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最新商談から見るスマートデバイス活用ソリューション事例と傾向

タブレットやスマートフォンに代表される「スマートデバイス」のビジネス利用が本格化しつつあります。従来はデバイス単体でコミュニケーションツールなどに利用する形が中心でしたが、最近は様々なシステムとの連携による「業務支援端末」としての利用が加速しているのです。こうしたニーズに対応するため、NECはコンサルティングからインフラ/アプリケーションの構築・運用、端末のライフサイクル管理までをトータルにサポートする「スマートデバイス活用ソリューション」を提供し、業務改革と経営力強化を強力に支援しています。


サービスデリバリ事業部
エキスパート
仲川 賢次
(2013年11月14日「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013」より)


スマートデバイスは「導入期」から「利活用期」へ

近年は企業におけるスマートデバイスの導入が加速しています。この傾向は今後も続くと予測され、2012年には300万台に満たなかった導入台数が2018年には600万台を超える見込みです。

それに伴い、企業でのスマートデバイスの利用形態にも変化が見られます。以前は電話やメール、スケジュール管理やプレゼンテーションツールなど主にデバイス単体で利用する形がメインでしたが、最近はアプリケーションや業務システムと連携を図り「業務支援端末」として利用するケースが増えつつあります。企業でのスマートデバイス利用が「導入期」から「利活用期」へシフトしているのです。

NECは以前から業務用途向けにスマートデバイスを提供し、様々なお客様のスマートデバイス活用を支援しています。これまでの商談実績はおよそ350件。その分析結果からも、利用形態の変化は明らかです。

基幹系・業務系システムと連携することで、いつでもどこでも社内と同じような業務環境を整備したり、これまで実現が難しかった業務の仕組みを新たに構築したりするケースが多くなっています。つまり、現場の業務改善を図る「ソリューション」として、スマートデバイスの活用を考えているのです。

実際、スマートデバイスの導入は大きな変化をもたらします。まず、いつでもどこでもその場で業務が完結できるため、業務品質の向上や業務のスピードアップが見込めます。次に位置情報の取得や作業ログの分析などにより業務を可視化することも可能です。さらに、各端末からのリアルタイムな情報の収集・分析を行えば、経営における意思決定の迅速化が期待でき、経営力強化にもつながります。


スマートデバイス活用のメリット

スマートデバイスの活用により、現場では業務のスピードアップや業務品質の向上を実現。現場のリアルな情報を速やかに意思決定に反映できるため、的確かつ迅速な経営判断が可能になり、経営力強化につながります



金融機関の渉外営業にタブレットを活用し顧客サービス向上を実現

実際、先進企業の取り組みには目を見張るものがあります。その1社が、(株)関西アーバン銀行様です。同社は以前から携帯電話を活用し、集金・預かり業務のシステム化を実現していました。しかし、携帯電話は画面サイズが限られるため、操作性・利便性の面で課題を抱えていました。そこで渉外営業担当者向けにタブレット端末を1,000台導入するとともに、MDM(Mobile Device Management)を含めたモバイルシステムを構築し、渉外営業の業務改革に取り組みました。

現場ではタッチパネルによる操作が可能になったことで、集金・預かり業務や顧客照会がよりスムーズに行えるようになりました。また画面サイズが大きくなったことで、商品カタログはもちろん、ローンシミュレーションや金利情報なども見やすく表示できるようになり、顧客サービスの向上を実現しています。

しかも、タブレット端末にデータを残さない仕組みを構築。閉域網によるセキュアな通信に加え、MDMの仕組みを整えたことで、端末を盗難・紛失した場合も、遠隔操作で端末をロックしたりデータを消去したりすることができ、情報漏えいの心配もありません。またインターネット接続にはWebフィルタリングを実施し、業務用途以外の利用を厳しく制限しています。利便性や顧客サービスの向上に加え、金融機関に求められる高度な情報セキュリティも同時に実現しているのです。


関西アーバン銀行様におけるスマートデバイス活用イメージ

セキュアネットワークでデータセンターと接続するため、預かり業務や顧客照会を安全に行えます。またMDMによる端末管理やWebフィルタリングも整備。利便性を高めつつ、安全・安心を確保することで付加価値の高いサービス提供が可能になりました


店舗のPOS端末、集配業務の効率化を図るツールとしてタブレット端末を活用

一方、ある小売業のお客様は百貨店に出店しているテナント店舗向けに、NECの外食系クラウドサービス「NeoSarf/ChainStores」とタブレット端末との連携ソリューションを導入しました。

以前は設備上の制約から、テナント店に自前のPOSシステムを導入するのが困難でしたが、この連携ソリューションにより、短期間かつ安価なPOS管理の導入を実現。タブレットをPOS端末として使い、無線通信で売上データをリアルタイムに本社システムに送信することが可能になりました。

この仕組みにより、リアルタイムな単品管理を実現し、店舗特性を踏まえた戦略的な施策展開の可能性が高まりました。同時にタブレット端末を使った品質管理チェックの仕組みを構築することで、売上拡大につながるQSC(Quality / Service / Cleanliness)の向上を実現しています。

最後に紹介したいのが、医療業者様の取り組みです。同社では病院での検体集配業務に、タブレット端末を活用した管理システムを導入しています。

具体的には、タブレット端末上で集配ルートを確認し、現場ではタブレット端末に取り付けたバーコードリーダーで検体をチェックするとともに、モバイルプリンターで作業完了報告を出力しお客様に提出。さらに業務日報作成もタブレット端末で行い、これらの情報を本社システムで一元管理しています。

以前は集配員が集配表をもとに担当する病院を回っていたため、人によっては集配漏れやミスが散見され、業務品質にばらつきがありました。しかし、タブレット端末を利用したシステムにより、作業の標準化・効率化、そして可視化が進み、検体集配の漏れやミスを解消。業務品質が向上しただけでなく、集配員の適正配置により、コスト削減にもつながっています。



3つの検討視点を踏まえ、リーンスタートアップによる導入・改善サイクルを支援

ここで紹介した先進企業のように高い成果を上げるには、導入前の検討を十分に行うことが大切です。その際、欠かせないのが3つの検討視点です。

1つめは「デバイスセキュリティの方針」。デバイスを守るのか、実装するアプリケーションやコンテンツを守るのか。実際の運用シーンを考えた上で、守るべきものの“重みづけ”を明確化し、最適な管理ソリューションを選択することです。

2つめは「デバイスの選択」。スマートデバイスには様々な種類があるため、業務に必要な機能要件や、利用者のデバイスの使い方に合わせて、それぞれのデバイス特性を生かしながら、業務に最適なデバイスを選択することが重要です。

3つめは「アプリケーションの実装形態」。サーバ側で処理を実行する「Webアプリケーション型」は端末特性に依存せず利用できますが、電波の届かないエリアでは使用できないリスクがあります。「ネイティブアプリケーション型」は電波の届かないエリアでも利用できますが、実装するOSによって開発言語が異なるため、端末の依存度は高くなります。2つの特性を兼ね備えた「ハイブリッドアプリケーション型」を選択する方法もありますが、実装にはそれなりの工数とコストがかかるケースもあります。業務特性や利用シーン、コストやセキュリティ要件などを総合的に判断することが求められます。

この3つの検討視点を踏まえた上で、実際の導入時は「リーンスタートアップ」の方法論で取り組むことが肝要です。

まず将来の活用方法を描き、「今やらなければいけないこと」と「今後対応していくこと」を整理すること。その上で必要性の高い分野からスモールスタートし、課題や効果の検証をもとに方針変更や適用領域の拡大を図っていく継続的なサイクルを構築するのです。これにより、時間・労力・資源のムダをなくし、環境の変化に追随できる“柔軟で強い”システムを構築することが可能になります。

こうした考えのもと、NECでは「スマートデバイス活用ソリューション」を提供しています。これは、導入検討からインフラおよびアプリケーションの構築・運用・保守、セキュリティ対策を含めた端末のライフサイクルマネジメントまでトータルにサポートするもの。課題と効果を検証しながらシステムを増強したり、端末の拡充や更新を図ったりというニーズにも柔軟に対応できます。「今やらなければいけないこと」から現場の業務改善を図る実践的なアプローチを推進し、その成果を経営力の強化につなげていきます。

経営改革の第一歩は現場の業務改善。そのためのソリューションとしてスマートデバイスは非常に有効です。NECは今後もグループの総合力を活かし、スマートデバイスを核としたトータルサービスを提供し、現場の業務改善と経営力強化を積極的にサポートしていきます。


NECのスマートデバイス活用ソリューション

導入効果を高めるためのコンサルティングから最適なスマートデバイスの選定、セキュリティ対策を含めたインフラ/アプリケーションの構築・運用・保守、端末の運用サポートまでトータルにサポートします