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林エバンジェリストが語る 最新技術動向

林エバンジェリストの顔写真

エバンジェリストの林です。

今回は、「プレゼンスセンシング」技術を取り上げてみます。

最初に、あなたが誰かとコミュニケーションしようとした場合を想定します。現在では、電話(固定/携帯)、メール、インスタントメッセージサービス(いわゆるチャット)、面談など様々な手段が存在しています。しかし、相手の現在の状況が分からないと、どのコミュニケーション手段が最適かといった選択は非常に困難です。

この際に利用できるのが、「プレゼンスセンシング」技術です。相手の状況(在席している、外出しているなど)が分かれば、それに合わせた最適なコミュニケーション手段を選択することが可能となります。

今回は、この「プレゼンスセンシング」技術に焦点を当て、どのような技術が利用されており、どのような使い方ができるのか等のポイントを、ご紹介します。

第36回 プレゼンスセンシング

「プレゼンスセンシング」とは、人や物の存在(プレゼンス)、その動きなどを感知する技術です。

最初に、あなたが誰かとコミュニケーションしようとした場合を想定します。現在では、電話(固定/携帯)、メール、インスタントメッセージサービス(いわゆるチャット)、面談など様々な手段が存在しています。しかし、相手の現在の状況が分からないと、どのコミュニケーション手段が最適かといった選択は非常に困難です。この際に利用できるのが、「プレゼンスセンシング」技術です。相手の状況(在席している、外出しているなど)が分かれば、それに合わせた最適なコミュニケーション手段を選択することが可能となります。

「プレゼンスセンシング」技術は、人の状態を感知するだけでなく、たとえば駐車場やトイレ、レストランの現在の空状況を確認したり、商品の店頭在庫数量がいくつか、さらには特定の装置が稼働しているのかといったことを感知したりすることにも利用されます。

一昔前は、手動で逐一状態を入力する必要がありましたが、近年では、様々なセンサ技術を利用して、このプレゼンスセンシングが自動でできるようになってきており、その適用範囲も広がってきています。

例えば、自動で在席状態を取得するために、椅子に圧力センサを取り付けて、椅子の上に人が座ったら在席と判断するといった手法から、在席=PCを利用して仕事をしていると考えて、PCのキーボードやマウスが操作されているかを感知することにより、在席状況を把握するといった手法まで、コストと効果を見極めた最適なセンシング手段を利用することが重要です。

NECでは、微弱な電波を常に発するシートを利用することにより、広範囲のプレゼンス情報を高精度にリアルタイムで把握することができるシステムを開発しています。もちろん、人体にとっても安全な電波出力を採用しており、世界保健機関(WHO)や総務省の電波の安全基準に対して、約1/190の微弱な電波出力で利用しています。

検知対象の有無を近傍電磁界の変化により検出する手法を採用しており、シートの上、数mm~数cm程度までの距離で検知できます。

このシートを利用すれば、プライバシーや死角の関係でカメラの利用が困難な場所でのプレゼンスの把握が可能となります。

いくつかの活用例を見てみましょう。まず、店頭での商品の在庫数量の把握ですが、以下のようなシステムの構築により、リアルタイムの店頭在庫数量が把握できます。

また、人の有無の検知や、その人数の把握、転倒しているなどの異常状態の検知、車いすの検知など、混雑している状況でも、人のプレゼンスの把握が可能になります。

このようなシート型のセンサ以外でも近年のIoTInternet of Things)の発展により、様々なセンサが開発、利用されるようになり、リアルタイムなプレゼンス情報の自動的な収集が可能になってきています。より快適で安心、安全、公平な社会の実現を目指した、今後の技術の進化に期待してください。


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