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「NEC iEXPO KANSAI 2015」セミナーレポート

製造業の変化を支えるICT ~M2M/IoTのデータ活用~

2015年8月3日

NEC グローバルプロダクト・サービス本部 Industrial IoT推進グループ マネージャー 森田 亮一

あらゆる技術と知見を結集、「NEC Industrial IoT」提供開始

製造業のパラダイムチェンジが進んでいます。その中心にあるのはIoT(Internet of Thigs)。工場設備や製品がネットワークにつながることで、バリューチェーンやプロダクトそのものが大きく変わろうとしているのです。NECは、次世代ものづくりソリューション「NEC Industrial IoT」を通じて、IoTによる日本の製造業の変革を支援します。

ものづくりのパラダイムが変わる

現在、製造業を取り巻く環境は、決して楽なものではありません。

市場では製品のコモデティ化が進み、製品のライフサイクルも短縮傾向にあります。また、顧客のニーズは、ますます高度化、多様化しており、グローバル市場の多極化も進んでいます。さらに自社の内側に目を向ければ、現場では、人手不足などの課題が顕在化してきています。

こうした厳しい環境の中、製造業は、市場のニーズを満たした製品を開発し、競合との差異化を図っていかなければなりません。それを支える技術として期待されているのが「IoT(Internet of Things)」です。

すでに欧米などの先進企業では、IoTをベースに製品やビジネスモデル、プロセスをつなげる「バリューチェーン・イノベーション(Value Chain Innovation)」が始まっており、ものづくりにおける「パラダイムチェンジ」が進んでいます。

グローバル市場で起こっている、こうした潮流に追随できなければ、今後、日本の製造業は、さらなる苦境に立たされることになります。事実、ある日本の部材メーカーは、納入先のドイツ企業から厳しい指摘を受けたそうです。指摘は、生産プロセスや品質管理にかかわるデータの収集に人手が介在している点について。人手ではなく、システム的なデータの収集、すなわちIoTの活用を強く迫られたのです。

求められる2つのイノベーション

IoTを活用した製造業のイノベーションには、「プロセス・イノベーション」と「プロダクト・イノベーション」があります(図1)。

図1[拡大する]拡大する図1 IoTを活用した製造業の2つのイノベーション

まず、プロセス・イノベーションは、いわば「つながる工場」の実現です。

生産現場における多様なプロセスに関する情報を収集・可視化・分析し、サプライチェーンを構成するバリューチェーン全体の最適化・自律制御を図りながら、グローバル規模で最適な生産活動を実現するのです。

一方のプロダクト・イノベーションは、製品の新たな使い方の提案、新サービス、ビジネスモデルの創出を実現するもの。そのために、インテリジェンス機能を付加した製品の稼働情報や位置情報などをネットワークで収集して、複合的な分析を実施するなど、イノベーションの可能性を追求します。

様々な企業の経験をソリューションに反映

この2つのイノベーションを強力に後押しすべく、先ごろ、NECは「NEC Industrial IoT」というソリューションを発表しました(図2)。

図2[拡大する]拡大する図2 NEC Industrial IoTのソリューション体系

このソリューションのポイントは以下の4つです。

1つめは「NECのIoT技術/製品/サービス」です。画像認識技術や各種ビッグデータ分析技術、生産ラインの変更にも柔軟に追随でき、セキュアなネットワーク環境を構築できるSDN(Software-Defined Networking)、センサーデータや映像といった非構造データの収集から蓄積、加工・抽出、リアルタイム分析、そして、分析結果に基づく制御までを実行するM2M基盤「CONNEXIVE」などによって、イノベーションの基盤を構築します。

2つめは「パートナー様との連携」です。設備機器制御やロボット制御などの強みを持つメーカー各社をはじめ、各業界の企業・団体との協業を推進。 NECのSI力やネットワーク技術と組み合わせたソリューションを実現し、ITとOTのシームレスな連携を支えます。

3つめは「NEC自身の実証」です。製造業であるNECが身をもって、イノベーションに挑戦し、成果をソリューションに反映してきます。まずは、NECの工場の中からモデルラインを選定。掛川工場や甲府工場、福島工場でIoTを駆使したものづくりを実践し、そこで得た知見、直面した課題などを、随時、ソリューションにフィードバックしていきます。

最後の4つめのポイントとなるのが「NEC ものづくり共創プログラム」による支援です。このプログラムでは、NECのノウハウをもとにお客様の生産革新を支援しています。NEC社内で実際にものづくり革新を担ってきた人材を派遣し、お客様と共に協業プロジェクトを立ち上げ、様々な課題の解決を目指していくという取り組みも行っています。

また、NECとお客様だけでなく、お客様同士のつながりも重視。現在562社、1,471名(2015年5月末時点)の会員様がプログラムに参加しており、会員様同士が企業や業界の枠を超えて、協力関係を築ける場を提供しています。このプログラムを通じて得たお客様の声などを、新技術、ソリューションに生かしていける体制を整えます。

こうした取り組みを通じ、NECはNEC Industrial IoTを強化。次世代のものづくりを支援し、日本の製造業の競争力強化に貢献していく構えです。

写真

(2015年8月3日)

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