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物流コラム

【第38回】物流コラム最終回 ~その日がやってきました

※第38回目の物流に関するコラムを柴田道男がお送りします。

柴田さんこのたびのNEC社内の人事異動により柴田道男が物流担当から外れることになりました。長らくご愛顧いただいていた本コラムも今回をもって終了とさせていただきます。突然ではありますが、最終回ということで私自身のこれまでの「物流現場」の思い出を書いてみたいと思います。

まだ20代の頃、とある空港のターミナルビル内の物流システムのコンピュータを担当しました。海上に新しくできたその空港にはチャーターされた漁船で通いました。新しいシステムのテストで問題が発生し徹夜で朝を迎えたことがありました。夜明け前に何とか作業が終わり、社内のメンバーとヘルメットをかぶり空港の滑走路に出てみました。夜明けの広大な滑走路の先に海が見えて空が明るくなり始めていました。この空港にはやがてたくさんのお客様が訪れて施設を利用されます。その際に、もしこのシステムが止まったら大問題になります。まだ暗いどこまでも続く滑走路を見ながら、そのシステムの社会的インパクトを思い責任の重大さに、初めて仕事で身震いする感覚を覚えました。

部品商社の新しい物流システム開発を受注してお納めした時のこと。プログラムの品質が悪く、本番直前のテストで致命的な問題が発生しました。本番前の何日間かは徹夜作業となり、手を尽くしましたが、本番稼働日の午前4時にプロジェクト会議を開き本稼働の延期をすることになりました。お客様のリーダーはその会議で、涙を流し声を上げて泣かれました。初めて任されたリーダーとして一生懸命取り組んできたのに本番延期になるなんて残念でならない、と叫ぶように泣かれました。初めて仕事中に号泣されるお客様の姿を見ました。申し訳なさに胸がいっぱいになり、心からお詫びするとともに、他のお客様でも二度とこんなことにならないようにすることを誓いました。

物流会社の倉庫システム開発で、ものすごく怖いお客様のセンター長にも出会いました。うまくいかないことがあると灰皿を机にたたきつけて何度も怒鳴られました。胸ぐらをつかまれて本当に殴られそうになったメンバーもいました。そして苦労の末に本稼働を迎えました。何とか無事に稼働して何週間かたった時のこと、その会社の役員の方が現地視察に来られました。フォークリフトの操作をしながらハンディターミナルを使われている作業員に質問をされました。「新システムになって、以前の作業と比べてよくなりましたか?」私は固唾を飲んでその作業員の答えを待ちました。「断然よくなりました。もう手放せません」---苦労が報われたと感じた瞬間でした。

長年やっていると語りつくせない(ここでは書けない)人間ドラマに遭遇するものです。NECの倉庫管理システムEXPLANNER/Lgのカタログの写真は物流現場の夜明けの写真です。「物流現場に夜明けがやってくるんだ!」と意味不明のことを言い、反対意見を押し切ってこの写真をカタログ写真に選びました。夜明けとともに本稼働を迎える物流現場のいくつもの思い出がこの写真のイメージにつながっています。

物流業界では様々な課題が山積みしており、つらい毎日を送っている人もおられると思います。「夜明け前が一番暗い」といいます。つらい、苦しいことがあっても必ず夜明けが来ます。いまはその一番暗い一瞬なのかもしれません。そんな風に前向きに考えて明るい夜明けを信じて前進していきましょう。日本のそして世界の物流を支えている人々に心からエールを送りたいと思います。

読者の皆様には長らくお世話になりました。心より感謝申し上げます。名刺交換をした際に、コラム読んでますよ!と言ってもらえたこともあり、とても励みになりました。今回を持って本コラムは終了しますがNECの物流ビジネスは今後も続いていくので末長くご愛顧いただきますようお願いします。

  • 柴田さん、突然のお別れですね。

  • はい、会社の異動なので大人の事情です。

  • 私も前回報告した通り、間もなく産休に入りますので、さおりんチームは解散ですね。

  • そう、まさしくさおりん中心の「さおりんチーム」でしたが、解散ではなくて旅立ちの春ということにしましょう!

  • そうですね。それぞれの旅立ちの春ですね。あとさおりんは実在するのか?と時折聞かれたようですが、ちゃんとここにいますよ!

  • さおりんは実在していますよー!ピンクのスーツは着てませんけどねー(笑)

  • はい、物流をやっているメンバーも変わりないのでNECの物流チームは永久に不滅ですからね。

  • 物流には、常に新しいことにチャレンジしているメンバーがたくさんいますので、これからもよろしくお願いします。

  • 読者のみなさん、柴田さんのことは忘れても、私のことは忘れないでくださいね!いつか、デビューするかも知れない「かおりん」(注:第37回)のこともよろしくー。

  • 読者の皆様のご健勝をお祈りします!ごきげんよう!!

さくら

柴田道男(しばた みちお)
NECマネージャー/物流技術管理士
約20年に渡り物流業界を担当。
物流現場の見学は200ヶ所以上にのぼり、製造・プロセスから流通まで幅広い分野の物流現場に精通。物流PKGの企画・管理を含めたお客様向けのソリューション活動を展開中。

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