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NEC発見チャンネル! MiTA TV

テレビの知られざる仕組みに迫る! ~”電波塔のかなめ”地上デジタルテレビ送信機

2012年7月10日

  • 三田そういった技術力はどうやって積みあげられてきたんでしょう?
  • 日高NECにおける放送事業の始まりは、大正12年にまでさかのぼります。それから89年の歴史があるんですが、そういった中で脈々と積みあげられてきたノウハウや技術力があってこそ、今の地上デジタルテレビ送信機が作れるのだと思っています。
  • 三田始まりが大正ですか…、そんなに昔から放送事業にかかわっていたんですね。
  • 日高そうですね。ちょっと余談ですが、長い歴史があるとおもしろいことも起こるんですよ。例えば、東京スカイツリーRに設置された地上デジタルテレビ送信機は、従来のものよりも消費電力が40%以上削減されているんですが、それが可能になったのは、『ドハティ方式』というアンプを高効率化する技術の開発に成功したためです。
  • 三田はじめて応用された方式ですか?
  • 日高違うんです。調べてみると、すでにNECは、1940年代にこのドハティ方式を用いたラジオ(中波)送信機を開発していたんです。おもしろいですよね。東京スカイツリーRに置かれた最新のデジタル送信機の中に、戦前に応用されていたものと同じ方式が組み込まれているんですから。
  • 三田50年以上も前からある方式が省電力化技術に応用されているんですね。ところで、さきほどのお話で、生産に高度な技術やノウハウが必要とおっしゃっていましたが、通常、製造から納品までどのくらいの期間なのでしょうか。
  • 日高日本だと注文を受けてから打ち合わせや調査を重ね、半年から1年位かけて納入します。ところが、今は南アメリカやヨーロッパをはじめ、世界各国に地上デジタルテレビ送信機の輸出をしているのですが、地域によってはものすごい短納期を迫られることもあるんです。
  • 三田短納期って、注文を受けてからすぐ納品しなきゃいけないってことですか?
  • 日高そうなんです。例えばヨーロッパだと、注文を受けてからたった2カ月後には現地で稼働、なんてことがけっこうあるんですよ。
  • 三田日本で半年から1年かけるものを、たった2カ月で納品! そんなことできるんですか?
  • 日高日本とヨーロッパでは、お客様から求められる仕様が違いますし、打ち合わせの回数も違うんですね。ただし、それだけで"超"短納期に対応できるわけではありません。営業との情報共有や、生産管理、部品収集、ライン構築などで様々な工夫と努力を重ねて、何とか欧州競合メーカーと張り合っている状況なんですよ。現場はものすごく大変です。ですが、地上デジタルテレビ送信機ができないとデジタル放送が開始できないわけですから。生活を支えるインフラをあずかるものとして、納期は何があっても絶対に守らなければいけません。
  • 三田はい。
  • 日高実はNECの地上デジタルテレビ送信機を作る工場が福島にあって、2011年の大震災のときに被災したんですね。そのときにアキーバ社という英国の大手放送事業社から、地上デジタルテレビ送信機の注文を受けていたんです。
  • 三田ええっ! 工場が壊れてしまったら納期に間に合わせるのは難しいですよね。大丈夫だったんですか?
  • 日高震災後、水が供給されず、ガソリンも逼迫する中で、製造部門・スタッフ延べ300人が復旧にあたり、10日後に稼働を再開しました。自宅が被災している人も多くいましたし、余震も来ていましたが、それでも作業をすすめ、何とか納期に間に合わせました。それでアキーバ社から感謝状をもらいましてね。あんな地震と津波の後ですからね、おそらく向こうも本当に地上デジタルテレビ送信機が届くのかどうか心配だったんだと思います。
  • 三田あの状態で納期に間に合わせることができたなんて、すごいですね。NECが地上デジタルテレビ送信機を作れる世界数社のうちに入っているわけが、なんとなくわかったような気がします。これからも放送業界を支えていってください。本日は素敵なお話をありがとうございました。
  • 日高こちらこそ、聞いてくださって嬉しかったです。ありがとうございました。

まとめ

『地上デジタルテレビ送信機』いかがでしたでしょうか? テレビ業界にいるものとして恥ずかしいんですが、知らないことばかりで驚きました。

わたしたちが何気なく楽しんでいるテレビは、長い間積みあげられてきた高度な技術やノウハウがあってこそ見ることができるんですね。次回は、テレビ局で番組やCMがどのように管理されているのかに、迫りたいと思います。

ではまた『MiTA TV』でお会いしましょう!

東京スカイツリーRは、東武鉄道・東武タワースカイツリーの登録商標です。

(2012年7月10日公開)

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