デジタルフォトコンテスト特別企画 フォトレッスン2015

 

松原卓二さんに聞く、かわいすぎる!“モフモフ”動物写真 語り手:松原卓二さん

動物たちの豊かな表情をとらえる松原さん。自由気ままともいえる動物のベストな瞬間をとらえ、その魅力を表現するにはどのように撮影したらよいのでしょうか。

1:とにかく、好きなものを追いかける

自分の撮りたいものを追求して、オリジナルの作風を作っていった方が写真は面白いと思います。そのためには自分が好きなものが何かということを考えて、撮り続けることではないでしょうか。そうすると、「好きなものの中で特に好きなもの」が見えてくるので、特徴のある写真が撮れると思います。

2:飼育員さんに話しかける

動物園にいる動物たちのことを最もよく知っているのは、飼育員さんです。気になることがあれば何でも質問します。個体の見分け方、生育状態、血縁関係、よく動く時間帯なども教えてくれます。

3:掲示物も撮っておく

動物園には、展示している動物の正式名称、性別、年齢、性格、名前の由来などをまとめた掲示物があります。後で写真と照らし合わせて確認したり、次に来る時の参考にもなるので、記録として撮っておくことをおすすめします。

5:コーディネートは「黒づくめ」が鉄則

撮影をする時は、基本的に上から下まで黒い服装です。帽子から手袋まで真っ黒。動物園のガラスなどに映り込まないようにするためです。カメラのメーカーロゴまで見えないように、黒いテープを貼って隠しています。

5:機能重視!松原流撮影スタイル

動物園に撮影に行く時は、広角、望遠のレンズを付けたカメラ2台を両肩から下げて、交換レンズをバックパックに4本くらい持ち歩いています。余分なガラスを通すことで微妙に画がぼけてしまうのを防ぐためにフィルターはつけず、プロテクトとフレア防止のために常にフードを装着しています。

6:絞り開放で「網」を消す

動物園などで大型の動物を撮影する時には、手前の網がどうしても入ってしまいますが、これを消す方法があるんです。それは、レンズの絞りを開いて、かつ網に近づいて撮ること。f2.8 くらいで網ギリギリまで近づくと、動物の顔の前にある網が気にならなくなりますよ。

7:RAWで撮ってパソコンで現像する

撮影データはRAWデータで残すことをおすすめします。現像ソフトは毎年バージョンアップして、いまやノイズキャンセルやゆがみ補正など機能が充実。最新のソフトを使えば、昔撮った写真をよりきれいに現像することもできます。

①松原さんが「一番好きな動物」としてあげるニホンリス。家の近くに棲むリスたちにニックネームをつけて、日々見守っています。

③掲示物には有益な情報がいっぱい。

④埼玉県子ども動物自然公園の
マヌルネコ。黒い服ならガラスに映り込んでも、被写体をきちんと写すことができます。

⑤多摩動物公園のユキヒョウ。 絞りを開いて近づき、手前の網を消すことで、動物の表情をしっかりとらえています。

 

写真:松原卓二

プロフィール

松原 卓二(まつばら たくじ)
1965年兵庫県生まれ。1995年富士山麓の別荘地へ移住し自然に恵まれた環境でソフト開発に勤しむかたわら、趣味の写真に没頭。身近な野鳥、野生のニホンリスなどを撮り始める。2006年野生のニホンリスを題材にした写真展「十里木の栗鼠」を開催。2008年には動物のクチを撮りためた写真集「ω collection」が「リトルモアBCCKS第一回写真集公募展」で入選。動物写真は雑誌・週刊誌の特集記事、グラビア、学習教材の表紙写真等に採用され、現在はテレビ番組や広告への出演など活動の幅を広げている。

 
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