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物流コラム

柴田道男の物流最前線

【第3回】利益の源泉「配車権」を取り戻せ!

※第3回目の物流に関するコラムを柴田道男がお送りします。

柴田さん皆さんは「配車業務」についてご存知でしょうか?
多くの物流会社では大量の荷物を配送するために数台~数十台のトラックを手配します。その配送方面別に車両を割り当てる業務が「配車業務」です。
運ぶ荷物の特性や納入先の条件(エレベータの有無など)時間指定などを考慮しながら最適な車両を割り当てるには高度な知識や経験が必要とされます。そのため多くの会社では配車業務はベテランの業務とされています。

NECシステムテクノロジーが毎年行っているアンケート調査「物流リサーチ2013」によれば、
各企業が行っている配車計画業務について、
(1)「人手により立案している」・・・44.7%
(2)「一部をシステムで自動化している」・・・27.0%
との回答になっています。
まだ配車業務のシステム化は進んでいないようです。

また、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の「2012年度物流コスト調査報告書」によれば物流コスト全体に占める輸配送コストの割合は6~7割に上っています。その重要な役割を占める配車計画が特定のベテランのスキルに依存しているのは業務継続性の観点からも問題が多いといえます。

皆さんの会社が毎日30台の車を動かしているとして、配車効率を上げて3台節約出来たとしたら、それは10%のコスト削減を意味します。配車業務を他人任せにしていると届け先の細かな条件など色々と見えないことが増えて、コスト削減もサービス向上も果たせなくなる可能性があります。会社によっては配車を自社で組まずに委託先や荷主に配車権を渡してしまっているところもあります。

最近では地図を使ったビジュアルな画面で、ベテランでなくても簡単に配車ができるソフトが開発されています。難しいからとベテランや他社任せにしないでIT活用で配車権を取り戻し、自社の利益とサービスを取り戻してみてはいかがでしょうか?

図版

  • 配車権ってのは歯医者券みたいな割引券とは違いますよね?

  • うん、それはただの文字変換ミスだね。

  • バレました?配車権ってのはどんな権利なんですか?

  • 「配車権」は正しくは運送会社の「営業範囲」のことなので、正確な使い方ではないんだけど、配送する荷物に対して車両を割り当てる権利のことをここでは指しているよ。

  • ゴルフに行くときに部長の車に誰が乗るかとかを決めるのと同じですか?

  • その通り!
    10人でゴルフに行くとき3台の車に乗る人をどう割り当てるかって考えるのは結構大変だよね。
    地図を見て近い人を割り当てたり、定員オーバにならないように気をつけるよね?
    あれと全く同じことが物流会社での配車業務でも行われているんだよ。

  • 嫌いな人同士を同じ車に乗せない、とかもありますか?

  • もちろん、あるよ。
    果物とタイヤを一緒に積んだら臭いが移ってしまうとか、気をつけないといけないことはたくさんあるよ。気が短い人のいる届け先には早めに着いておくとか、ね。

  • わ、大変そう!

  • 配車計画支援システムってのがあって、届け先の条件や時間指定を反映して自動的に配車組みをして、さらに運賃のシミュレーションまでしてくれる。
    地図上に配送先を順番に表示して、どんなルートでまわったらいいかを確認することも出来るよ。
    さらに運転者の持っているスマートフォンと連携して位置情報や実際に動いたルートの表示まで出来てしまうんだよ。
    こんなツールを使えばユミちゃんでも配車のプロに成れるかも!だよ。。

  • なるほど!コスト削減ができて、その上お客様へのサービスも向上できたらカッコいいですね!
    柴田さんの場合は、まずは家庭での配車権を取り戻してくださいね。

  • サービス向上には努めているんだが、こればかりはIT活用の効き目なしなんだな。

柴田道男(しばた みちお)
NECマネージャー/物流技術管理士
約20年に渡り物流業界を担当。
物流現場の見学は200ヶ所以上にのぼり、製造・プロセスから流通まで幅広い分野の物流現場に精通。物流PKGの企画・管理を含めたお客様向けのソリューション活動を展開中。

倉庫管理システム(WMS)

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