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NEC発見チャンネル! MiTA TV

人工衛星の自社一貫生産体制を実現! 「衛星インテグレーションセンター」

2014年7月29日

  • 三田何となく声が通りやすいような気がします。
  • 吉田正解です。壁に吸音材を使うことで音が反響しないようにしています。というのも、この部屋では大きな振動をかけるので、ものすごい音がするんですよ。だから吸音材を入れているわけです。そうしないと中にいる人はすごいことになってしまいますから。

吸音材が使われた「振動試験設備」の壁

  • 三田以前はどのように試験を行っていたのですか?
  • 吉田実は、今まではJAXAの筑波宇宙センターを使わせてもらっていました。ここから筑波まで人工衛星を運んでいたのですが、人工衛星というのはクリーンな環境でないといけません。それで運ぶときも大きなコンテナに入れて運んでいたのですが、輸送が大変でした。それが自社内でできるようになると、生産効率は一気にあがります。
  • 三田新工場を建てた大きなメリットのひとつですね!

世界で評価される「衛星搭載機器」

  • 吉田先ほどもお伝えしましたが、NECはグループ会社であるNEC東芝スペースシステムで衛星に搭載するいろいろな機器を作っていて、その性能と品質は世界中から高い評価を得ています。その一部が展示してありますので、ご紹介しましょう。
  • 三田お願いします。
  • 吉田まずこちらは、人工衛星が姿勢を制御するための「精地球センサ」です。地球の位置を見て、人工衛星がどこにどのような姿勢でいるのか調べるための装置です。国内外180機以上の衛星に搭載されていて、NECの占めるシェアは6割ぐらいです。

「精地球センサ」

  • 三田世界シェア6割ほどというのはすごいですね。ちなみに、こちらにある「GPS受信機」のGPSは、わたしたちがカーナビで使っているものと同じですか?

「GPS受信機」

  • 吉田はい。地上でみなさんが利用しているのと同じGPSの衛星を利用して、人工衛星の位置を知ることができる受信機です。90分で地球を一周するような超高速で動いている衛星において、1-2メートルの測位誤差という、世界トップレベルの精度を誇ります。人工衛星用のGPS受信機は、わたしたちの得意とする機器のひとつで、国内では今NECしか作っていません。
  • 三田そうなんですか! こちらの「ローノイズアンプ」というのは?

「ローノイズアンプ」

  • 吉田地上局から送られてきた電波を人工衛星で受けるときに使う機器です。地上から来ている電波は非常に弱っているので、増幅しなければならないのですが、そのときにノイズを抑えてくれる機器になります。国内外に累計3000台以上を出荷しています。ちなみにわたしたちは海外の衛星メーカーにもこういった機器をたくさん供給しているのですが、品質が良く納期を守るということで様々な賞をもらっているんですよ。
  • 三田素晴らしいですね!

日本最大級の反響室「音響試験設備」

  • 吉田先ほどロケットの打ち上げのときには大きな振動がかかるとお伝えしましたが、もうひとつ、音もすごいのです。あまりに音が大きいとその影響でものが壊れることがあります。そこで人工衛星が大音響に耐えうるかどうかを確認するための試験装置が、こちらの部屋に入る「音響試験設備」です。

「音響試験設備」が入る前の巨大空間

  • 三田ここもずいぶんと広くて天井が高い部屋ですね。どれくらいの音が出るのでしょう?
  • 吉田人工衛星は、およそジェットエンジン100機分の大音響である約140デシベルに耐えなければいけませんから、それを超える大音響が出ます。ちなみにこの音響試験設備は、日本最大の音圧レベルまで再現できるんですよ。
  • 三田ジェットエンジン100機って…、ちょっと想像を超える大音響ですね!
  • 吉田そうですね。試験の流れとしては、人工衛星を部屋に入れて、分厚い扉を閉めて、3つのホーンから空気をどっと出します。実は音というのは空気の振動なので、それをここで再現してあげるのですね。
  • 三田となると、壁はすごく厚いのですか?
  • 吉田分厚いです。厚みは50センチ以上あります。音が漏れると大変なことになりますから。ちなみに試験を行うときは、目視ではなくて、全部人工衛星に取り付けたセンサの値をチェックしていきます。
  • 三田目視だとチェックしきれませんものね。ところで、先ほどの振動試験や音響試験で打ち上げ時の揺れや音響を再現するとおっしゃっていましたが、その数値はどのように決めるのでしょう?
  • 吉田すでに打ち上げた人工衛星にはセンサを取り付けていて、ロケットを打ち上げるときの音響や振動による影響をモニタリングしているんですね。その数値をこの中で再現してあげると、打ち上げに耐えうるかどうかも分かるというわけです。
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