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林エバンジェリストが語る 最新技術動向

林エバンジェリストの顔写真

エバンジェリストの林です。

今回は、もっとも身近な「ワークスタイル」を取り上げてみます。
「ワークスタイル」は、単にオフィス環境を最適にするといった表面的な問題だけではなく、人の働き方そのものを考えることにもつながります。また、そのための管理(いわゆるマネジメント)スタイルも変えていく必要があるでしょう。
近年のICTの発達により、従来は、勤務時間や勤務地に制約があった働き方は大幅に自由度を増していると言えます。

今回は、この「ワークスタイル」に焦点を当て、近年どのような働き方が求められており、そのために、何が必要なのか等のポイントをご紹介します。

第32回 ワークスタイル

「ワークスタイル」は、単にオフィス環境を最適にするといった表面的な問題だけではなく、人の働き方そのものを考えることにもつながります。また、そのための管理(いわゆるマネジメント)スタイルも変えていく必要があるでしょう。
近年のICTの発達により、従来は、勤務時間や勤務地に制約があった働き方は大幅に自由度を増していると言えます。

今回、対象としているワークスタイルは、一般的にナレッジワークと呼ばれる知的生産活動に従事している人達の働き方です。ナレッジワークでの望ましい姿は、組織全体での知的生産性の向上に他なりません。

そのために、ワークスタイルの最適化が必要となります。

従来の、9時から17時といった勤務時間の制約や、勤務地(オフィスの場所)、やレイアウトといった問題を解決する必要があります。オフィス内のレイアウトに関しては、既に様々な取り組みが始まっています。例えばこれまでの島型対向レイアウトからフリーアドレスと呼ばれる自分の席を固定しない方式、あるいはチームアドレス方式といったプロジェクト単位でまとまるといった方式への移行が進んでおり、これにより、オフィス占有率の削減、コミュニケーションの活性化といったメリットを享受できます。

さらに、この考え方を社外まで広げ、いつでもどこでも働くことが可能な「ノマドワーク」というスタイルが出てきています。ノマドとは遊牧民のことで、あちこち移動しながら働くスタイルを遊牧民にたとえ、「ノマドワーク」という言葉が使われています。

この「ノマドワーク」は、実は、フリーランスで働く人達の為にできたものです。特定の企業に所属せず、企業内で起こる様々なプロジェクトに対して自分の知識や能力を提供することにより、対価を得るという働き方です。このような働き方の場合、固定のオフィスは存在せず、その時々のプロジェクトの内容により、あちこちを移動(あるケースでは自宅やカフェがオフィスになる)しながら働く必要があります。この働き方は、勤務時間や勤務地の制約から解放されることも意味しており、近年、一般の企業ワーカーでも、この「ノマドワーク」を推進する動きが出ています。

一方、「ノマドワーク」を採用した場合、メリットだけではなく、デメリットも気になるところでしょう。現状、次のような疑問も指摘されています。

近年、ICTの進歩、発展により、この疑問点も解消されつつあります。一番大きい変化はソーシャルメディアの登場でしょう。「ノマドワーク」のデメリットに共通して言えることは、コミュニケーションの不足と言えます。離れた場所にいても、別々の時間帯に働いていても、従来の電話だけのコミュニケーションでは無理がありますが、SNSを利用すれば、必要な時に必要な人とコミュニケーションすることが可能となります。しかも導入費用は、ほとんどの場合が無料です。

ただし、セキュリティ面に関しては、十分注意する必要があるでしょう。社外秘の情報をやり取りする場合は、従来のイントラネット上での情報のやり取りのみとする、勤務開始や終了の報告は、SNSでといった使い分けを利用者自身が意識する必要があります。

また、管理者は、誰が今、どこで働いており、労働時間は適切か、従来通りの成果が出ているか等のマネジメント能力が必要となります。加えて、情報機器の利用ルールが適切に守られているか等の運用面もマネジメントすることが求められます。

ICTの進歩により、「ノマドワーク」が実現できるようになってきた現在において、将来は、自分の好きな場所(日本国外も含めて)で、好きな時間に働き、それにより対価を得ることが可能となるでしょう。これからのナレッジワーカーには、ワークライフバランスをうまくとることも求められる時代となるでしょう。


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