会合 平成22年度

「つなげる力」「つづける力」が未来を創る
−第1回ビジネスフォーラム−

研修風景

本ビジネスフォーラムは、昨年と同様に年2回開催予定です。関西NUAの2大行事、総会、新春フォーラムに準ずる規模感で、技術情報や製品情報をとりまく環境や経営戦略など幅広いテーマで、特に管理者層や経営者層を対象に、多くの方にご参加いただけるよう開催してまいります。

第1回ビジネスフォーラムは、“「つなげる力」「つづける力」”が未来を創るをメインテーマに掲げ、2つの講演を行いました。

開催日時 平成22年7月20日(火) 14:00〜17:15
会場 NEC関西ビル B1Fホール
参加人数 84名

講演1
写真:藤原 和博 氏
テーマ 「‘つなげる力’でビジネスチャンスをつかめ」
講師 大阪府教育委員会特別顧問
東京学芸大学客員教授
元 杉並区立和田中学校校長 藤原 和博 氏
藤原氏と参加者とのインタラクティブな形で講演会がスタートしました。
20世紀は、「正解」を徹底的にたたき出す“情報処理力”の時代であり、みんな同じ世の中であった。
21世紀は、「納得解」を作り出す「複数」の正解を出す“情報編集力”の時代で、一人ひとりの時代に。
技術はあっても収益があげられないといった日本産業も、現在の日本教育“情報処理力”を養う教育ばかりで“情報編集力”を養う教育が行われていないからだと話します。
「わかる人?」の問いかけ自体が「正解」を聞いているまずいやり方であり、講演の中では自由に意見を出し合い付加価値を生み出す教育手法をご紹介されました。頭を同時多発的に編集力をフル回転させる方法です。

「学んでいる大人が最大の教材」と話されるように生徒とともに学び、これからは、生徒たちから情報発信し先生は生徒たちにフィードバックをかける側に立つことが望ましいとお話されました。
「学ぶ」=「まねる」という言葉は印象的でした。

ビジネスマンとして聴講される方、ひとりの親として聴講される方、それぞれかと思いますが、参加者全員の方にご満足いただく内容となりました。
講演2
写真:塚本 勝巳 氏
写真:塚本 勝巳 氏
テーマ 「旅するウナギ」
講師 東京大学大気海洋研究所
教授 塚本 勝巳 氏
1週間後の土用の丑の日というわけではありません。
3ケ月前に“世界初うなぎの完全養殖に成功”の記事が出ました。
その中心的存在で長年にわたりうなぎの研究を続けてきた塚本先生からのお話です。
主なお話の内容は下記の通りです。
  • なぜ旅をするのか(旅と旅行の違いとは)
  • うなぎとは(うなぎに関する漁法、漁具、食べ方、芸術、文化など)
  • 完全養殖に向けて(激減の危機)
  • 起源と進化
  • 耳石(うなぎの履歴書)
  • うなぎの産卵場所

特に最後の産卵場所を見つけるための、日々の研究におかれましては、塚本氏も力説されていました。
産卵場所を“海山”“塩分”“新月”と3つの仮説を立て、検証していく調査のやり方は、我々の知らない世界でもあり非常に興味深く聞くことができ感銘を受けました。

継続は力と言うピッタリの内容でした。
完全養殖うなぎが食卓に並ぶ日を期待したいと思います。
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