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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」セミナーレポート

SDN導入事例と将来を見据えたSDNへの取組みのポイント

2014年12月8日

NEC ソリューションプラットフォーム統括本部 本部長代理 北風二郎

ネットワークの世界に起きた大きな波SDN、導入メリットや導入の方法とは

2014年11月20日(木)・21日(金)、C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014が、東京国際フォーラムにて開催されました。本稿では同イベントで行われたNECセミナーの中から、ネットワークをソフトウェアで制御する「SDN」(Software-Defined Networking)にスポットを当て、SDNは、導入するとどんなメリットがあるのか? どのタイミングで導入すればいいのか? 最新の導入事例も含め、わかりやすくご紹介いたします。

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SDNという大きな波の背景

写真:北風二郎NEC ソリューションプラットフォーム統括本部 本部長代理
北風二郎

ビッグデータやクラウドなどICT技術の劇的な進化やワークススタイルの変容によって、今まで以上にネットワークへの期待が大きくなっています。具体的には、ビジネス環境や事業戦略の変化に即応できるスピード、サービス提供にかかるリードタイムの大幅な短縮などが強く要求されています。これまでネットワークには堅牢性や信頼性が重視されてきましたが、昨今、「俊敏性」「柔軟性」が大きなキーワードになってきていると言えます。

従来、ネットワークに対する要件は、5年・10年に1回という大きなインフラ投資の中で、確実に安定した通信環境を提供することが求められていましたが、システムに要求される様々なニーズに応えるため、月単位、日単位、あるいは分単位、秒単位でネットワークの環境を整えていかなければならなくなってきています。つまり、圧倒的な「俊敏性」が重要になってきているのです。こうした環境下では、すでに、ネットワークの人手による運用は限界を超えています。

そこで、オープンな技術を使って、ネットワーク運用の自動化、つまり、オーケストレーション(配備・設定・管理の自動化)を実現するためのアーキテクチャとして、「SDN」という考え方や技術が拡がってきています。

SDN導入への動きと導入メリット

SDN導入を検討しているお客さまからよく受ける質問に「導入メリットは?」「いつからSDNを導入すればよいのか?」というものがあります。

ICTの運用もしくは導入に関わっている方を対象に、NECが実施したアンケート結果をご紹介します。これを見ると、全社規模でサーバ仮想化を進めている企業の約4割が、すでにSDN導入に向けて何らかのアクションを起こしている(「導入済」が21%、「検証中」が21%)ことがわかりました。

図版[拡大する]拡大する企業におけるSDN導入への動き

さらに、何らかのアクションを起こしている、と回答したお客さまのプロファイルをまとめると、「経営スピードを重視したい」「先進的なICTを積極的に活用したい」「広域ネットワークを活用した事業を展開している」、また「人事異動や組織変更が頻繁である」といった、ネットワークに高い柔軟性や俊敏性を求められるお客さまほどSDNへの期待が高いことがわかりました。

運用コストの削減、導入コストの削減といった一般的なネットワークへの期待に加えて、ネットワーク運用の属人化の解消や物理的なネットワークを統合し、さらに論理ネットワークを有効に活用したい、そして、サービスを短時間で提供したいというSDNならではの期待とお客さまの明確な意志を、回答の中から読み取ることができました。

SDNをすでに導入いただいたお客さまからは、「ネットワークの専門家でなくても運用や簡単な設計が可能になった」「複数部門にまたがる開発環境も、すぐに構築/提供できるようになった」といった、運用や業務効率化におけるメリットを実感しているとの声が多く聞かれます。また、「新サービス開始までの時間を短縮できた」といったスピードや、「構成変更にかかる人的コストが80%削減できた」など、コスト面での評価が高いようです。

NECのSDN製品について

続いて、NECのSDN製品を紹介します。NECはSDNの中核技術である「OpenFlow」をベースにNECが独自に研究開発したアーキテクチャ「ProgrammableFlow」を実装した製品を世界で初めて製品化しました。NECではSDNコントローラやSDNスイッチなど、豊富な製品ラインナップを取り揃えています。
また、従来技術のルータやスイッチ等のネットワーク製品群にSDN対応機能を搭載した「SDN Ready」製品もご用意しています。将来的に既存ネットワーク環境のSDN化が必要になった時点でSDN機能を有効にするとともに、SDNコントローラを追加導入することでSDN対応のネットワーク環境を容易に構築することができ、お客さまに最適なタイミングでSDNへのスムーズな移行を実現できます。

SDNの導入は段階的でも大丈夫

続いて、どのようにSDNを導入するのがよいのか、についてお話しします。従来技術のネットワーク環境を活用されているお客さまが、SDNを安心して導入検討いただける環境が整ってきています。先ほどご紹介した「SDN Ready」製品を導入して段階的に移行したり、SDNを既設ネットワークへ部分導入することで、大規模なネットワーク更改を待つ必要がなく導入することができます。

こういった特長を活かしながら、SDN導入モデルをまとめてみました。お客さまから、ネットワーク全体を更改するというのは現実的ではない、というお話しをいただきますが、その通りだと思います。そこで、段階的にSDNを適用していくモデルとして、下図のように、ある部分にピンポイントでSDNを適用する(アドオンモデル)考え方や、エッジスイッチ(エッジ置換モデル)、コアスイッチ(コア置換モデル)にSDNを適用して、そこから新たなSDNの効果を引き出す考え方が、実際の私どもの導入事例の中でも増えてきています。

図版部分的に始められるSDN:導入パターンについて

また、以下の図は移行ステップ例です。SDNは部分的な導入や様々なソリューションと組み合わせることによって、スムーズに移行することが可能になってきています。

図版SDN移行 ステップ例

最後に、NECのSDNに対する取組みや導入事例を紹介します。

実は、SDNは、APIが公開されていて、様々なアプリケーションと連携する仕組みがある点が、最大の特長のひとつです。NECでは、SDNを各種アプリケーションやサービスと連携させ、様々な価値を創出しています。グローバルパートナーと連携し、さらなる価値創造を目指すNEC SDN Partner Spaceという取組みでは、11月18日に発表したトレンドマイクロ様との協業事例があります。これは、セキュリティ対策のためのソリューションの強化で、不正通信の検知から対処まで迅速に行い、Web改ざんやマルウェア等による情報漏えいといったサイバー攻撃の影響を最小限に抑えようというものです。

さらに、NECでは業界№1の豊富な導入事例があります。SDNを用いたシステムとして200システム以上が実際に稼働しており、そのうち、多くのネットワークが実証実験等を除いた実環境で、本格的なネットワーク運用のフェーズに乗っています。

写真

最後に、特徴的な3つの事例をご紹介します。ひとつ目は、24時間365日の医療業務を支える安定性を実現した金沢大学附属病院様です。2つ目は、東京駅において必要なネットワークの変更や追加を即座に行える柔軟な「駅構内共通ネットワーク」を実現したJR東日本様。3つ目は、広域ネットワークをSDNで構築、災害発生時にも安定した高速道路サービスの継続を実現した、NEXCO西日本様です。

NECのSDNソリューションは、運用・業務効率化やスピード・イノベーション、運用コスト低減といったメリットをご提供することが可能です。ビジネスを加速するICTインフラの実現に、SDNの活用は重要な検討項目です。NECは豊富な事例をもとに、様々なソリューションを提供していきたいと考えています。

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(2014年12月8日)

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