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歴史探訪
 

世界に誇れる文化遺産 国宝・姫路城

訪問した人
株式会社シャルレ
管理本部 情報システム部 メンバー支援チーム
坂井 美香さん

[写真]
壮麗という形容がぴったりの姫路城。三の丸広場から眺めれば、空の青に白壁の美しさが引き立ちます。

 1993年、法隆寺とともに日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録された国宝姫路城。別名「白鷺城」と呼ばれるほどの美しさを誇っています。この城を久し振りに訪れたのは株式会社シャルレの坂井美香さん。お父さまの仕事の関係で小学1・2年生の2年間姫路に住んでいたそうですが「今まで住んだ中で姫路が一番好きな町」とのこと。「田畑が多くクローバーを摘んで花飾りを作ったり、魚釣りをしたりと楽しい思い出がたくさんあります」と、今も家庭菜園や海釣りを楽しむアウトドア派の坂井さんは当時を懐かしみます。

 姫路城へは、家族といっしょに桜の季節に自転車で行った記憶が鮮明に残っているそうです。今回の姫路城見学は順路に従い、たっぷりと時間をかけて回ります。戦時に備えた数々の仕掛けや築城の巧みさ、造形の美に感嘆しながら往時を偲びつつ城内を巡ります。また聡明で美しいといわれた徳川家康の孫娘の千姫の生涯や宮本武蔵の妖怪退治、播州皿屋敷お菊井戸など、城にまつわる多くの物語を知れば、なおさら400年を超える歴史の重みを感じます。「子どもの頃とは違って、今日は改めて姫路城の文化遺産としての素晴らしさを堪能しました」と、坂井さんは感想を述べます。

 その後、三の丸広場に隣接する“お城の見える動物園”の姫路市立動物園へ。「外柵やオリは立派になりましたが、子供の頃とあまり変わらないような気がします」と昭和の雰囲気が色濃くただよう動物園を楽しんで帰路へ。「温暖な気候に豊かな農産物と海産物、そして温和で親切な町の人。暮らしやすいからこそ子供心に強く印象に残っているのだと思います」と坂井さんは姫路への想いを語ります。

(2008年5月7日掲載)

姫路城一口メモ

写真
西の丸の百間廊下から朝な夕なに遥拝をしていた千姫を偲び、男山天満宮に視線を送ります。

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 5層7階の大天守と3つの小天守から成る連立式天守閣と、美しい白漆喰総塗籠造りの城壁が天を舞う白鷺のように見えることから、姫路城は白鷺城(はくろじょう)とも呼ばれています。関ヶ原の戦いの翌年1601年(慶長6年)から建築技術の粋を集めて8年の歳月を費やして建てられ、軍事的にも芸術的にも最も完成された城として、奇跡的に一度も戦禍を被ることなく今日に至っています。

 現在、姫路・松本・彦根・犬山の4城が国宝に指定されていますが、姫路城は1951年(昭和26年)に指定を受け、さらに1993年(平成5年)にはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録されるなど、まさに世界に誇れる貴重な財産です。

 標高45.6mの姫山に建てられ、石垣14.85m、建物31.5m、合計海抜92mの高さで、播州平野の遠くからも望めます。城を支える心柱は東西に2本、高さ24.6m、根元の直径95cm、末口は42cmあります。内曲輪以内の面積23ha、外曲輪以内面積は233haと東京ドームの約50倍。数字からもその威容を知ることができます。


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