会合 平成20年度

第122回研究会 in C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2008

今年は、会場を東京国際フォーラムに移し、「次世代を担うスーパーコンピュータの展望」をメインテーマとして、国内外で注目を集めている2つのシステム、次期地球シミュレータシステムと文部科学省が進めている次世代スーパーコンピュータについて海洋研究開発機構の平野様、理化学研究所の渡辺様にそれぞれご講演をいただきました。昨年より1ヶ月早い開催でしたが、会場のメリットもあり、昨年を上回る60名を超える方々にご参加いただき、大変盛況な会となりました。
また、全NUAユーザー事例論文に入選された日本原子力研究開発機構 中島様には、グリッド利用法に関する大変興味深いご講演をいただきました。

日時 平成20年11月11日(火) 13:50〜16:10
会場 東京国際フォーラム (有楽町) ガラス棟
プログラム
◆第122回研究会
司会:NEC C&CシステムSP研究会委員 立原 昌義 様

講演1---13:50-14:40
テーマ 地球シミュレータの成果と次期システムへの課題
講師 独立行政法人 海洋研究開発機構 計算システム計画・運用部
部長 平野 哲 様
地球シミュレータは、地球に関係する大気・海洋・温暖化・環境問題などのシミュレーション以外にも、ミクロの分子の世界、身近な自動車や航空機のシミュレーション、さらに宇宙に関するシミュレーションまで様々な分野において、大学・企業を問わず活用されていることを改めて実感しました。現在構築中の次期システムについても写真入りでご紹介いただきました。

講演2---14:40-15:30
テーマ 次世代スーパーコンピュータプロジェクトの概要とその技術課題
講師 独立行政法人 理化学研究所 次世代スーパーコンピュータ開発実施本部
プロジェクトリーダー 渡辺 貞 様
神戸のポートアイランドに建設中の次世代コンピュータについて現在の建屋の状況の写真入りでご紹介いただきました。また、多様なシミュレーションの実行に最適な計算環境を提供する汎用スーパーコンピュータとして開発していることや、今後の技術的な課題として、電力・設置面積・並列化・耐故障・ストレージなど様々な面からお話をいただきました。

講演3---15:30-16:10
テーマ 多様なニーズに対応するNECのHPCソリューション、ハイブリッドスーパーコンピューティング環境の提供に向けて
講師 NEC HPC販売推進本部 本部長 久光 文彦
ベクトル計算機で活用されてきたSIMD系の技術の展開、また将来のHPCアーキテクチャの方向性についてご説明しました。さらに、ベクトルシステムの事例として東北大学様、ハイブリッドシステムとして独)HLRS様、スカラ+GPGPUのシステムとして東京工業大学様について、ご紹介いたしました。

◆NUA全ユーザー事例入選論文
16:30-17:30
テーマ グリッドを意識しないグリッド利用法
〜シームレスAPIの提案とアプリケーションへの適応〜
講師 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 システム計算科学センター
中島 康平 様
グリッド利用は便利な反面、利用方法が煩雑であるという問題点があり、それを解消するための手段として煩雑な部分をサポートするAPIを構築するための考え方および例としてジョブ管理のAPIについてご紹介いただきました。既存の市販アプリケーション等、グリッド基盤を想定していない場合への本アプローチの応用も、視野に入れているそうです。

SP研究会 会場風景
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