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NEC発見チャンネル! MiTA TV

リチウムイオン二次電池の技術に迫る! ~安定した電力供給を実現するスマートハウスのキモ

2012年7月25日

  • 宇津木いやいや、様々な方の協力があって開発できたんですよ。充電と放電をくりかえすと、マンガンの電極はすぐに弱ってしまうんですね。そのうち中の電解液が液枯れしてしまうんですが、この電解液に"ある物質"をいれたんですよ。電解液をプロテクションしてくれて、保護膜になってくれる物質ですね。すると寿命を飛躍的にのばせたというわけです。
  • 川崎宇津木はサラッと言ってますが、NECはこれで特許をとったほど、画期的な発見だったんですよ。この宇津木の発見によって寿命は一気にのび、電気自動車に採用されるようになったんですね。ちなみに、電気自動車『日産リーフ』に搭載されているバッテリーで使われているリチウムイオン二次電池は、日産自動車とNECが共同開発したものなんですよ。

NECのリチウムイオン二次電池開発の歴史

日産リーフ

  • 三田そうだったんですか! ちなみに、NECのリチウムイオン二次電池の寿命ってどれくらいなんですか?
  • 川崎長年使い続けても、十分な電池容量が残るように設計されています。最新の試作品では、充電可能な容量が初期の70%に低下するまでの年数が約13年、50%になるまでは約33年を達成しています。これまでの2倍以上の寿命になったんですよ。なお、これはまだシミュレーション結果です。リチウムイオン電池が生まれたのは25年ほど前ですから(笑)。
  • 三田これで、いよいよマンガン系のリチウムイオン二次電池が脚光を浴びるようになったわけですね。
  • 川崎そうですね。ただ日産リーフが販売されたとはいえ、やはりまだまだリチウムイオン二次電池の主流は小さなコバルト系だったんです。ところが2011年の大震災の後、これが一変しました。マンガン系のリチウムイオン二次電池に、とても大きな期待がかけられるようになったんです。
  • 三田どういうことですか?
  • 川崎みなさんご存じの通り、震災後、電力の安定供給が難しくなり、国をあげてエネルギー問題にとりくまなければならなくなりました。その現実的な解決策が、太陽光や風力、火力などの電力を、大型の電池に貯めておき、必要なところに電力をまわす『蓄電システム』を普及させることです。
  • 三田そういえば、今話題のスマートハウスもこの蓄電システムを活用してるんですよね?
  • 宇津木その通りです。スマートハウスでは家庭用蓄電システムを使うんですが、すでにわたしたちは、この家庭用蓄電システムを製品化し、住宅メーカーや建材商社を通じて販売を開始しました。今後はさらに、もっと大きなもの。街まるごと1つだとか、そういう規模のものを目指していきます。
  • 三田街まるごととなると、とても大きな蓄電池が必要になりますね。あ…なるほど!
  • 川崎はい。そこで注目されるようになったのが、大型化できて、たくさんの電力を蓄えることができる、マンガン系のリチウムイオン二次電池というわけです。
  • 三田マンガン系のリチウムイオン二次電池が "大きな蓄電池"になるというわけですね。
  • 宇津木その通りです。今、わたしたちはリチウムイオン二次電池をつなぐことで、 あたかも街全体が1つの大きな蓄電池のように動作するプロジェクトを進めているんですよ。他にも蓄電システムの実現化に向けて、様々な研究開発を急ピッチで進めています。
  • 川崎正直、わたしたちも戸惑ってしまうほど、大きな期待を感じています。でも一日でも早く蓄電システムを実用化できるようみなさんのために力を尽くすつもりです。
  • 三田ぜひ頑張ってください! 本日はいいお話をありがとうございました!
  • 宇津木、川崎ありがとうございました。

まとめ

今回は、スマートハウスや電気自動車のバッテリーにも使われるようになったリチウムイオン二次電池についてお話を伺いましたが、みなさまいかがだったでしょうか?

マンガン系のリチウムイオン二次電池が電気自動車のバッテリーにも使われるようになるまでには、開発者のみなさんの大変な努力があったんですね。そして今、電力の安定供給を支える蓄電池として大きな期待がよせられているとは、驚きの連続でした。今後も目が離せませんね!

では、次回の『MiTA TV』でお会いしましょう!」

(2012年7月25日公開)

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