iモ−ド販売支援ポ−タルサイトの構築
(PDF文書,1051KB)


【要旨】

1.システムの背景
販売部門より下記の要因にてビジネスチャンス損失の対応のため、モバイル端末支給の要望が大となる。
(1)販売担当者が顧客訪問時に"注文,在庫状況等の問い合わせ"が多発。
・多数の顧客は電子データ伝送で注文データを随時送信。
・顧客では"在庫を持たない"との考え方から送信の注文データは短納期。
・短納期に伴う納期遅れに対応のため、ホスト系基幹業務はリアル処理。
・ホスト系基幹業務のリアル処理に伴い、情報がリアルに変化のため顧客よりの問い合わせに対し即回答が不可能。
・現状は携帯電話で販売アシスタントに連絡し、オンライン端末で最新情報の検索を依頼/入手し顧客へ回答。
または 帰社後オンライン端末で最新情報を検索/確認し顧客へ電話で連絡。
(2)顧客からの電子メールでの連絡等が多発。
・顧客からの急ぎの用件が電話連絡ではなく電子メールで送信。
・販売担当者は直出/外出が多く電子メールの随時参照が不可能。
・帰社後に電子メールを参照のため対応が遅れ顧客よりクレーム。

2.システムの狙い
(1)短期間/最小限費用でシステムを開発。
(2)費用対効果等を前提にモバイル端末はiモード携帯電話を使用。
(3)提供情報はホスト機のオンライン情報。
(4)販売担当者が外出先で必要とする最低限の機能に限定。
・ホスト機の最新リアル情報(在庫,受注,発注の問い合わせ)の即時検索。
・顧客からの電子メールの参照/発信。
(5)運用に伴い"CS(顧客満足度)の向上","売上促進"を実現。

3.システムの構成
3−1.特徴
(1)情報源は ホスト機(ACOS−4;PX7500)
(2)情報鮮度は リアル情報(生情報)
(3)モバイル端末は iモード携帯電話
(4)通信インフラは インターネット網
(5)開発技術は ホスト系技術を主体

3−2.プログラムプロダクト
(1)ACOS−4(PX7500)
VISU,OLF/TP−UT
(2)iモードサーバ
Star Office関係の標準P.P,OLF/TP−UT分散管理

4.システムの工夫
4−1.iモード携帯電話の操作
(1)入力値の削減による検索方法(わかる範囲の値)
(2)使用料金の認識(概算のパケット料金の画面表示)
(3)問い合わせキーの汎用性(検索キーの複数化)
(4)パケット料金の低減化による検索(検索条件の絞込みの設定)
(5)画面の表示項目の選択(検索条件にマッチした表示項目の選択)
(6)画面のシフト(表示桁落ち時の右画面⇔左画面のシフト)
(7)画面の切り替え(条件画面⇔一覧画面⇔詳細画面)
(8)検索条件を継続し他問い合わせへリンク(在庫⇔受注,在庫⇔発注)
(9)操作キーの割り付け(操作の簡素化)

4−2.プログラム構築
(1)OLF/TP−UT(標準P.P)を採用
(2)ホスト側は 処理プログラムを標準化しCOBOLで短期間に開発
(3)iモードサーバ側は Visual Studio で短期間に開発

5.実績と成果
5−1.実績
(1)開発期間は 2000年6月〜9月(プログラム構築期間は9月のみ)
(2)本番開始は 2000年10月〜
(3)開発費用は 約1,500万円(ハード,ソフト,支援費等を含む)
(4)iモード携帯電話は 70台から運用開始(現在は100台で運用中)
(5)Webでの運用は シンガポール,香港,台湾,韓国 の海外拠点

5−2.成果
(1)海外拠点よりインターネット(Web)でホスト機のリアル情報の参照に伴い商品調達のスピード化→国際電話料金の低減化 を実現。
(2)顧客でのホスト機のリアル情報の参照に伴い 顧客の問い合わせに最新情報で即回答→CS(顧客満足度)の向上→売上促進 を実現。
(3)社外より電子メールの参照/発信に伴い 顧客よりの依頼,確認,連絡等の緊急メールに即対応→顧客対応のスピード化→CS(顧客満足度)の向上 を実現。