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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」セミナーレポート

“M2M/IoT”で付加価値を!製造業のバリューチェーンにおける貢献

2014年12月8日

NEC グローバルプロダクト・サービス本部マネージャー 森田亮一

製造業の競争力強化に貢献するICTの活用ポイントを解説!

2014年11月20日(木)・21日(金)、C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014が、東京国際フォーラムにて開催されました。本稿では同イベントで行われたNECセミナーの中から、M2M/IoTを用いて“つなぐ”をキーワードに、NECが提供する製造業支援のためのソリューションを通じ、製造業に付加価値を提供する取組みをご紹介いたします。

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日本の製造業が直面している課題に向けて

写真:森田亮一NEC グローバルプロダクト・サービス本部マネージャー
森田亮一

日本を支える基幹産業である製造業において、新興国での需要拡大が進む一方、人件費の高騰やコモディティ化などの課題があります。このような状況の中で、モノの販売だけで収益をあげることは難しくなっており、製品のライフサイクル全体で収益改善を図りたいというニーズが高まっています。具体的には、競争力を強化しサービスと融合して付加価値を上げたい、多様化する製品ニーズに対して多品種変量生産を行っていかなければならない、といったお話をよくお聞きします。

また、経済産業省のアンケート結果をみると、製造業の皆さま、特にトップ層は「企画・マーケティング」「研究開発」などの前工程と「アフターサービス」などの後工程を強くしていきたい、との認識をお持ちです。つまり、後工程を強めて前工程とつなげて市場やエンドユーザーの声をフィードバックし、強い商品を作っていく、という循環型の仕組みが求められていると言えます。

ここで、ひとつ申し上げたいのは、経営層の思いと現場の悩みにはギャップがある、ということです。現場は、経営視点のリクエストをふまえて日々活動を行っていますが、人財の育成や熟練ノウハウをどう引き継いでいくのか、などの様々な課題があり、少ない人数で切り盛りしているのが現状です。このようなギャップがあることをNECは認識していますし、また、経営層の思いと現場のギャップに対して、同じものづくり企業として、同じ目線で解決していきたい、共有しながら進めてまいりたいと考えています。

NECがご提供するドメインと、その価値

NECが同じものづくり企業としてご提供できる価値について、本日は、“つなぐ”をキーワードに、“つなぐ”が生み出す4つのアプローチをご紹介します。機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報をやり取りするM2M(Machine to Machine)という技術や、ICT関連機器以外の「モノ」をネットワークに接続するIoT(Internet of Things)という考え方による情報の連携により、現場から企業間に至るまで、さまざまな価値を生み出すことが可能となります。

(1)「現場の情報を“つなぐ”」
たとえば、紙が氾濫している生産現場で、RFIDなどのタグを活用したり、ハンディターミナルやタブレットなどICTを使って情報武装化することで、人による作業を効率化し、モノを通じリアルタイムに情報を収集し、品質向上活動に活かすことができます。

(2)「機械・設備を“つなぐ”」
製造実行システム(MES)は多くのお客さまに導入させていただいていますが、今回はさらに一歩製造ラインに踏み込んで、NECのファクトリコンピュータ「FC98」をベースにミドルウェア「ORiN2」と連携させ、ロボットを始めとする各種FA機器やデータベース等とつなぎます。

(3)「ものづくりを“つなぐ”」
製造現場だけでなく、ものづくり全体をつなぐために「ものづくり共創プログラム」を提供させていただいています。匠による現場改善をはじめ、FAやFC98との連携、ERPやPDMによるご支援、さらにはアフターサービス領域における稼働情報を設計段階にフィードバックし新しい商品を作っていく、といった流れを提供していきたいと考えています。

(4)「お客さまと“つなぐ”」
M2Mクラウドを情報基盤として組み入れ、その先にいらっしゃるお客さまとこのクラウドをつないで、生産設備の稼働データなどを収集・加工し、さらには、生産財メーカーともつながることで、「壊れる前に直す」ことも実現できると考えており、既に事例も出てきています。

図版[拡大する]拡大するお客さまと“つなぐ” システム全体イメージ

展示会場では、「壊れる前に直す」をテーマに、デンソーウェーブ様に垂直多関節ロボットをお借りし、「FC98」と「ORiN2」を活用して作業指示を出したり、速度や電流値などの稼働データを収集しM2Mクラウド上に蓄積、さらにエラー情報をM2Mクラウドから通知する、と言った一連の流れをデモでご紹介していますのでぜひご覧下さい。

M2M/IoT活用に向けて

今後の製造業においては、「アフターサービス」などの後工程の付加価値を高め、「企画・マーケティング」「研究開発」などの前工程へと“つなぐ”ことが重要です。前工程から後工程までのバリューチェーンを通じ、事業の付加価値を向上させる仕組みを構築することが求められています。

M2M/IoTを効果的に活用するためには2つの軸があります。一つ目は「売上拡大」と「原価低減」のどちらなのかを考えることです。二つ目は、「自社」または「エンドユーザー」のどちらのためなのか、です。バリューチェーン全体でこれらを整理した上で、新たなサービスモデルを検討することが重要です。

また、下記のバスタブ曲線(故障率曲線)において、たとえば、初期故障期に必要なサービスモデルのために、何のデータを収集するのか、を考えるにあたっては、ライフサイクル全体において、「自社」「エンドユーザー」のどちらのためなのか、を検討しなければなりません。NECはサービスモデルの検討からご支援させていただきます。

図版[拡大する]拡大するバスタブ曲線におけるサービスモデル・価値の変化

NECの製造業向けM2M/IoTソリューション

続いて、NECの製造業向けM2M/IoTソリューション体系をご紹介します。当社はお客さまが自社のビジネスとして、または、自社内の生産設備管理として、M2Mをより早く、より簡単にご利用いただけるよう、機械側の組込みデバイスからM2Mアプリケーションまで、構想検討から商用化、本番運用支援までのソリューションを一貫してご提供しています。

図版[拡大する]拡大する製造業向けM2M/IoTソリューション体系

たとえば、M2M/IoTサービスをグローバル展開する際に、各国通信事業者との交渉を取り纏め、ワンストップで通信回線サービスを提供しています。これにより、お客さまの事業拡大のスピードアップと、コスト削減に貢献します。

また、セキュアなインターネットプロトコルを扱えない機械や装置から、産業プロトコル(Modbus/tcp)等を使って、データを取得するM2Mゲートウェイ機能をご提供しています。これにより、セキュアなプロトコルでデータを取得、通信するため、ネットワークに依存せずに、安全にデータをやり取りすることが可能です。

さらに、集めてきたデータを活用するための仕組みの導入・事業化に向けたリーンスタートを支援するスモールスタートプランを、クラウドとしてご提供しています。これにより、事業の初期段階での大きな投資を抑制することができます。たとえば、バスタブ曲線の初期故障期のサービスモデルに必要なデータを収集するためにはクラウドを利用、事業の拡大に応じ、スパイラルアップしてさまざまな情報を集めて分析、活用へと高度化していくことが可能です。

そして、事業化に向けて、サービスの事業戦略上の位置付けや、価値、効果を明確化するための取り組みとして、NECは、コンサルティングサービスで課題の検討を支援します。これは、他のICTベンダーはご提供していないサービスです。

写真

コンサルティングサービスでは、NECの豊富なコンサルティング実績をもとにした“ビジネスソリューションテンプレート”を提供しています。アフターサービス領域で、どのような順序でどのように課題検討を進めていけばいいかを支援するツールです。これは、WBS(Work Breakdown Structure)と作業解説、ワークシートから構成されており、アウトプットをテンプレート化しているため、当該領域の課題検討を抜け漏れなく効率的に進めていくことができるという特長を持っています。

NECはM2M/IoTによるデータ収集と分析により、設備保全や改善、高品質な製品の製造、新しい価値創造など、ものづくりのあらゆる局面を支援し、今後も製造業のさらなる競争力強化に貢献していきます。

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(2014年12月8日)

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