ページの先頭です。
ここから本文です。
サイト内の現在位置を表示しています。
  1. ホーム
  2. NEC Information Square
  3. NEC発見チャンネル! MiTA TV
  4. 世界をリードする先端技術
  5. 電子製品などの性能を“劇的に向上させる”魔法の粉「カーボンナノホーン」
ここから本文です。

NEC発見チャンネル! MiTA TV

世界初の量産化に成功! 電子製品などの性能を“劇的に向上させる”魔法の粉「カーボンナノホーン」

2013年5月9日

  • 三田わー、海にいるウニみたいで、丸い感じになるんですね。
  • 本田その「丸い感じ」がポイントです。カーボンナノホーンは球状の集合体なので、別の素材に混ぜたときに、均一に混ざりやすいんですね。しかもカーボンナノチューブと近い特性を示すので、電気を通しやすいなどの特性はそのままに、別の素材と混ざりやすくなるというわけです。
  • 三田他の素材と均一に混ざりやすいので、より実用性が高く、用途が広がるということでしょうか?
  • 本田そういうことになります。さらにカーボンナノホーンは生成する過程で金属を使わないので、金属の不純物が入っていないというのも特徴の一つです。
  • 三田金属が混ざらないと何かいいことがあるんでしょうか?
  • 本田安全性が高まるのがメリットです。金属が混ざっていると安全性が危惧されますから、用途が限られてしまうんですね。でも金属の不純物が含まれず、球状形態で、安全なナノ炭素材料として期待されるカーボンナノホーンならば、より汎用性も高まるというわけです。
  • 三田なるほど。他にも特徴はありますか?
  • 本田ありますよ。分かりやすいので、この写真を見てもらいましょう。

カーボンナノホーンに穴があいている様子:中村真紀博士により提供(AIST)

  • 三田あれ? カーボンナノホーンの角が一部欠けているように見えますが…。
  • 本田実はカーボンナノホーンは、角の部分に穴をあけることができるんです。
  • 三田えー、そうなんですか! ちょっとびっくりです!
  • 本田しかもあけた穴から中に別の物質を取り入れることができるんですよ。この写真とイラストは、カーボンナノホーンの角の中に別の物質が入っている様子です。

カーボンナノホーンが物質を内包した様子:安嶋久美子博士により提供(JST)

ホーン部分拡大イメージ

  • 三田ホントに入り込んでますね、これは驚きました!
  • 本田こういった特性があるため、いろいろな用途に使える可能性があります。例えば、医療現場で利用することもできるんです。
  • 三田え、医療現場ですか、ちょっと想像がつかないんですが…。
  • 本田今、医療現場では、とても小さなカプセルのような入れ物に薬を入れて、患部まで届ける「ドラッグデリバリーシステム」が注目されています。今の薬の課題の一つに、患部まで届かないで吸収されてしまうということがあるんですが、ドラッグデリバリーシステムならば、薬が入れ物に入っているため途中で吸収されず、患部まで直接届けることができるんですね。それで、種々の動物実験で短期毒性が確認されておらず、角の中に別の物質を入れられるカーボンナノホーンは、その“薬の入れ物”としても使える可能性があるわけです。
  • 三田なるほど!医療分野にも使える可能性があるなんてびっくりです。なんだかイメージががらりと変わりました。
  • 本田ちなみにこの「穴があく」というのは、表面積が大きくなることにもつながります。もともとカーボンナノホーンはウニのようなカタチなので表面積は大きいんですが、穴をあけることで内側の面積も含められる分、表面積が増えるんです。
  • 三田表面積が大きいとどんなメリットがあるんでしょう?
  • 本田「キャパシタ」という電子部品を例にとってご説明しましょう。キャパシタというのは、携帯電話やパソコンなどの電子機器の中に必ずと言っていいほど入っている電子部品です。電気を蓄え放出することで、電圧を安定させたりノイズを取り除いたりするなど様々な働きをします。
  • 三田電子機器には無くてはならない部品なんですね。
  • 本田そこのキャパシタは、電極の表面に電子を貯めますが、電極の表面積が大きくなればなるほど、たくさんの電子を貯めておけるようになります。その電極に、従来使われるカーボンよりも、表面積が大きなカーボンナノホーンを使えば、よりたくさんの電子を貯めることができます。その結果、キャパシタの性能が劇的にあがる可能性があるわけです。例えば、今よりずっと出力の大きなものができたり、今よりもずっと小さいのに充電容量が大きいものができたりするかもしれません。
  • 三田カーボンナノホーンを電子部品に用いると、飛躍的に性能があがる可能性があるわけですね。
ページ共通メニューここまで。

ページの先頭へ戻る