全NUA第13回デジタルフォトコンテスト「最優秀賞」受賞者インタビュー
豊かな自然の中で偶然出会った「森のアイドル」に魅せられて
北海道電力株式会社 小西英樹さん

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最優秀賞受賞作「森のアイドル」

北海道電力株式会社 小西英樹さん

全NUA第13回デジタルフォトコンテスト「最優秀賞」受賞おめでとうございます

写真:永見 数親さん

いつの日か撮りためた写真で個展を開いてみたい、と夢を話してくれた小西さん。

最優秀賞に輝いたのは、エゾリスの可愛らしい表情を見事にとらえた「森のアイドル」。この素敵な写真を撮影されたのは、北海道電力株式会社の情報通信部システム運営管理グループにお勤めの小西英樹さんです。

小西さんとカメラとの出会いは、今から30年ほど前のこと。
「入社後の初ボーナスで何を買おうか迷った末、手にしたのがオリンパスの一眼レフでした。風景や人物などを撮って、階段下の暗室で白黒プリントをして楽しんでいましたが、当時は趣味のひとつという程度でした。」

そんな小西さんを、写真の世界にのめり込ませたのは、今回の受賞作品の主役エゾリスだったそうです。
「札幌へ転勤になってしばらく経った平成5年頃、家族で森へ遊びに行った際、偶然エゾリスと出会ったんです。あの可愛らしさを写真に残したいとの思いが、本格的に撮影をはじめるきっかけになりました」

週末になると朝早くから市内の森へ足を運んだ小西さん。しかし、当初は思うような写真が撮れなかったそうです。そこで、エゾリスの生態を調べ、現地で行動特性を把握するとともに、200ミリ、300ミリの望遠レンズを揃えるなど万全の準備をして撮影に臨むようになりました。やがて、その成果が表れ、木の実の隠し場所や行動する時間、エゾリスの通り道などをある程度予測できるようになり、納得のいく写真が撮れるようになったといいます。今回、最優秀賞に輝いた「森のアイドル」も、こうした苦労の末に撮影された会心の1枚です。

「秋のうちに隠しておいたクルミを探して雪の中にもぐったエゾリスが出てくるところを狙った1枚です。笑顔っぽく見える表情が気に入っています。」

近年のお気に入りの被写体はノラネコです。札幌周辺だけではなく、年に1度は東京都内へノラネコ撮影に出かけているとのこと。ちなみに、小西さんの作品は写真集にも掲載されています。今はエゾリス、ノラネコに次ぐ新たな被写体を探しているのだとか。

小西さんにとって「撮影」とは何ですか、と伺うと「癒しですかね。動物たちの愛らしい表情やひょうきんな仕草を見ていると、日々の仕事や生活の中で少しずつカサカサになっている心に潤いをとり戻すことができます。さらに、自分が感じた癒しや感動を写真という形で、家族を始め多くの人に届けられることも、喜びにつながっています。」と答えてくれました。

<作品紹介>

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円山公園で撮影したエゾシマリス。アングルを決めて待ち構えたところに、エゾリスが食べ残した木の実を拾って現れた瞬間をとらえた1枚。

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森に響きわたる木を突く音に導かれ、偶然撮影することができたクマゲラの写真。国の天然記念物で、絶滅危惧種にも指定されている希少な鳥。小西さんも、これまでに二度しか目にしたことがないそうです。

 

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定山渓温泉にくらすノラネコの兄弟を写した微笑ましい1枚。金網越しに寄り添うネコたちの愛くるしい表情に癒されます。

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収穫後の畑に緑肥として植えられたヒマワリが一面に広がる「パレットの丘(千歳市)」を撮影した作品。ヒマワリというと真夏のイメージですが、ここでは秋の風物詩だそうです。

 
 

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