インターネットによる保険販売ビジネスモデルの構築
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【要旨】

1.目的
保険業界の自由化に伴い、自動車保険を中心にした商品の多様化、アメリカンホーム・ソニー損保等の直販(通販)会社の進出が進んできている。
またインターネットを中心とした販売チャネルの多様化の流れは、確実に顧客ニーズをとらえつつあり、近い将来、主要な販売チャネルのひとつに成長することが確実視されている。
そこで当社では、既に米国で実績を伸ばしている保険料比較見積もりサイトと提携し、インターネットを活用した自動車保険販売システムを構築した。システム構築にあたっては、機能・コンテンツともに業界トップ水準との評価を得ている代理店ネットワークシステムを活用すること、地域に密着した代理店によるホットなサービスにより契約折衝することに留意した。

2.システム環境
・サーバー:NEC NX7000/460
・OS:HP−UX 10.2
・DB:ORACLE 7.3.4
・開発工数:8.3人月

3.システムの概要とフロー
@各種ポータルサイト経由で、保険料見積もりサイトへ到着
A見積もり条件を入力
B引き受け条件に合致した保険会社名を表示し、見積もり請求したい保険会社を選択
C(当社を選択したお客様の)見積もり情報を最寄りの現地代理店に振り分け
Dメールで見積もり依頼情報を通知
E見積もり条件を代理店エクストラネット経由で、現地代理店に提供
F(現地代理店にて)試算結果メール発信、契約折衝開始

4.システムの特長
・今後の提携見積もりサイトの増加、保険種目の増加に柔軟に対応可能
・見積もり依頼情報を最寄りの代理店へ自動的に振り分け、代理店が契約折衝を行うことにより、コールセンター等による集中処理に比べて地域密着型のサービスが可能
・上記代理店振り分けの際、成約率の高い代理店に優先的に振り分けるよう制御が可能
・業界最大規模の当社代理店エクストラネット網及びWeb型オンラインを活用することで、代理店サイドの保険料試算事務・申込書作成事務の大幅な合理化が可能

5.評価
4/5(水)のサービスインに備えて2月から全国で研修会を行い、代理店からは大変好評を得ている

6.今後の展開
今後は、保険料試算結果をリアルタイムに画面表示し、その場で比較検討ができるようなシステムに発展させていく必要があると考えられる。
さらに顧客の利便性を考えれば、契約及び決済を含む全過程をインターネット上で完結できることが望ましく、事実、外資及び新規参入社の戦略はこの方向で進められており、また法規制も整備されつつある。
当社としても、ネットワーク上で代理店業務の大半を完結させる「仮想オフィス」を完成させ、業務プロセスを革新する必要があると考えており、今後もこの分野の取り組みをさらに強化し、既に業界最先端の評価を得ている代理店エクストラネットとの相乗効果により、ネットブランドを確実なものにしたいと考えている。

以 上