ページの先頭です。
ここから本文です。
サイト内の現在位置を表示しています。
  1. ホーム
  2. NEC Information Square
  3. Event Report
  4. ICTが創る新たな社会基盤で明るく豊かで持続可能な社会を実現
ここから本文です。

社会イノベーション2014「リーダーズサミット」NEC講演(2014年10月31日)

ICTが創る新たな社会基盤で明るく豊かで持続可能な社会を実現

2015年2月10日

誰もが明るく豊かに暮らせる社会への第一歩は、時代の変化を洞察することです。近年は資源・環境問題、新興国の成長と新たな課題、成熟社会モデルの模索、多様化する脅威と安全・安心ニーズなどが大きなトレンドであり、これらはすべて連鎖しています。かつての社会は豊かさが求められましたが、現在は持続可能性がより望まれるようになりました。
NECは今、「Orchestrating a brighter world 世界の想いを、未来につなげる。」をブランドメッセージに掲げ、社会ソリューション事業に注力しています。新たな社会価値を創造し、顧客価値との両立を目指しています。

ビッグデータでインフラを保全

写真:清水 隆明 氏NEC 取締役 執行役員常務 兼 CMO
(チーフマーケティングオフィサー)
清水 隆明

NECはサスティナブルな社会の実現に向けて、幅広い分野で社会ソリューション事業に取り組んでいます。その中から(1)水、(2)交通、(3)電力、(4)食、(5)犯罪という5分野のソリューションを紹介しましょう。

(1)水の代表例は、上下水道インフラの保全です。日本では、水道管や下水道管の老朽化で破損・漏水に起因する道路陥没事故が毎年3000~4000件発生しています。当社は振動センサーを上水道管に取り付けて24時間モニタリングし、ビッグデータを解析することで、漏水を迅速に検知しています。
道路を掘り起こして上水道管に振動センサーを設置すると、膨大なコストを要するため、一定距離ごとのマンホールにセンサーを設置しています。その体制でモニタリングした結果、誤差1mで漏水箇所を特定できました。
センサーとビッグデータを組み合わせた保全は、あらゆる社会インフラに適用できます。例えば、ICTを活用して橋梁の事前保全を行えば、今後50年間で約17兆円のコスト削減が可能になると総務省は試算しています。

(2)交通に関しては、交通渋滞緩和の支援を進めています。具体的には、タイのバンコク都心部にて、道路上に設置したカメラの画像を解析して交通渋滞を見える化し、渋滞予測や都市計画の立案に生かしています。カメラはもともと防犯目的で設置したものを流用することで、導入コストと期間を削減しました。ただし、既存カメラは画像が不鮮明なため、画像解析技術を駆使して精度を高めました。

大容量蓄電池を仮想的に構築

(3)電力については、電力需要増大への対応に力を入れています。現在はICTと大規模蓄電システムの組み合わせによって、強固で安定したエネルギーインフラを実現するソリューションをグローバルで展開しています。
一例としては、複数の蓄電池を仮想的な1つの大容量蓄電池として運用する技術を開発しました。リアルタイム充放電制御や階層協調制御なども組み合わせ、再生可能エネルギーの大量導入に伴う電力系統安定化に貢献します。この仮想大容量蓄電池は「CEATEC AWARD 2014」で、「経済産業大臣賞」を受賞しました。
さらに省電力・高集積サーバーと独自の冷却システムによって、冷却の消費電力を大幅に削減するデータセンター・ソリューションや、快適性と省エネを両立したオフィス環境を実現するスマートビル・ソリューションも用意しており、ともに当社施設で実践して、ノウハウを蓄積している最中です。

(4)食の分野では、無駄な食料廃棄の解消に取り組んでいます。国内小売企業と共同で、「異種混合学習技術」と呼ばれる手法を活用した日配品の需要予測の実証実験を行いました。
同時に、データ収集・分析で農業の現場を最適化する農業支援を通じて、食糧資源不足解消にも寄与しています。ルーマニアのジャガイモ農場で実証実験を行い、生産量を確保したうえで、肥料使用を40%削減しました。

(5)犯罪では、犯罪防止/安全・安心な暮らしを目指し街中監視システムを提供しています。アルゼンチンのティグレ市では、既存の街中カメラの画像による行動検知技術で犯罪の事前検知や行方不明者の捜索に貢献しています。

ここで紹介してきた5つの分野はいずれも、社会課題の解決にICTを有効活用した新たな社会基盤が欠かせないことを示しています。ICTで武装化した社会基盤、地域や国、時間を超えた新たな社会基盤によって、地球規模の問題解決につなげていきたいと考えます。
NECは「お客様や社会にとっての価値は何か」を探求し、様々な知見・アイデアとICTアセットを組み合わせてフルに発揮することで、「人が生きる、豊かに生きる」ため不可欠な社会価値を創造し続けていきます。その想いを込めたメッセージが「Orchestrating a brighter world」です。様々な知見・アイデアを融合し、世界の国々や地域の人々と協奏しながら、明るく希望に満ちた暮らしと社会を実現し、未来につなげていきます。

写真:清水 隆明 氏新たな社会価値を創造し顧客価値と両立させる社会ソリューション事業に注力していきます。

(2015年2月10日)

ページ共通メニューここまで。

ページの先頭へ戻る