NUA WORLD 関西NEC C&Cシステムユーザー会

会合 平成25年度

ビジネスフォーラム
驚きの発想力と人生における出会いとは

開催日時 平成25年10月18日(金) 14:00〜17:00
場所 NEC関西ビル B1Fホール
参加者 95社 146名

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司会の小林委員 ご挨拶をする高橋委員
第一部「西松屋チェーンの経営戦略」

西松屋チェーンの経営を革新し、上場企業へと導いた大村社長に講演していただきました。
大村社長は京大工学部を卒業された後、山陽特殊製鋼で製品開発に従事されていたエンジニアだったそうです。理数系エンジニアが、義父の要請により畑違いの小売チェーンの経営に携わるようになったとのことです。

エンジニアの目から見ると、オペレーションやマーケティングも数値の裏づけがなく雰囲気だけで判断し動いているように見えたそうです。

お客様の通行の邪魔になるのに店内一杯に商品を展示するのを止める時は、売り上げが下がると猛反対を受けたそうです。まず1店舗だけで開始し、結果をモニターし、その結果を元に全店展開を行う流れで反対意見を封じたとのことです。結果は、店舗オペレーションの生産性は向上し、お客様もじっくりと商品を選ぶことができるようになり売り上げも上がったとのことです。

ご自身が実績を積み重ねて実例を提示することと教育により、先例重視主義で新しい改革を嫌がっていた社員が、自ら考えて改善を積み重ねるようになり、保守的な社風が革新的な社風に変わったとのことです。

会社の常識は、誰かがあまり意味もなく初めて、成果も出ないのに続いているだけのことが実は多いとのお言葉が、特に印象的でした。

そのような会社の常識が、私たちの周りでもゴロゴロしているかもしれません。大村社長を見習って、まず常識を疑ってみることから初めてみましょう。

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西松屋チェーンの経営戦略をご講演する大村社長
第二部「人生是出会成」

第二部は元日本ラグビー代表、芦屋学園中学校・高等学校 校長、大八木 淳史 氏に講演していただきました。

ドラマ「スクールウォーズ」のモデルとなった伏見工業高校での恩師山口先生との出会いを、ユーモアを交えて紹介されていました。

その経験から、人生の99%は出会いだと言われます。良い出会いもあれば、悪い出会いもある。その経験の中で、人は人生を学んでいくのだと。

これをある中学校で話すと、女子中学生から、では残りの1%は何か、質問を受けたそうです。大八木氏は女子中学生の鋭い質問に真っ青をなりながらも、咄嗟にミラクルと答えたそうです。スポーツでは、控えの選手が優勝を決めるような奇跡がしばしばあると。

咄嗟の誤魔化しのようでありながら、これは99%のプロセスが1%の結果をもたらすことを意味していることに後から気づいたそうです。人との出会いが人生のプロセスであり、そのプロセスの中から人は成果を出していくのです。

最近頻発するスポーツ界のパワハラ・セクハラの不祥事について、大八木氏はスポーツを特別な世界と錯覚してしまったことにより、当事者は道を踏み外したと言われます。

スポーツの語源はラテン語のdeportareだそうです。ある物を別の場所に運ぶことを意味しますが、大八木氏はノーベル賞を受賞された山中教授の事例を交えて説明されます。山中教授は基礎研究が進まぬ苦しみを、鴨川をランニングすることで息抜きされていたそうです。その中からヒントが生まれ、研究が進み、やがてはiPS細胞につながったのです。スポーツの意味は、自分が置かれた環境から離れて、リフレッシュし、新たな成果を生み出すことにあると大八木氏は言われます。主は自分が置かれた環境であり、スポーツはそれに従するもの。それを従が主になったと勘違いしたことから不祥事を招いたと大八木氏は言われます。スポーツ界への大いなる警鐘です。

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会場を爆笑の渦に巻き込んだご講演者の大八木氏

執筆 関西NUA会員 株式会社ファルコバイオシステムズ 奥田 茂 氏

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