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「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2015」セミナーレポート

ビッグデータ×IoT×AI
~データサイエンティストが語る最先端の取り組み~

2015年12月7日

NEC ビッグデータ戦略本部 情報・ナレッジ研究所 エキスパート 本橋 洋介

データサイエンティストが語る最新技術によるビジネスの創造

人間の知的活動をコンピュータ化するAI(人工知能)技術が、今大きな期待を集めています。NECでは、独自の機械学習技術や画像解析技術に基づく先進AIソリューションを開発。「世界初」や「No.1」を冠する技術を数多く有しています。こうした最先端の技術によって、どんなビジネスが可能になるのかについて紹介します。

なぜ、今、AIが注目されるのか?

ビッグデータやIoTと並ぶキーワードとして、AIへの関心が急速に高まっています。ただ、AIはビッグデータやIoTと違って、昔からある言葉です。事実、第一次ブームは1950年代、続いて80年代後半に第二次ブームが起きました。特に第二次ブームでは発表される論文数も今より多く、大変、熱のこもった時代でした。

それでは、なぜブームが終わってしまったのでしょうか。それは当時のAIが専門家向けのシステムに閉じられていた上、ルールを作ったりメンテナンスしたりする作業もとても大変だったからです。裏を返せば、今、もう一度AIが注目されてきたのは、アルゴリズム、センシングデバイスなどが進化し、こういった作業が楽になってきたからにほかなりません。NECでも、社会課題解決を支える中核技術として、30年以上前からAI技術の開発を推進。「世界初」や「No.1」を冠する技術を数多く有しています。ただし、技術ばかりあっても具体的な価値創造につながらなければ、意味がありません。そこでここでは最先端技術と、その具体的な利用シーンをいくつかご紹介しましょう。

まず1点目は、「予測型意思決定最適化技術」です。これは、これまで人間が実施していた戦略や計画の立案といった、より高度な判断をソフトウェアで実現する技術です。例えば小売業でキャンペーンを行う場合、目玉商品として設定した商品の価格を、どのタイミングでいくらに下げるか、またその場合の売上はどうなるかといった予測を行うことでしょう。このこと自体に問題はないのですが、実際に施策を実施した場合には、キャンペーン商品以外の売上が落ちてしまうことも考えられます。その差し引きがトータルでマイナスになったのでは、ビジネスとしては失敗です。

こうした際に予測型意思決定最適化技術を用いれば、売上を最大化できるプランをすぐに作成することができます。従来の技術では、多数の予測式の組み合わせから最適な判断を導き出すため、計算が膨大な量になり、実現が困難でした。それに対し、この技術では、機械学習によって生成される多数の予測を組み合わせて、その中から最も効果の高い組み合わせを高速で探索します。このため、全通り検索のような組み合わせ爆発も生じず、低リスクで効果の高い計画を素早く導出できるのです。

この技術は、小売業以外にエネルギーや交通などの分野にも応用できます。仮に、水道事業に利用すれば、消費者の水使用量を事前に予測して、取水量や貯水量などをリアルタイムに意思決定するといったことが可能になります。その結果、水や電力のムダを減らせるようになるのです。

図[拡大する]拡大する図1 戦略や計画立案の自動化を支援

1時間の処理がわずか10秒で可能に

次にご紹介するのは「時空間データ横断プロファイリング技術」です。これはカメラで撮影された大量の監視映像の中から、顔が類似しており同一人物と見なせる出現を分類することで、特定の行動パターンを取っている人物を迅速に検出する技術。防犯分野で利用すれば、「同じ場所で頻繁に出現する人物」など不審な行動を取っている人物をリアルタイムに検出し、犯罪が発生する前に警察官や警備員を派遣することができます。

さらに注目していただきたいポイントが、検出スピードの速さです。従来型の技術では、のべ24時間・100万件の顔情報から検出作業を行うのに約1時間を要していました。しかしこの技術では、同じ処理を約10秒で行うことができます。

この技術も、防犯以外に様々な分野で活用することが可能です。例えばおもてなし分野に応用すれば、デパートなどの商業施設で買い物にお困りのお客様を素早く察知し、店員がご案内や誘導に向かうといったことも実現できます。

同様の映像を利用した技術には、「群衆行動解析技術」というものもあります。こちらでは、群衆の特徴である人の密度や流れの情報を定量化し、通常時からのズレにより異常性を判定します。

図[拡大する]拡大する図2 群集の行動を予測し制御に活用

この技術を人の誘導に用いれば、イベント会場やスタジアムなどの混雑解消に役立てることもできます。施設周辺の監視カメラで人の動きをリアルタイム解析し、カメラのない場所についてもシミュレーションによる予測を実施。その結果から最も混雑が起きにくいパターンを割り出し、デジタルサイネージなどで誘導を図るといったことが実現できるわけです。

ここに紹介した以外にも、NECでは社会インフラ、安全な都市・行政基盤、産業とICTの融合、マーケティングなどの分野で、多数のAI関連技術やAIを活用したソリューションを提供しております。お客様と一緒に今後のAI活用に向けた議論も行っていきたいと考えていますので、ご相談をいただければと思います。

図[拡大する]拡大する図3 NECが提供するAIソリューション群

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(2015年12月7日)

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