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第2回SP研コラム

「SP研究会をふりかえって(桑原先生のこと・グローバルな発展を)」
写真:塚越 眞
SP研会員のみなさま、NECでITプラットフォームの海外事業を担当している塚越です。NECのトップバッターとして、第二回目のコラムを担当することになりました。前回の藤井前委員長の内容の有るコラムの後では、大変に書きにくいのですが、94年から約10年間、SP研に裏方として関わった者として、多少なりとも、筆を進めてみようと思います。

私がSP研を担当しているときの委員長は、ずっと桑原邦郎先生で、SP研、というと、桑原先生を思い出します。最初は、個性的な方だとうかがって畏れていたのですが、あるとき、私が同じ学科出身ということが判明してから、後輩というか子分のようにかわいがっていただきました。10期下に、こんな出来の悪いのが居る、というのは信じられない・理解できなかったのではないでしょうか。よく懇親会などでも、色々なアイデアを話して下さいましたが、門外漢の私にはついていけなくても、一向に意に介されないようでした。最後にお会いした昨年のSP研の会合でも、ドイツに行って、RWTH(アーヘン工大)の先生と意見交換したいと思っている、という話をうかがいました。桑原先生のキャパシティからすると、まだまだやりたい事が多く有ったことと思います。NECに対しても、真摯な直言を多々頂きました。それらに応えられた、とは言い難いですが、NECが真剣にHPCに取り組んでいる、というところは、いつも評価して頂いていたと思います。話しをしながら、目がきらきら輝いていた桑原先生の笑顔を偲びつつ、ご冥福をお祈りしたいと思います。

SP研で何度か試みてきたのが、海外ユーザ会(NUG)との合同開催です。最初は95年に東京の都ホテルを会場にし、02年には稼動を始めた地球シミュレータにあわせて、横浜でNUGを行いました。この二回ともに、SP研も併せて開催し、合同セッションも設けました。NUGからは、日本のユーザ様の事例や経験を聴き意見交換を行うことに高い期待が有りましたが、ディスカッションは、期待したほど活発ではなかったと記憶しています。(余談ですが、こういう場での桑原委員長の挨拶は、いつも要にして簡、ほとんど時間を要しなかったことを思い出します。)

NECのHPC事業は、最近では海外の比率の方が多く、また、HPC「業界」も、グローバルにつながっている分野です。内外のユーザ様同士の直接のコンタクトも、研究会などを通じて以前と比べ随分と増えているのではないか、と思います。このようなグローバルな「コミュニティ」が存在することは、ユーザ様にとっても、メリットですし、NECにとっても、一つの強みになります。本年4月には、仙台でNUGが開かれますが、是非、これをきっかけに、SP研のグローバルな拡がりが更に加速することを願っています。
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