書くものです。システム開発で苦しんだ人も、論文執筆で改めてシステムを俯瞰して見直せ、それを次の開発に生かせます。

古川氏
論文執筆、さらに受賞によって、身の周りにいろいろな変化があったようです。本日は、とても参考になる貴重なお話をありがとうございました。

 

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