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物流コラム

【第33回】とどまることを知らない物流ニーズのゆくえ

※第33回目の物流に関するコラムを柴田道男がお送りします。

柴田さん先日、テレビで、ある通販会社が受注を受けてから1時間後に配送するサービスを始めたと言っていました。かつては今日頼んだ商品が明日届くというだけでもすごいことだったのに、いまや当日どころか数時間後には届けてくれるサービスがあります。もちろん商品は限定されていますが、もうここまで来ると買い物に行くよりも速く届くことになりますね。

配送会社の方々の苦労は察して余りあります。大変な手間をかけて、しかも緊張感を抱きながら配送をされていることでしょう。人手不足も深刻な中、物流現場にはつらい仕事も増えていると思います。ドライバーが悲鳴を上げているという記事も目につくようになりました。

ですがこれは、すべて消費者が望んでいるから行われていることでもあります。私の知り合いの女性は通販での買い物が大好きです。ある会社の通販ばかり利用していたと思ったのに、配送料が有料になったから嫌だといって今は別の通販会社をひいきにしているようです。同じ値段だったら今日中に配達してくれるところのほうがいいわーと言って当日配送の会社に頼んでもいます。

顧客ニーズには満足するところ、限界は無いようです。このいつ果てるとも知らないスピードや価格競争はどこまで進んでいくのでしょうか?物流業界にとってはドライバーの負荷が増大して深刻な問題になっています。それなのに、今までの会社よりもさらに速いサービスを提供する会社に仕事が移って行くようになっています。

言いたいことが2つあります。1つは誰かを不幸にしてしまうような極端な欲望はいずれ限界を迎えるだろうということです。つまり、スピードや効率以外の価値提供(例えば届け先への配送以外の別のサービスの提供など)へ転換していく可能性というか必要性がありそうです。すでにサプライチェーン全体を見通した新しい物流サービスの開発に取り組んでいる企業があります。顧客のいいなりになるだけでなく新しいサービスや価値を提示することで、別の新しいメリットを受けられる方向に誘導していけたらいいですよね。「提案型」とよく言われますが顕在化していない潜在的なニーズに訴える新たなサービスにチャレンジすべき時もあると思います。

またもう1つは働く人を不幸にする仕組みは長続きがしないので、適材適所、その仕事をやりたい人がその仕事に就くようにすべきということです。スピードや効率を上げるな、とは言えません。それはもちろん大切なことですがその中でも新たな市場価値の創造を進めるべきであるし、やりたくない嫌な仕事を現場に強要してはいけないですよね。抽象的な話で恐縮ですが、最近着目している人材マネジメントの仕組みとスマートフォンを活用した配送員向けの仕組みを使って少しずつでも明るい未来に進んでいきたいと思います。 高まり続ける消費者ニーズとサプライチェーン全体のこの絵を見ながら明るい未来について粘り強く考えたいと思います。
Orchestrating a brighter world!

業種間のIoT連携イメージ

  • 柴田さん、今回は珍しく重たいテーマでしたね。明るい未来って難しそう。

  • いやいや、頑張りますよ、きっと a brighter world が開けていますよ。

  • NECの事業ブランドメッセージですね。

  • はい、よくできました。

  • ええ、まあ私の頭の中は常に明るい未来で満たされていますから、なんの心配もいりません。

  • さすが、そうでなくちゃ、さおりんとは言えません!

  • 今の悩みは夫へのクリスマスプレゼントくらいかな。

  • 新婚夫婦の幸せな悩みじゃないですか。

  • 夫に買わせるものは決めてるんですが、まあその額の1割ぐらいには費用を抑えたいと思ってまして。

  • いや、もうちょっとバランスって考えられませんか?

  • いや2000円が限度です!

  • もう遠足のおやつに近いくらいの予算ですな。

  • あ、これいいなー、足のにおいが消せる抗菌靴下、1480円。今日中に届くから頼んじゃお!

  • こら、仕事中に注文しないで下さい。しかも今日中に届くからって、私のコラム読んでましたか?

  • 読みましたよ、でも速いほうが私は幸せなもんで。

  • やれやれ。

  • ネットで読んだんですけど、クリスマスイブの夜の電車の車内アナウンスで、「今夜は大切な人への贈り物をお忘れにならないようお降りください。私のように大切な人がいない人は来年はそうならないようにお気を付けください」って言ってたんですって。みんな幸せになりたいんですよ。

  • さおりんだけじゃなくて、「みんな」ってとこがポイントですからね。

  • あ、この靴下買ったら、ポイントもつくんだ!素敵だわー!!

  • 仕事しろー

※実際には、さおりんは仕事中に通販の注文はしていません。

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柴田道男(しばた みちお)
NECマネージャー/物流技術管理士
約20年に渡り物流業界を担当。
物流現場の見学は200ヶ所以上にのぼり、製造・プロセスから流通まで幅広い分野の物流現場に精通。物流PKGの企画・管理を含めたお客様向けのソリューション活動を展開中。

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