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「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2015」基調講演

“Orchestrating a brighter world”
世界の想いを、未来へつなげる。
~お客さまとの共創により実現する新たな社会

2015年12月25日

価値創造を支えるNECのICT

ソフトウェア

AIでは、価値を創り上げる、または知性に近づくため、見える化、分析、制御・誘導の3段階が必要と申し上げましたが、NECは見える化や分析の領域で世界No.1、あるいは世界初のソフトウェアを開発しています。見える化の領域では、NECの顔認証技術が精度とスピードの両方でNo.1とNIST(アメリカ国立標準技術研究所)に評価されています。

見える化の技術の導入事例として、アルゼンチンのティグレ市様のビデオ監視システムを紹介します。顔認証を使って迷子を捜したり、自動車のナンバープレートを認識して盗難車を見つけたりすることができます。また2人乗りバイクによるひったくりが多いので、2人乗りのバイクを認識して犯罪を未然に防ぐこともできたと言われています。

また東京都の豊島区様に導入いただいた総合防災システムは、群衆行動解析により、ある区画で人がどのくらいの密度でいて、それがどちらの方向に動いているかを検知します。これは東日本大震災の時、歩行者が道路に溢れて危険な状態になった経験から、異常な状況を早めに検知して事故を防ぎたいという目的で導入されたものです。こうした群衆の動きを見える化することも1つの重要な情報であり、これをうまく使うことで、さらにいろいろな価値が生まれてきます。

さらに情報の分析と制御・誘導による価値の創造の例として、水資源の安定供給に向けたスマートウォーターマネジメントの考え方を紹介します。ここでは異種混合学習技術を利用した水の需要予測を作成し、それに基づいて今回新しく発表させていただいた、予測型意思決定最適化技術により、最適な水の供給計画を自動生成して、水資源の安定供給を実現するものです。お客さまのご協力を得て実際のデータを使った評価では、必要なところで常に十分な水圧を確保しつつ、配水に必要な電力を削減し、適切な圧力で配水することで漏水などを防いで設備延命を実現しました。

このように、NECはAIによって圧倒的なシステムの効率化を実現する一方で、もう少し先を見据えた人とAIの協調による新たな価値づくりを目指す取り組みも始めています。

IoTプラットフォーム

次にこうした価値創造を支えるNECのIoTプラットフォームをご紹介します。先ごろNECは、非常に省電力・省スペースで、高速処理を実現するモジュラーサーバDX2000を発表しました。従来システムで数時間要する分析を数秒から数分で実現します。

またベクトル型スーパーコンピュータSX-ACEは、ピーク性能に対するプログラム実行効率で世界第1位のスーパーコンピュータです。使用エネルギーやコンピューティング能力も含め、大量のデータから一挙に答えを作る計算に優れたベクトル型のスパコンは、ビッグデータやIoT領域で必須であると考えています。

これからのコンピューティングでは、クラウドとデバイスのコンピューティングの間にもう一層、エッジコンピューティングという中間の領域のコンピューティングパワーが有効になると考えています。これをリアルタイムにダイナミックに活用することが重要です。エッジの領域で重要なのがネットワークの仮想化です。ネットワークを仮想化し、必要な時に、必要な場所に、必要な量のコンピューティングパワーを割り当てる。ここにNECのエッジコンピューティングは力を入れて取り組んでいます。

そしてNECのSDNは、身近な生活の中にも入り始めました。NECはJR東日本様の東京駅にSDNを導入しました。従来は実際のケーブルでコンピュータがつながっていましたが、SDNではSDNスイッチにすべてのコンピュータを集線し、目的に応じたネットワークの構成をコントローラで判断して自由に設定できます。東京駅への導入から約1年間で山手線のすべての駅と山の手線内の中央線の各駅に、NECのSDNソリューションを入れていただき、ICTシステムの効率化を図っています。

セキュリティ

最後にNECのセキュリティを紹介します。いかに安全にサイバー空間を守るか、これが絶対的に価値を創り上げるうえで必要です。NECは「ヒト」「データ」「システム」という、3つの観点からセキュリティを実現する必要があると考えています。ヒトに関わるところでは、システムにアクセスする人の認証と、その行動を監視する技術に取り組んでいます。データでは、流通の観点から簡単な暗号化や秘匿化によって、安心してデータが使える認証暗号技術を実現しました。そしてシステムについては、例えばSDNを使って、外部からの危険な攻撃を認識すると、自動的にそのルートを変えてダミーのサーバに落とすといった、NEC独自のソリューションによってサイバー空間の安全性を守ろうと考えています。

NECは2014年6月にサイバーセキュリティ・ファクトリーを本格稼働させました。24時間365日お客さまのネットワークを監視し、仮想の攻撃をかけてシステムの脆弱性を探して、それに対処するなどしています。またグローバルでも、国際刑事警察機構(インターポール)とサイバーセキュリティで提携し、2015年4月に「インターポール・デジタル犯罪捜査支援センター」に中核システムの納入を完了しました。国際的にもサイバーセキュリティは非常に重要になっており、NECはこれからも、より安全なシステムをご提供していきたいと考えています。

図

共創で拓く新たな社会に向けて

NECは“Orchestrating a brighter world”というメッセージの下、皆様と共に価値を創り上げたいと申し上げました。その価値はサイバー空間で創り上げられ、サイバー空間そのものを安全なものにする努力も必要です。さらにサイバー空間における価値創造は、見える化、分析、何らかの判断をするための高度な技術が担っており、これを支えるコンピューティングパワー、ネットワークのプラットフォーム、AIなどのソフトウェアについて、NECは今後も研究開発を積み重ねていきます。

AIやIoTでは、基本的にデータ、情報、知識、そして知性にいかに近づくかという課題にICTで貢献できると考えています。そのために7つの領域を定めましたが、NECの持つコンピューティングパワー、ソフトウェアの力、ネットワークの力によって、リアルタイム、ダイナミック、リモートを実現し、この力を活かして、安全・安心・効率・公平な社会を創り上げたいと考えています。

NECは安心・安全という「セーフティ」を非常に大きなアプリケーション領域と考えています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは「東京2020オリンピック・パラリンピックゴールドパートナー」として「パブリックセーフティ先進製品」「ネットワーク製品」の領域で、安全・安心な東京2020大会の実現にICTで貢献していきたいと考えています。

NECは、人が生きる、豊かに生きる社会を、ICTを使い切って創っていきたいと思います。そのために“Orchestrating a brighter world”―皆様と共に価値を創り上げていきたいと思います。
本日はご清聴ありがとうございました。

(2015年12月25日)

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