■XMLの動向■
(トゥゆーNo.10)


 ここ2〜3年、インターネット関連基盤技術として話題となったXMLですが、今ではすっかり定着してきた感があります。今年に入ってからは"XML"をキーワードとした雑誌・オンラインマガジン記事を見かける事さえ少なくなりました。これはXMLが当たり前の技術として認知され、さらにXMLを基盤として築かれた新技術に話題が移っているためだといえます。Microsoftの.netやWebサービスなどの戦略、BizTalk、ebXML、RosettaNetなどの電子商取引、SVG、VoiceXML、などのメディア活用も全てXMLを基盤としています。しかし、XMLが使われるにつれて、XML自体に対する見直しが迫られるのは当然の帰結です。XML1.0については、既知の問題がW3C (WorldWideWebConsortium)によりまとめられており、またより使いやすくなるよう改版の動きがあります。XML1.1Last Call Working Draft(勧告前の最終ドラフト版)では、これまでUnicode2.0の範囲でしか利用できなかった要素名や属性名に利用する文字の制限解除が検討されています。
 さて、実際の業務でXML文書(データ)を利用するにはどうしたら良いでしょうか。現在では、RDBやOffice製品などはXMLデータの生成やインポートに対応したものが多数発表されていますが、独自のメッセージやプロトコルをXMLで作成し、既存の業務システムへの導入はまだまだ躊躇するものがあるのではないでしょうか。従来のRDBの表、CSV、固定長レコードファイル、順編成ファイルなどの2次元データをXMLの構造化された立体的なデータにマッピングし変換するにはXSLTなどのスタイルシートプロセッサや、パーサーのDOM/SAXインタフェースを利用しますが、なかなか手を出すのは大変です。弊社のBizConnector for Express5800シリーズは、このような問題を解決するXMLコンバータ、Express5800/600シリーズ上のXMLアプリケーション連携ゲートウェイを提供しています。


NECシステムテクノロジー プラットホーム開発事業本部 システムソフトウェア事業部 第二技術部 主任 世良 直彦 NECシステムテクノロジー 
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システムソフトウェア事業部 第二技術部 主任
世良 直彦