全NUAユーザー事例論文:論文パル2004
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ベッドサイド端末を活用した患者情報提供〜患者満足度向上へのクリニカルパス〜PDF(7KB)
 
【1】 目的・背景
 

クリニカルパスとは、入院時に患者さまに病気を治す上に必要な検査・手術・ケアなどを説明するスケジュール表のことである。いつ検査を行ない、いつ手術を行ない、いつ退院できるのかという、詳細なタイムスケジュールを明確にする事によってインフォームド・コンセントを充実させ,入院生活の不安を解消する事が目的である。また,医療従事者にとっても、どの時期に、どのような医療行為を、誰が行なうのか、明確になる事で、チームとしての医療サービスが円滑に遂行される事になる。
今回船橋整形外科では、このクリニカルパスを患者さまに提示できる環境として、ベットサイド端末を活用したシステムの構築を行なった。

   
【2】 概要
  当院では平均在院日数が8.2日ときわめて短く、入院中の患者さまに対し適切な手段で情報を伝える必要がある。そこでベットサイドのテレビを利用して、これにテレビとインターネットの両方の機能を有する環境を整えた。
   
【3】 システム
 
サーバー構成
  筐体:NEC Express5800/110Rc-1、OS:RedHat Linux Ver7.2 kernel 2.4.20
RDBMS:PostgreSQL 7.1、ScriptInterpreter:PHP4、WebServer:Apache 1.3.27
Perl:5、SAMBA:2.0
クライアント構成(ベッドサイド-床頭台)
  本体:WebDT220、モニター:FlexView120A、その他:ケーブルテレビチューナー
特徴
  ・OS、データベース共にフリーソフトにより導入コストを抑えた。
・クライアント側の端末には、トラブルの軽減とし、HDDを搭載しないタイプを採用した。またモニターは、患者さまの状態に合わせた画面角度調整を可能にするためアーム式を採用した。
・専用端末の機能をカスタマイズし、さらにネットワーク制御機能を活用して、セキュリティーを確保した。
・従来通りのテレビ視聴に加え、リモコン操作でイントラネットやインターネットが利用できる
   
【4】 キーポイント
  院内案内サイトを作成し、院内の設備などを入院患者さま、面会者にそのページを見ればわかるようにした。また当院のクリニカルパス委員会によって作成されたクリニカルパスを医療情報の開示として、患者さまそれぞれのベットサイドにて、いつでも自分のクリニカルパスが確認できる。 ベッドサイド端末(本体、モニター、ケーブルテレビチューナー)を全て可動式の床頭台に収納した事で、ベッド周りを広く使えると共に、ベッド移動や清掃作業が容易にした。

<1>クリニカルパス(医療情報の開示を行ない患者さまの早期回復支援に活用)
<2>入院中の案内(入院時オリエンテーションにて活用)
<3>当院ホームページの閲覧
<4>インターネットの利用(ホームページのリンク集、フリーメールの紹介)
<5>当システムの操作方法
   
【5】 課題・評価
  このシステムによって、クリニカルパスをベットサイドにて自由に閲覧できる事により、インフォームド・コンセントが充実され、各患者さまが自分の手術後の経過等を事前に情報収集する事により、患者さまの早期回復に役立った。
今後、検査データ・検査画像等の様々な医療情報を、患者さまごとに提供できる環境を充実させ、患者さまと共に治療ができる関係を構築したい。

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