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「医療ビッグデータセミナー」(2015年6月16日)

医療ビッグデータの活用法と、ヘルスケア4.0に向けたNECの取り組み

2015年8月7日

NEC 事業イノベーション戦略本部主席戦略主幹 兼 ヘルスケア戦略室長 齋藤直和

2015年6月16日(火)、「医療ビッグデータセミナー」が開催されました。同セミナーではNECの齋藤直和が「NECが考える、医療ビッグデータがもたらす未来」をテーマに、ヘルスケア分野におけるビッグデータの可能性と活用について解説しました。

医療ビッグデータとして期待されるデータ

一口に医療ビッグデータといっても、医療から健康まで幅広い領域があります。NEC齋藤は、比較的データが入手しやすく、活用の可能性も広がる「レセプト」「健診」「電子カルテ」のデータについて説明しました。

レセプトデータは、医療施設が保険者に支払請求を行う目的で、被保険者毎に月単位で作成するデータで、診療に関する請求情報に加え、処方・検査項目・処置など、の診療の一部に関する情報も含まれています。これらのデータは支払基金を通じて保険者に集められ、電子化と規格化が進んでいます。

「これらのデータを使った2次活用の例として、処方実態の把握や、副作用を推測するといったことが挙げられます」(齋藤)。

さらに健診データとレセプトデータを組み合わせると、疾病が改善しやすい人や改善しにくい人の特徴を発見することもできます。さらにスコアリング分析と組み合わせることで効率的な保健指導で行うことも可能になります。
そしてビッグデータの本命として期待されているのが電子カルテです。NECの電子カルテは長い歴史を持っていますが、課題もあるといいます。「これまでの電子カルテは、処方や検査など一部の情報しか規格化がされておらず、情報の分析に用いるには不向きな部分があります」(齋藤)。

NECが目指す「ヘルスケア4.0」の世界

では、このような状況において、NECが目指す未来の医療ビッグデータの活用とは、どのようなものでしょうか? それは「ヘルスケア4.0」の世界です。医療・健康情報を統合的に扱い、記録から未来を予測し対処する、即ちフィードフォワードすることで、日常生活のなかで無意識のうちに人々の心と体の健康を見守れるようになります。

「たとえば出社時の表情や、電話での声の調子、ウェアラブル端末の生体情報から、健康状態を自動分析します。食事についても、何を何分間でどのくらい食べたのかを分析して健康管理に役立てます。1日の結果は、自宅でも振り返ることができ、明日の行動につながるアドバイスをフィードフォワードしてくれます。これにより、従来は見つけられなかった小さなシグナルをキャッチし、病気や不調を未然に防げるわけです」(齋藤)。

ヘルスケア4.0では、世界中の医療や健康に関わる情報を集結し、新たな価値をつくり出すことが可能です。膨大な診断事例をナレッジとして蓄積することで、個人の症状から疾患名を推測、早期治療につなげることで重病化を抑えることができます。

画像NECが取り組む「ヘルスケア4.0」の世界。フィードフォワードがキーワード

とはいえ、電子カルテ情報を集めるだけでは、ヘルスケア4.0の世界を実現することはできません。齋藤は「電子カルテの情報が一部を除き規格化されていない点は大きな問題です。そこで我々はデータの発生源から変えていくべきと考えています。NECでは、患者の入力した症状情報を用いて医師に診察項目を示唆する高度問診システムを開発しました。システムが示唆したひな形に沿って医師が診療録を作成・登録。最終的に医師が観察した情報やセンサー情報なども加えていけば、真の意味で分析可能なデータになるでしょう」と説明します。

NECでは大規模な地域医療ネットワーク基盤も持ち合わせていますので、ネットワークと本システムを組み合わせることで、多くの患者の大量かつ長期間データを収集・分析することが可能となります。

(2015年8月7日)

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