全NUAユーザー事例論文:論文パル2004
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ワークフローを活用したグループ全体の情報基盤整備の推進PDF(8KB)
 
【1】 背景・目的
 

当社は、養鶏専門のマルイ農協を親会社とし、グループ(法人14社)の情報システムの開発及び運用を行っている。
マルイ農協は昭和32年に発足し、養鶏業界ではユニークな事業を展開することにより単純連結ベース年間売上高500億円まで成長してきたが、バブル崩壊後の長期的な経済不況や食品業界のグローバル競争の中で、新しい時代へ脱皮する過渡期と捉え組織が安定的に事業を維持することを目標として中期三ヵ年計画の実践に取り組んでいる。
当社としても、情報を担う会社としてグループ全体の情報機能を見直し、急激な市場変化に対応できる組織運営構築、間接部門コスト削減などにより経営判断の迅速化、競争力強化を行うため下記の点を主目的としたワークフローシステム構築を行った。

<1>基幹システムの範囲拡張及びデータ連携
<2>グループ全社的な共通業務の標準化
<3>会計に繋がる基礎データの収集と蓄積および活用
<4>データウェアハウス構築のためのツールとしての使用

   
【2】 システム概要
  本システムは、基幹システムにない情報をデジタル化する事とその情報を活用して基幹システムの運用負荷低減する為、ワークフローシステムとしてFlowLites、データの活用としてORACLE社の9iASPortalを組み合わせたシステムを選定した。
又、各業務がスムーズに動くための機能としてFlowLites内に当社で開発したシステムを組み込むことにより下記を第一段階業務開発としてメーカではできない仕組みを構築している。

■旅費精算業務: 意思決定の迅速化の為、旅程実績から会計伝票作成、送金処理、精算前の財務予実管理強化
■有給休暇時間外申請業務: 勤務累積時間管理、出勤計画表作成
■物品購入業務: 経費支払未払状況照会、買掛金管理強化、購入実績集積化による取引先単価交渉強化
■データの活用: 損益・売上・組合員・製造・人事等の情報提供、相場や関連業界の情報提供による迅速かつ的確な経営判断強化。
   
【3】 キーポイント
  <1>ワークフローシステム開発においては下記内容を重視し導入開発を行うことにより、手続きの合理化や会計システムとの連携を行っている。
(1)グループ各会社が使いやすく、処理効率を重要視したシステム構築
(2)当社独自仕様へ対応する為のシステムの組み込期間短縮、開発工数削減
(3)基幹システムとの連携の為のデータベース設計、改造
(4)グループ全社員への素早い浸透、活用促進

<2>ポータルシステム開発においては下記内容を重視し導入開発実施。
(1)データベース統一及び親和性の為のツール選定
(2)短期間(2週間)でのリリース及び開発工数削減
(3)大規模ポータルシステム構築へのシステムUP設計配慮
   
【4】 評価
  第一段階でのワークフローシステム、ポータル導入としては当初予定していた業務改善や基幹システム連動により入力業務の負荷軽減、事務合理化が達成することができた。
又、経営戦略ツールとしてポータルシステム導入でトップ層での活用がされており第一段階での導入として以下の効果がでている。

<1>旅費精算業務効率化による間接部門の原価低減
・従来紙で行っていた業務から   20%の工数削減を実施
・申請から精算振込までの期間短縮 平均3日 −> 1日以内
<2>有給休暇時間外申請業務による勤務管理、出勤計画データ入力工数削減
<3>物品購入業務による購買業務の効率化、迅速化
・購買要員の工数削減    50%
・取引先との単価交渉強化
<4>ポータルシステム導入による情報の集約化、タイムリーな情報提供

今後の展開としては
(1)稟議書、営業報告、クレーム報告情報の集積化
(2)物品購入業務EDI導入及び連動
(3)モバイル端末、自宅パソコンからの情報照会・活用
(4)手書申請からワークフローへRスキャナ取込
(5)人事、給与関連の申請をワークフローにより平準化、簡素化
(6)承認状況等のポートレット化

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