全NUAユーザー事例論文:論文パル2004
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物流業者とのデータ交換による物流費管理システムの構築PDF(8KB)
 
【1】 目的
 

<1>取引1件別に数量、金額をリンクさせた物流費実績の把握
  (1)個別物流費分析、物流MAP分析等を可能にする
  (2)物流効率化提案の材料とする
  (3)物流費まで含めた顧客別損益の計算
<2>支払い物流費の妥当性チェック
<3>物流情報データの早期化 (第七営業日締め → 第五営業日締め)
<4>物流業者とのデータ交換を推進し、支払いシステムへの自動連携を行う
  (1)e-mailを利用したデータ交換
  (2)Webによる情報提供
<5>環境情報収集の整備
  (1)大気汚染物質(CO2、NOx等)の排出量把握
  (2)回収物流費の実態把握

   
【2】 概要
  イメージ画像

<1>データの動き
(1)出荷指図データ提供
ホストコンピュータで配車された場合、Webを通じて出荷指図データを物流業者に提供する
(2)運賃等データ送信
まず運賃情報を第一優先とするが、保管料、構内作業費、荷役料、輸出関係諸費用等を扱う
EDIの他、e-mailを利用したテキストデータ方式でも送信可能とする
各物流費データを月末締め翌月第三営業日午前中までに入手
運賃データは、取引1件別のデータとする
(3)情報提供
Web画面を利用した情報提供を行う。
(4)、(5)データ連携〜支払い処理
支払いまで一貫して処理が行われる
   
【3】 キーポイント
 
<1>データ収集におけるe-mailの活用
(1) 物流業者側が本格的なシステムを持っていない場合でも、インターネット環境さえ整ってい
ればデータ交換が可能
(2) e-mailでの処理の流れ
  ・ユーザ(物流業者)が特定のアドレスに、特定のファイル名にてデータを添付して送付
・「メールコネクト」により、サーバーへ格納、ホスト送信処理の起動を行う
・「デリバリー」により、サーバーからホストコンピュータにデータを送信
・ホストコンピュータのバッチ処理にて、チェック、物流費管理DBに格納される
<2>インターネットを利用したユーザへの情報提供
(1) 運送依頼データの提供
(2) 「WebFocus」を利用した、データ収集結果、請求明細等の情報提供
<3>物流費管理DBからの利用
(1) ホストコンピュータの会計システムへデータを渡すことにより、仕訳、支払いを行う
(2) 物流費管理DBのデータを利用することにより、全社的な運賃の分析を行う
(3) 各運賃データの1件別検証の実施
シミュレーション計算による運賃の妥当性チェック
  →運賃の適正化を推進
混載による効率化のチェック
   
【5】 評価
 
<1>現時点での評価
(1) 現在テスト中を含め、カバー率は約50% 来年度末には85%以上を目指す
(2) e-mailにてデータの送信が出来るため、ほとんどの物流業者で導入できる状態となっている
(3) データ送信状況が物流業者側でインターネットにて確認できるため、エラー対応が迅速に行える
(4) 物流費管理DBは、すでに運賃分析以外にも活用されている状況にある。今後もさらなる活用を進めてゆく
年間CO2排出量算出等でも利用
<2>今後進めてゆくべき点
(1) 物流業者情報の充実
情報提供を行っているものの、必ずしも利用ニーズをすべてカバーできている状況にはない。これらを今後充実させることにより、利用者にとっても有益なシステムにレベルアップさせる
(2) 物流費管理DBデータの高度利用
予算業務等への物流データ提供を始めとした利用の促進
(3) データ個々の損益計算システムの構築
個々のデータレベルでの損益を把握し、小さな無駄も解消する
(4) 運賃シミュレーション機能をさらに精度アップさせ、より精密な評価を行えるようにする

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