全NUAユーザー事例論文
最優秀賞・特選受賞者インタビュー

今年度の全NUAユーザー事例論文には21編の応募があり、審査の結果、最優秀賞1編、特選2編、入選6編が決定しました。受賞された皆様、おめでとうございます。
11月に開催されるC&Cユーザーフォーラムのオープニング・表彰式で受賞者への表彰が行われ、セミナーにて発表いただきます。システム構築・導入の苦労話、達成の喜びなど、貴重なお話を直接聞ける機会ですので、ぜひご聴講ください。

論文審査結果(各賞の会員名五十音順)

会員名 タイトル 地区
最優秀賞 帝人株式会社 クラウドの歩き方
〜クラウドコンピューティングの適用における帝人の取り組み〜
関東NUA
特選 株式会社 大林組 地震発生時の事業継続への
即応性向上に資する総合防災情報システムの構築 
関東NUA
特選 サンデン株式会社 クラウドによるグローバル会計システム構築 関東NUA
入選 熊本信用金庫 サーバ統合/仮想化とStarOffice X 導入事例
〜EIPからBIPへ:前編〜
九州NUA
入選 日本車輌製造
株式会社
個別受注生産における設計部品表システムの導入と適用事例
〜設計・生産全般での活用を目指した情報基盤の構築〜
中部NUA
入選 株式会社BCC オブジェクト指向型CASEツールを利用した
システムのマイグレーション
〜クライアント・サーバ型からWebシステムへ〜
九州NUA
入選 株式会社フジクラ グローバル生産管理システムのプライベートクラウド構築
〜経営方針策定からシステム構築までの取り組み〜
関東NUA
入選 富士ゼロックス
マニュファクチュアリング株式会社
レガシーシステムの再構築
〜基幹システム再構築を契機に
社内システムの全面刷新にとりくむ〜 
中部NUA
入選 ルネサスエレクトロニクス株式会社 大規模システム統合プロジェクトの推進
〜短期統合完遂に向けた取り組み〜
関東NUA

お知らせ−最新情報

2012/7/27
平成24年度ユーザー事例論文の審査結果を掲載いたしました。
 
2012/4/13
論文応募申込を締め切りました。
 
2012/3/8
ユーザー事例論文の応募期間を4月13日(金)に延長しました。
 
2011/12/2
平成24年度ユーザー事例論文の募集を開始しました。
 
PDFを印刷する
 

全NUAユーザー事例論文 受賞者座談会

ユーザー事例論文を執筆された方々からは、貴重な経験ができ、大きな成果が得られたという感想が聞かれます。この座談会では受賞者の皆様に、実際にどのような成果が得られたのか、執筆のポイントとなった点やアドバイスなど、実体験に即したお話を伺いました。ぜひ受賞された方々の想いを感じとっていただき、ユーザー事例論文にご応募ください。

写真

 

出席者

水谷 勇一 氏(最優秀賞)ホシザキ電機株式会社 第一製造部 部長
澄川 英雄 氏(最優秀賞)ホシザキ電機株式会社 第一製造部 主務
田中 成幸 氏(特選)センコー株式会社生産管理本部 生産管理部 IT推進担当 課長
青木 秀二郎 氏(特選)東急建設株式会社管理本部 情報システム部 部長

 

司会

古川 正紀 氏 論文審査委員長 株式会社イーアイティー 常務取締役 執行役員

 

論文執筆のきっかけはさまざま

古川氏
本日お集まりいただいたのは、受賞した皆さんの体験談を伺い、次年度に執筆する方に参考にしていただきたいと考えたからです。また、執筆をサポートされた方のお話も伺えればと思います。
最初に、これまでの受賞論文を読んだことがあるのか。また、執筆のきっかけについて伺います。

水谷氏
ユーザー事例論文があることは知っていましたが、真剣に読んだのは書くと決めてからです。最初は自分から書こうとは思っていませんでしたが、当時のNECの営業部長の勧めもあり、そこから自発的に書こうと決めました。株式を上場したこともあり、自分たちが頑張っている姿を広く見てもらおうという想いもありました。そして、書くのならば、上を目指そうと考えました。

青木氏
論文があることは知っていました。実は申し込んだのは前任者でしたが、意思を引き継ぎ、広くわれわれの取り組みを知っていただこうと考えました。カットオーバー後に書くのが筋だと思いますが、プロジェクト途中であっても刺激になるだろうと考え、参加企業の共同執筆という形で書くことを決めました。

田中氏
各ユーザ様の事例論文は、企画立案の情報源として読んでいました。3年がかりで取り組んだバックアップセンターの構築は、売上や利益に直接貢献するものではなく、顧客との信頼感や安心感の提供という定性的な価値しかもたらされないものであるため、なんとか形にし、広く知ってもらえるものにしたいと考えました。そこでNECに相談し、背中を押されて執筆を決めました。

写真

▲論文審査委員長
古川氏

写真

▲ホシザキ電機株式会社
水谷氏

 

論文執筆にかけた期間と時間

写真

▲東急建設株式会社
青木氏

写真

▲センコー株式会社
田中氏

写真

▲ホシザキ電機株式会社
澄川氏

古川氏
論文を執筆した期間と時間、特に就業時間内あるいは就業時間外だったか教えてください。

水谷氏
締め切り前の1カ月間に集中的に取り組みました。金曜の夜と土日を利用したので、家族からは「何をやっているの」と聞かれました。家の仕事でやらなければならないこともあり、家族には随分と我慢をしてもらいました。

澄川氏
水谷部長は、金曜日には「宿題を持って帰らなければ」と言い、月曜日には「こんなにやっちゃった」と自慢されました。また、資料作りの協力では、次第に要求レベルも高くなり「魂を込めろ!」という言葉も出てくるほどでした。(笑)

古川氏
協力をされた周囲の方も大変でしたね。それだけ強い意気込みだったのでしょう。

青木氏
期間は3カ月近くかかりました。4社とNECの毎週のミーティングの中で書くことを決め、内容を組み立てていきました。ゴールデンウィーク中に1回目を組み立て、各社でチェックしました。実際に書くのは平日の夜を利用しましたが、プロジェクトメンバーの協力なしにこれだけの論文は書けませんでした。

田中氏
データ集めは平日に行い、ゴールデンウィーク中に集中して7割方を書き、残りは土日を利用し、ギリギリまで粘って書き上げました。それでも春シーズンに割当てていたテニス試合はダブルスのパートナーを裏切れないので、テニスと両方ともに頑張りました。

 

受賞の感想と周囲の評価、そして得たものは

古川氏
受賞したときの感想、周囲の評価などを教えてください。

田中氏
特選受賞の知らせをもらったときは、特選がどの位置にあるのかが分からず、ピンときませんでした。じわじわと喜びが湧き上がってきたのは、2番目に値すると分かってからです。

写真

 

青木氏
共同執筆だったので、すぐに関係者へ知らせを転送しました。受賞によってプロジェクト関係者のモチベーションが上がり、プロジェクト全体の社内評価も上がりました。

水谷氏
8月の終わりにNECの営業から電話があり、最優秀賞ということなのでびっくりしました。社長に報告すると、「社内報に載せろ」との言葉をいただき話題の共有もできました。また、USにいる元上司から“おめでとう”のメールをいただきました。周囲からは「文才があるね」「製造部門なのにすごい」と、冷やかし半分ですがたくさんのほめ言葉をもらいました。

古川氏
受賞以外で論文を書いたことによるプラスアルファの効果には、どんなものがありましたか。

田中氏
2つありました。1つは時間のコントロールや、オンとオフの切り替えがうまくできるようになったことです。集中して書こうとすると突如として“この本を読みたい”“これをやりたい”という別の誘惑にかられ、それを振り切って自分の意志と気持ちをコントロールしていきました。もう1つは、自分の視点だけでなく、客観的な視点でものを見る大切さを再認識しました。これは、これからの仕事にもプラスになるかと思っています。

青木氏
今までの共同作業の過程を振り返ることができ、各社のメンバーの一体感が強まりました。また、論文という形になれば同業社の方にも読んでいただけ、それがきっかけとなってシステムの共同利用が広がることも期待できます。その意味では、非常に良い宣伝チャンスになったのではないかと思います。

水谷氏
最優秀賞を狙うという“有言実行”の達成感がありました。努力をすれば報われ、ちゃんと結果が出ることを体験できました。また、論文を書くことで“ホシザキウェイ”とでも呼べる自社のものづくりの総まとめができました。もう少し詳細に書けば、1冊の本にできるかもしれません。

これから執筆を考えている方へ

写真

古川氏
今後執筆する方へのアドバイスがあればお願いします。

水谷氏
改善はどこの会社でもやっています。そこで、プロジェクトを通じて“何を変えていったのか”“改善から生まれたマインドの変化はどうだったか”。これをストリーづくりのポイントにすればよいと思います。

 

澄川氏
製造系の方は、もっとPRすべきだと思います。苦労話も織り込みながら、第三者の視点で読ませる工夫をすれば、成功すると思います。

青木氏
共同執筆では、それぞれの想いや書きたいポイントが交錯し、壁にぶつかることもあります。それでも試行錯誤しながら乗り越えていけば、必ず良い論文になるはずです。

田中氏
仕事を通じて企画やプロジェクトを推進すると、会社に変化が起こります。区切りのときが来たら、会社に巻き起こした変化の状況を描くように、自分で成果を形にするようにしていけば、良いものが書けると思います。

古川氏
論文執筆、そして受賞によって、いろいろなことが身の回りに起こり、皆さんそれを楽しまれたようですね。本日はとてもためになるお話をありがとうございました。

 

このページの先頭へ