ページの先頭です。
ここから本文です。
  • facebook
  • twitter
  • google plus
  • linkedin

飲食業界の若きリーダーに読んでほしい、偉人たちの言葉

どんな企業もどんなお店も、スタート当初から有名だったわけではありません。試行錯誤を重ねて、さまざまな逆境を乗り越えて、現在の繁栄の礎を築いています。今回は、そうした企業の中から、これから飲食業界をけん引していくリーダーたちに読んでほしい、偉人たちの名言の数々を紹介します。

「本当のアイデアとは実用化されて、成功を保証するものである」――安藤百福

この言葉を残した日清食品創業者の安藤百福は、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、世界の食文化に大きな影響を与えた人物です。"お湯があれば、家庭ですぐ食べられるラーメン"という画期的なアイデアを思いついた安藤ですが、その完成までの1年間は、1日平均4時間という短い睡眠時間で、1日の休みもなく、たった1人で商品開発に取り組み続けました。その結果、長期保存が可能な上に、調理に手間をかけずに食べられる製造技術「瞬間油熱乾燥法」を発見したのです。

安藤は「事業のヒントは周りを見わたせばどこにでも転がっている」「事業化できないアイデアは単なる思いつきにすぎない」とも述べています。こうした名言は、クリエイティブな発想力や思考力だけでなく、最後まで諦めずにやり抜く実行力を伴ってこそ、真のベンチャー起業家足り得るのだと教えてくれます。これから起業や事業規模の拡大などを構想している次世代のリーダーたちには、ぜひ覚えておいてほしい言葉です。

「雨が降ったらどうされますか?」――松下幸之助

次にご紹介したいのは、"経営の神様"と呼ばれる松下電器(現・パナソニック)創業者の松下幸之助が、会社の急成長の秘訣を尋ねる質問に答える形で口にした「雨が降ったらどうされますか?」という言葉です。当然、「傘をさします」と答えた相手に向かって、松下は「雨が降れば傘をさす。そこに発展の秘訣や商売のコツがあると考えています」と話しました。つまり、当たり前のことは当たり前にやるべきだということです。

松下は、社内外の人と話すときに、こうしたレトリックをよく使用したそうです。ややまわりくどいようにも思えますが、これは「雨が降ったらどうするか」という一見シンプルな質問をすることによって、相手に考えさせて、より深く理解させるという禅問答の効果を狙ったものでした。すぐに伝わる「分かりやすさ」ばかりを優先するのではなく、関係を深める手段として、ときには少しひねったコミュニケーションを取り入れてみるのもいいかもしれません。

「魂を満たす仕事をしているのだ」――ハワード・シュルツ

世界第1位のコーヒーショップ、スターバックスCEO(最高経営責任者)のハワード・シュルツは、「私たちは空腹を満たす仕事をしているのではない。魂を満たす仕事をしているのだ」と述べています。

シュルツは、スターバックスを単なるコーヒーショップではなく、家庭や職場、学校に次いで、お客さんが"自分の場所"だと感じられるような、心地よい店にしたいと考えていました。重要なのは、コーヒーの味だけでなく、「お客さんのためになることは何か」を考えられる優秀なスタッフの存在。そのため、スターバックスでは、スタッフのことを「パートナー」と呼び、顧客サービスやトラブル処理などにおいても裁量権を与えました。仕事を好きになった彼らが、愛着と責任を持って業務に取り組めるようにしたのです。

シュルツの言葉における「魂」とは、お客さんだけでなくスタッフの魂も含められているのではないでしょうか。そう仮定すると、飲食店やそこで働くスタッフがどうあるべきかを考える上で、この言葉は興味深い示唆を与えてくれます。将来に不安を感じているときやスタッフとの関係を見直したいときに、思い出したい一言です。

「現状維持では、後退するばかりである」――ウォルト・ディズニー

最後に、「魔法の王国」であるディズニーランド創業者のウォルト・ディズニーの数ある名言の中から、「ディズニーランドはいつまでも未完成である。現状維持では後退するばかりである」という言葉を紹介します。

アニメ映画の制作者として、ヒット作を次々と手がけ、ミッキーマウスを生み出したディズニー。娘と一緒に出かけた遊園地があまりにもつまらなかったことから、大人も子どもも一緒に楽しめるように「ディズニーランド」や「ディズニーワールド」を作ってしまいました。その大成功はだれもが知るところで、現在でも、ディズニー映画やディズニーワールドは、世界中の人々から熱く支持されています。

器用なビジネスマンというよりは、やや独善的なクリエイターだったディズニーは、成功をおさめながらも、現状維持を嫌い、新しいことに挑戦しようとする姿勢を崩しませんでした。そのスピリットを受け継いだディズニーワールドは、国や時代に合ったサービスを提供しています。これは、どの業界のリーダーであっても忘れてはならない、大切なことではないでしょうか。

過去の成功事例や偉人たちから「学び」を

移り変わりの激しい飲食業界で生き延びるためには、揺るぎない経営理念を持ち、柔軟に状況に対応し、努力を怠らないことです。そのためには、好きな分野だけでなく、さまざまな分野における過去の偉人やその成功事例から学び、知見を広めていきましょう。

飲食店向けオーダー端末にもなる今流行のタブレット型POSレジ
モバイルPOSの選び方 導入のメリットと選び方 活用術をご紹介します
参考
安藤百福クロニクル|NISSIN STYLE:日清食品グループの理念|NISSIN GROUP
梶原しげる:【208】気軽に作って使いこなす「My格言」のススメ|梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」|日経ビジネスオンライン
「24時間仕事バカ!」の熱狂人生 スターバックスコーヒー カンパニーCEO ハワード・シュルツ|ヒューマン|ウェブゲーテ
「ディズニーランドはいつまでも未完成である。現状維持では後退するばかりである。」|偉人の名言から学ぶ、朝礼ネタ特集|経営MAGAZINE
ウォルト・ディズニー|日本|ディズニー
『転んでもただでは起きるな!‐定本・安藤百福』(安藤百福発明記念館編、中央公論新社)
『経営のコツここなりと気付いた価値は百万両』(松下幸之助著、PHP文庫)
『成功者に学ぶ 心をつかむ言葉術』(夏川賀央著、成美堂出版)
『すごい会社のすごい考え方』(夏川賀央著、講談社+α文庫)
『How Starbucks Saved My Life』(Michael Gill, HarperCollins)

※Apple、Apple ロゴ、iPad、iPod touch は米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。
App Store は Apple Inc. のサービスマークです。