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太陽光・風力発電増加による電力の不安定性(停電)を回避!再生可能エネルギー発電の出力制御技術

2015年10月8日

早急に解決しなければならない余剰電力の問題

  • 三田話の腰を折るようで申し訳ないんですが、先ほど余った電気を「捨てる」とおっしゃいましたよね。これを、以前取材させていただいた「蓄電システム 」のようなもので、「貯める」ことはできないのでしょうか?
  • 橋本もちろん蓄電池を使って電気を貯める事は可能ですが、「蓄電池を設置する」というステップが必要になります。家庭などと違って、たくさんの電気が創られる発電所には、とても大きな電池が必要になるので、設置にはある程度の時間がかかります。ところが現在、そういう作業を経ている時間的余裕はありません。
  • 三田どういうことでしょう?
  • 橋本三田さんは、「再生可能エネルギーの接続保留 」について聞いたことはありますか?
  • 三田初耳です。
  • 橋本ざっとご説明しましょう。「再生可能エネルギーの接続保留」とは、2014年に起きた出来事です。経済産業省が4月から太陽光発電の買い取り価格を値下げすると発表したため、同年3月に事業者からの接続申し込みが殺到したんですね。特に、太陽光発電に適した土地が多い九州地方では申し込みが集中しました。その結果、そのまま電力を全て買い取ると電力の需給バランスが崩れてしまうことが分かり、一部の電力会社では、一時接続を保留すると発表したのです。このため、メガソーラーなどを設置した多くの事業者が影響を受けました。
  • 三田確かに事業者にとっては大きなショックですよね。
  • 橋本そういった状況もあり、再生可能エネルギーによる余剰電力の問題は、早急に解決しなければならない課題となっているのです。そこで、電力会社がすぐできる対策として、 今回の技術を提案しているわけです。
  • 三田なるほど!

各電力管内では、 接続可能量を超える太陽光発電認定量となっており、発電抑制は喫緊の課題に各電力管内では、 接続可能量を超える太陽光発電認定量となっており、発電抑制は喫緊の課題に

公平に抑制し、発電抑制量を最小限に減らす!

  • 三田「再生可能エネルギー発電の抑制のための出力制御技術」とは、どういった特徴があるのでしょう?
  • 本間私たちの技術の一番の特徴は、「予測の細かい情報を用いて、最適な計画を立てる」ことにあります。ポイントとしては、再生可能エネルギーによる発電量がどれくらいになるかの予測だけでなく、予測が当たる確率まで用いていることですね。
  • 三田予測が当たる確率、ですか?
  • 本間例えば、天気予報では、「明日、雨が降る」といった情報だけでなく、「明日、何%の確率で雨が降る」という情報が出ますよね。これと同じように、私たちの技術では、単に「明日何ワット発電する」という情報だけでなく、「何%の確率で、何ワット発電する」という確率まで活用しているのです。こういった情報を用いて、よりきめ細かい制御計画を立てることで、抑制量を最小限に抑えることができるんですね。
  • 橋本また、今お伝えした予測情報に加えて、過去の出力抑制の履歴や気候条件を考慮することで、特定の発電所に偏らないよう、公平に発電抑制することも可能になります。
  • 三田素晴らしいですね! ちなみに、こういった制御技術は他にもあるのでしょうか?
  • 本間従来考えられている手法として、「交代制御」というものがあります。例えば、今日はこの発電所を抑制したから明日は別の発電所を抑制するといったように、順番に制御対象の発電所が変わっていく手法です。ただ、抑制履歴だけをざっくりと見て回していくので、あそこの発電所は年間でどれくらい発電量が減るのか、ここの発電所はどれくらい減るのかといった細かい配慮はされません。そのため、発電所によって抑制量に偏りが出る可能性があります。
  • 橋本抑制量についても増える傾向にあります。というのも、「交代制御」では、発電所のある場所の天候を考慮することが難しく、もっとも発電量が多くなる「晴れる場合」を想定して抑制します。そのため抑制量が過剰になってしまいがちなんですね。ちなみに、私たちの技術は、従来の「交代制御」よりも制御する日数は多くなるものの、発電抑制量そのものは約3分の2に抑えられるという検証結果も得られています。

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