中国NUA会報 トゥゆー

2005.7.NO,15
 
 
委員関連 TOPICS 総会等のご報告 最新IT情報 コラム 事務局だより
 
   
財務諸表を勉強しよう  
 ■ (3)キャッシュフォローって?
 
 本屋の経済関係の棚を見ると、必ず目に付く言葉は「キャッシュフロー」と言っても過言でないくらいメジャーになりましたね。
 そもそも財務諸表といえば、貸借対照表と損益計算書が中心でしたが、実はこの2つだけでは十分でないということが指摘され始めました。貸借対照表と損益計算書では、企業独自の判断基準で、ある程度の数字操作が可能です。ともすれば、粉飾決算にもなりかねない場合もあるわけです。ところが、キャッシュフロー計算書は実際の現金の流れのみを現しているので、粉飾はしにくいのです。このことから、貸借対照表と損益計算書の利益は「意見」(出るまでに、多くの意見が介入している)、キャッシュフロー計算書のキャッシュは「事実」と言われています。キャッシュフロー計算書は信憑性が高いわけです。企業が継続していくには、もちろん利益を上げ続けることが必要なのですが、適正なキャッシュフローを維持していくことも不可欠なのです。
経営者にとっては、利益のみならずキャッシュフローを常に把握しながら会社を運営していく手腕が求められています。
 わかりやすくたとえてみましょう。バナナをいくら木から取ってきても(売上)、熟して黄色のものはすぐ食べられますが(現金)、青いバナナは少し時間をおかねばなりませんし(債権)、中には青いまま腐ってしまうもの(不良債権)もあります。利益の計算では、黄色いバナナも青いバナナも腐ってしまうバナナも一緒に売上に計上しますが、キャッシュフロー計算書では黄色いバナナだけを計算にいれるというわけです。
  会社を見る上で、今やキャッシュフローは不可欠な存在となっています。





井上会計事務所 熊野留美子
井上会計事務所
代表取締役 税理士
熊野 留美子
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